0001首都圏の虎 ★2020/12/02(水) 08:37:38.83ID:CAP_USER9
女子ゴルフの中継局のカメラマンがラウンド中の渋野日向子(22、サントリー)の“モグモグタイム用”のお菓子を手渡していた大失態の波紋が広がっている。
事の発端は11月29日まで宮崎市で行われた女子ゴルフの年内最終戦で今季メジャー第3戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」で起きた。JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)及び日本テレビの説明によると、日本テレビの中継カメラマンが、第2ラウンド(R)と第3Rに14番ホールをプレー中の渋野にお菓子を手渡して撮影した。第2Rで、その場面を目撃していた他のカメラマンが大会競技委員らに指摘し、第2Rのホールアウト後には、大会のメディア運営担当者から中継カメラマンは注意を受けたが、第3Rも同様の行為を続けたという。JLPGAは第3Rのホールアウト後に事実を確認して厳重注意した。
JLPGAの大会事務局長は「最初は自分の耳を疑った。ありえないこと。あってはならないこと」と話し、日本テレビが中継した前週の「大王製紙エリエールレディス」でも同じカメラマンが同様の行為を行っていたことを確認したという。
プレー中の選手はホールアウトするまで自分のキャディー以外との接触は一切禁止されている。もちろん大会主催者や関係者、メディアも例外ではない。
今回でいえばお菓子と一緒に助言を書いたメモを渡すことも可能で、禁止されているアドバイスとも取られかねない行為である。しかも、コロナ禍の状況で菓子袋を介してウイルスに感染する恐れもある。アドバイス行為はなかったとはいえ、報道に携わる者としては非常識極まりない行為だった。このカメラマンは日本テレビの社員ではなく、フリーのカメラマンとして中継業務に従事し、以前から渋野とは顔なじみだったという。日本テレビの現場責任者である番組プロデューサーは「恒常的にこのようなことを行っているとは知らなかった。選手とJLPGAに謝罪しましたが、今後は二度とこのようなことが起こらないように改めて徹底したい」と陳謝した。
11月29日、日本テレビは渋野と大会を主催するJLPGAに正式に謝罪。30日の定例会見で日本テレビの小杉善信社長は、「軽率な行為により渋野選手はもとより、日本女子プロゴルフ協会、スポンサー各位、ファンにご迷惑をおかけしました」などと謝罪して再発防止を誓った。
ただ、この問題は日本テレビの謝罪だけで終わりそうにもない。
11月の「伊藤園レディス」を取材した新聞やネット媒体の複数のカメラマンは、テレビ中継を担当したテレビ朝日のスタッフが同様の行為を行っていたとも証言している。
なぜこのような規則違反が生まれるのか。トーナメントを中継するテレビ局や主催者のモラルの低さは以前から指摘されていた。渋野は、一躍、スポットライトを浴びた昨夏の全英オープン優勝の際にも、ラウンド途中にお菓子を食べてエネルギー補給&リラックスタイムとしていることが話題となり、そのお菓子がブレイクして、品切れになるほどになった。
もちろん、渋野が試合前に準備しているものだが、中継局側からすれば、その絵が撮りたいがゆえに、ゴルフという厳格なルールに守られてきた歴史と精神を甘く見ていたものと考えられる。現場を取材している側から見るとトーナメントを中継するテレビ局がゴルフという競技をバラエティー番組と同程度にしか扱っていないようにも思える。
黄金世代やプラチナ世代と呼ばれる若手の多い女子ゴルフでは、特にその傾向が強く、スポーツ報道の枠を超えた選手との距離の近さは目に余るものがあった。たとえば、ラウンド中の選手に声を掛けて、カメラに向かっての笑顔や手を振ることを求める。注目選手には、ホテルからコースへの移動に同行したり、プライベートゾーンにも、踏み込みドキュメント風に仕立てる。まるで友達感覚で接近してお菓子の差し入れなどは日常茶飯事。
今回の問題も“撮れ高”に躍起になったカメラマンのモラルや意識の低さが引き起こした問題である。
全文はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cb5637c59c1592edf534508f4467e68b77539bd
