0001Anonymous ★2021/05/06(木) 18:55:28.92ID:CAP_USER9
https://news.livedoor.com/article/detail/20138043/
大ヒット中のゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」で、一躍「時の馬」となったのはゴールドシップだろう。
「猛獣」として数々の逸話を残した競走馬のゴールドシップだが、そのエピソードがウマ娘にも活かされてゲームの中で有数の問題児に。しかしその破天荒ぶりが「ゴルシちゃん」として愛される一因にもなっている。
競走馬のゴールドシップを見てきた公営競技ライターの佐藤永記さんは、ウマ娘のゴールドシップからも目が離せなくなってしまった。競走馬の気分屋ぶりと同じように、ゲームでもトレーナー(プレイヤーの通称)が振り回される様子を佐藤さんがレポートする。
競走馬の「ゴールドシップ」はどんな馬だった?
ゴールドシップの馬券攻略には手を焼いた。
ウマ娘のゴールドシップが見せるゲームで見せる謎行動、それは史実のゴールドシップも共通している。通算28戦したなかで1番人気になること実に15回、5番人気以下になったことはなく、誰もが認める「最強馬」だったにもかかわらず、通算成績は【13-3-2-10】(1着が13回、2着が3回、3着が2回。馬券圏外の4着以下が10回という意味)。
馬券圏外になった10回の数字からだけでも、ゴールドシップは気分屋だったという関係者の話を証明しているといえよう。
ゴールドシップは後方からまくってくる追込馬だ。実際の競馬での1着割合を見ても、追込は全体の1割に満たない数しか決まらないレアな戦い方であるが、ゴールドシップの追込は直線に入って一気にぶち抜く鋭い追い込みではなく、どちらかといえばロングスパートの「捲り」ともいえる追い込みだった。最後方からレースを始め、レース後半から徐々に加速し、直線に入るころにはけっこう前のほうに進出している形だ。
ゴールドシップを「とにかく筋肉が柔らかい」と評したのは、種牡馬となった彼が所属するビッグレッドファームの総帥で、21年3月に亡くなった故・岡田繁幸氏だ。弾けるような瞬発力を生むゴリゴリのパワーではなく、長くジワジワ筋肉を使う馬、それがゴールドシップだった。
(中略)
そしてウマ娘の世界でも理解不能
記録にも記憶にも残るゴールドシップは、ウマ娘の世界でも、やはり理解不能だ。
たとえば育成3年目の夏合宿終了時にいきなりゴールドシップからクイズを出され、なにかが7個だと言う。出てくる選択肢は「合宿中に割ったスイカの数」「合宿中に拾ったセミの抜け殻の数」、どっちなのかを答えねばならない。俺は何に答えているのだろう......。
ちなみにどちらを選んでも得られるステータスはランダムなので意味はない。悩むところではないのだが、いろんな意味で悩むのである。
さらにはゴールドシップがレースを走る目的は、ウマ娘にとっての理想郷「エデン」を探すことだという。「彼女」がレースで活躍してキーワードを集めるという謎ストーリーはシナリオをクリアしても何なのかよくわからない。そして普段の会話では「将棋王を目指す」と言い出すのにアニメでは碁を打ち、トレーニング中にかかわらず雀牌を洗う洗牌をやりはじめる始末だ。
G1を勝てばドロップキックをお見舞いされ、ゲーム的に直接出る影響としては宝塚記念を連覇すると、勝ったはずなのにマイナススキル『ゲート難』を頂戴する可能性がある設定。どの面を見てもメチャクチャなのだ。気になる、気になる......なんだ、史実のゴールドシップと「わけわからん」点は一緒じゃないか!そして、気がつけば、私が一番育成を試みているのがゴールドシップになってしまったのだ。
攻略困難なのはキャラクターだけではない。ゴールドシップに固有で設定されているスキルに『不沈艦、抜錨ォッ!』というものがある。レース中間からロングスパートをかけて速度が少しずつ上がる、というものだが、このスキルの発動条件が「レース中盤時点で全体より後ろ(18人出走していた場合10人目以降)」に位置していなければいけないのだが。強すぎるとレース中に前に出てしまい、後方にならずスキルが発動しない、という問題がある。
これを発動させるために先程紹介した『ゲート難』スキルをあえて獲り、出遅れをひどくすることで確実にゴールドシップが後方になるようにするという、2015年の宝塚記念でいきなり立ち上がって出遅れ、馬券約120億円が紙屑と化した状況にわざと持ってくるというゲームならではの攻略法まで出始める始末なのだ。
以下ソースで
大ヒット中のゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」で、一躍「時の馬」となったのはゴールドシップだろう。
「猛獣」として数々の逸話を残した競走馬のゴールドシップだが、そのエピソードがウマ娘にも活かされてゲームの中で有数の問題児に。しかしその破天荒ぶりが「ゴルシちゃん」として愛される一因にもなっている。
競走馬のゴールドシップを見てきた公営競技ライターの佐藤永記さんは、ウマ娘のゴールドシップからも目が離せなくなってしまった。競走馬の気分屋ぶりと同じように、ゲームでもトレーナー(プレイヤーの通称)が振り回される様子を佐藤さんがレポートする。
競走馬の「ゴールドシップ」はどんな馬だった?
