0001砂漠のマスカレード ★2020/05/01(金) 08:26:14.23ID:pdfMJd5H9
旧作を流すしかない
4月期ドラマの目玉だった『半沢直樹』(TBS、日曜午後9時)や、楽しみに待つファンが多かった『ハケンの品格』(日本テレビ、水曜午後10時)が始まらない。『SUITS/スーツ2』(フジテレビ、月曜午後9時)は予定通り4月13日からスタートしたものの、20日放送の第2話以降は休止となった。理由が新型コロナ禍の影響で収録ができないからなのは説明するまでもない。
東京など7都道府県に緊急事態宣言が出た4月7日以降、各局はドラマの収録をすべてストップさせている。感染防止を第一に考えると、やむを得ない。その分、特別編や再放送が流れているのはご存知の通りだ。
フジテレビ photo by iStock
では、収録がいつ再開されるかというと、最低でも緊急事態宣言の解除後とされている。世間が自粛を強いられている中でドラマだけ撮るというのは無理だ。そもそもスタジオは密閉空間だし、共演者と距離を取るのも難しい。
となると、当初の政府方針通り、5月6日で緊急事態宣言が解けないと、『半沢直樹』『ハケンの品格』は始まらず、『SUITS/スーツ2』は休止されたままということに。コロナ禍に悩まされていない業種はないだろうが、ドラマ界も未曾有の危機を迎えている。
新作ドラマが収録できないのだから、旧作を流すしかない。TBSと日テレはそれぞれ『ノーサイド・ゲーム』『野ブタ。をプロデュース』などの特別編を放送し、フジは『グッド・ドクター』などの再放送を流している。見る側にとっては特別編と再放送に大きな違いはないかもしれないが、民放とスポンサーにとっては似て非なるものだ。
スポンサー料の不足
プライムタイム(午後7時〜同11時)の1時間ドラマに集まるスポンサー料はおよそ4000万円。そのうち約20%前後が局側の利益になるという。ところが、再放送では必要経費くらいしか局側に入ってこない。
制作費がかかっていない番組に高額のスポンサー料を支払う企業などないからだ。これが特別編となると、新作にはおよばないものの、再放送よりはスポンサー料が高くなる。
どうしてかというと、スポンサー料は次のような仕組みで決まるからである。番組中に流れるCMは大半が「タイムCM」。その番組を提供する企業のCMだ。そのタイムCMの料金は「制作費+電波費+ネット費」。つまり、制作費ゼロの再放送では、高額のスポンサー料は得られない。
一方、番組と番組の合間、あるいは番組内の特定の時間に流れる「スポットCM」の放送枠は視聴率に応じて売買される。新作、旧作は関係ないものの、こちらにも悪影響が出ている。コロナ禍が大半の企業に影を落としているためである。
https://news.livedoor.com/article/detail/18200521/
2020年5月1日 6時0分 現代ビジネス
4月期ドラマの目玉だった『半沢直樹』(TBS、日曜午後9時)や、楽しみに待つファンが多かった『ハケンの品格』(日本テレビ、水曜午後10時)が始まらない。『SUITS/スーツ2』(フジテレビ、月曜午後9時)は予定通り4月13日からスタートしたものの、20日放送の第2話以降は休止となった。理由が新型コロナ禍の影響で収録ができないからなのは説明するまでもない。
東京など7都道府県に緊急事態宣言が出た4月7日以降、各局はドラマの収録をすべてストップさせている。感染防止を第一に考えると、やむを得ない。その分、特別編や再放送が流れているのはご存知の通りだ。
フジテレビ photo by iStock
では、収録がいつ再開されるかというと、最低でも緊急事態宣言の解除後とされている。世間が自粛を強いられている中でドラマだけ撮るというのは無理だ。そもそもスタジオは密閉空間だし、共演者と距離を取るのも難しい。
となると、当初の政府方針通り、5月6日で緊急事態宣言が解けないと、『半沢直樹』『ハケンの品格』は始まらず、『SUITS/スーツ2』は休止されたままということに。コロナ禍に悩まされていない業種はないだろうが、ドラマ界も未曾有の危機を迎えている。
新作ドラマが収録できないのだから、旧作を流すしかない。TBSと日テレはそれぞれ『ノーサイド・ゲーム』『野ブタ。をプロデュース』などの特別編を放送し、フジは『グッド・ドクター』などの再放送を流している。見る側にとっては特別編と再放送に大きな違いはないかもしれないが、民放とスポンサーにとっては似て非なるものだ。
スポンサー料の不足
プライムタイム(午後7時〜同11時)の1時間ドラマに集まるスポンサー料はおよそ4000万円。そのうち約20%前後が局側の利益になるという。ところが、再放送では必要経費くらいしか局側に入ってこない。
制作費がかかっていない番組に高額のスポンサー料を支払う企業などないからだ。これが特別編となると、新作にはおよばないものの、再放送よりはスポンサー料が高くなる。
どうしてかというと、スポンサー料は次のような仕組みで決まるからである。番組中に流れるCMは大半が「タイムCM」。その番組を提供する企業のCMだ。そのタイムCMの料金は「制作費+電波費+ネット費」。つまり、制作費ゼロの再放送では、高額のスポンサー料は得られない。
一方、番組と番組の合間、あるいは番組内の特定の時間に流れる「スポットCM」の放送枠は視聴率に応じて売買される。新作、旧作は関係ないものの、こちらにも悪影響が出ている。コロナ禍が大半の企業に影を落としているためである。
https://news.livedoor.com/article/detail/18200521/
2020年5月1日 6時0分 現代ビジネス