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20201202-00010001-wordleafs-000-1-view.jpg
事の発端は11月29日まで宮崎市で行われた女子ゴルフの年内最終戦で今季メジャー第3戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」で起きた。JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)及び日本テレビの説明によると、日本テレビの中継カメラマンが、第2ラウンド(R)と第3Rに14番ホールをプレー中の渋野にお菓子を手渡して撮影した。第2Rで、その場面を目撃していた他のカメラマンが大会競技委員らに指摘し、第2Rのホールアウト後には、大会のメディア運営担当者から中継カメラマンは注意を受けたが、第3Rも同様の行為を続けたという。JLPGAは第3Rのホールアウト後に事実を確認して厳重注意した。
JLPGAの大会事務局長は「最初は自分の耳を疑った。ありえないこと。あってはならないこと」と話し、日本テレビが中継した前週の「大王製紙エリエールレディス」でも同じカメラマンが同様の行為を行っていたことを確認したという。
プレー中の選手はホールアウトするまで自分のキャディー以外との接触は一切禁止されている。もちろん大会主催者や関係者、メディアも例外ではない。
今回でいえばお菓子と一緒に助言を書いたメモを渡すことも可能で、禁止されているアドバイスとも取られかねない行為である。しかも、コロナ禍の状況で菓子袋を介してウイルスに感染する恐れもある。アドバイス行為はなかったとはいえ、報道に携わる者としては非常識極まりない行為だった。このカメラマンは日本テレビの社員ではなく、フリーのカメラマンとして中継業務に従事し、以前から渋野とは顔なじみだったという。日本テレビの現場責任者である番組プロデューサーは「恒常的にこのようなことを行っているとは知らなかった。選手とJLPGAに謝罪しましたが、今後は二度とこのようなことが起こらないように改めて徹底したい」と陳謝した。
11月29日、日本テレビは渋野と大会を主催するJLPGAに正式に謝罪。30日の定例会見で日本テレビの小杉善信社長は、「軽率な行為により渋野選手はもとより、日本女子プロゴルフ協会、スポンサー各位、ファンにご迷惑をおかけしました」などと謝罪して再発防止を誓った。
ただ、この問題は日本テレビの謝罪だけで終わりそうにもない。
11月の「伊藤園レディス」を取材した新聞やネット媒体の複数のカメラマンは、テレビ中継を担当したテレビ朝日のスタッフが同様の行為を行っていたとも証言している。
なぜこのような規則違反が生まれるのか。トーナメントを中継するテレビ局や主催者のモラルの低さは以前から指摘されていた。渋野は、一躍、スポットライトを浴びた昨夏の全英オープン優勝の際にも、ラウンド途中にお菓子を食べてエネルギー補給&リラックスタイムとしていることが話題となり、そのお菓子がブレイクして、品切れになるほどになった。
もちろん、渋野が試合前に準備しているものだが、中継局側からすれば、その絵が撮りたいがゆえに、ゴルフという厳格なルールに守られてきた歴史と精神を甘く見ていたものと考えられる。現場を取材している側から見るとトーナメントを中継するテレビ局がゴルフという競技をバラエティー番組と同程度にしか扱っていないようにも思える。
黄金世代やプラチナ世代と呼ばれる若手の多い女子ゴルフでは、特にその傾向が強く、スポーツ報道の枠を超えた選手との距離の近さは目に余るものがあった。たとえば、ラウンド中の選手に声を掛けて、カメラに向かっての笑顔や手を振ることを求める。注目選手には、ホテルからコースへの移動に同行したり、プライベートゾーンにも、踏み込みドキュメント風に仕立てる。まるで友達感覚で接近してお菓子の差し入れなどは日常茶飯事。
今回の問題も“撮れ高”に躍起になったカメラマンのモラルや意識の低さが引き起こした問題である。
全文はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cb5637c59c1592edf534508f4467e68b77539bd
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20201202-00010001-wordleafs-000-1-view.jpg