ゴールドシップの馬券攻略には手を焼いた。
ウマ娘のゴールドシップが見せるゲームで見せる謎行動、それは史実のゴールドシップも共通している。通算28戦したなかで1番人気になること実に15回、5番人気以下になったことはなく、誰もが認める「最強馬」だったにもかかわらず、通算成績は【13-3-2-10】(1着が13回、2着が3回、3着が2回。馬券圏外の4着以下が10回という意味)。
馬券圏外になった10回の数字からだけでも、ゴールドシップは気分屋だったという関係者の話を証明しているといえよう。
ゴールドシップは後方からまくってくる追込馬だ。実際の競馬での1着割合を見ても、追込は全体の1割に満たない数しか決まらないレアな戦い方であるが、ゴールドシップの追込は直線に入って一気にぶち抜く鋭い追い込みではなく、どちらかといえばロングスパートの「捲り」ともいえる追い込みだった。最後方からレースを始め、レース後半から徐々に加速し、直線に入るころにはけっこう前のほうに進出している形だ。
ゴールドシップを「とにかく筋肉が柔らかい」と評したのは、種牡馬となった彼が所属するビッグレッドファームの総帥で、21年3月に亡くなった故・岡田繁幸氏だ。弾けるような瞬発力を生むゴリゴリのパワーではなく、長くジワジワ筋肉を使う馬、それがゴールドシップだった。
(中略)
そしてウマ娘の世界でも理解不能
記録にも記憶にも残るゴールドシップは、ウマ娘の世界でも、やはり理解不能だ。
たとえば育成3年目の夏合宿終了時にいきなりゴールドシップからクイズを出され、なにかが7個だと言う。出てくる選択肢は「合宿中に割ったスイカの数」「合宿中に拾ったセミの抜け殻の数」、どっちなのかを答えねばならない。俺は何に答えているのだろう......。
ちなみにどちらを選んでも得られるステータスはランダムなので意味はない。悩むところではないのだが、いろんな意味で悩むのである。
さらにはゴールドシップがレースを走る目的は、ウマ娘にとっての理想郷「エデン」を探すことだという。「彼女」がレースで活躍してキーワードを集めるという謎ストーリーはシナリオをクリアしても何なのかよくわからない。そして普段の会話では「将棋王を目指す」と言い出すのにアニメでは碁を打ち、トレーニング中にかかわらず雀牌を洗う洗牌をやりはじめる始末だ。
G1を勝てばドロップキックをお見舞いされ、ゲーム的に直接出る影響としては宝塚記念を連覇すると、勝ったはずなのにマイナススキル『ゲート難』を頂戴する可能性がある設定。どの面を見てもメチャクチャなのだ。気になる、気になる......なんだ、史実のゴールドシップと「わけわからん」点は一緒じゃないか!そして、気がつけば、私が一番育成を試みているのがゴールドシップになってしまったのだ。
攻略困難なのはキャラクターだけではない。ゴールドシップに固有で設定されているスキルに『不沈艦、抜錨ォッ!』というものがある。レース中間からロングスパートをかけて速度が少しずつ上がる、というものだが、このスキルの発動条件が「レース中盤時点で全体より後ろ(18人出走していた場合10人目以降)」に位置していなければいけないのだが。強すぎるとレース中に前に出てしまい、後方にならずスキルが発動しない、という問題がある。
これを発動させるために先程紹介した『ゲート難』スキルをあえて獲り、出遅れをひどくすることで確実にゴールドシップが後方になるようにするという、2015年の宝塚記念でいきなり立ち上がって出遅れ、馬券約120億円が紙屑と化した状況にわざと持ってくるというゲームならではの攻略法まで出始める始末なのだ。
以下ソースで