0001鉄チーズ烏 ★2019/12/17(火) 06:13:41.67ID:GH/0ty9o9
八村塁からカワイ・レナードの名前を最初に聞いたのは、ゴンザガ大1年の春、NCAAファイナル4に進出した時だった。
試合前日の取材のためにロッカールームに行くと、八村は大会のスポンサーの『NBA2K』でビデオゲームをしていた。その時に選んでいた選手がレナードだった。
その後のインタビューで、好きな選手を聞くと、まっさきにレナードの名前がでてきた。
「NBA選手で言ったらカワイ・レナードとか好きです」と八村。
「彼は身体がデカくて手も大きいし、他のところも結構似てるんじゃないかなと思って。プレースタイルとかも。みんなからもよくカワイ・レナードって言われているので」
身体のタイプなどが似ているということで、ゴンザガのコーチたちからもお手本として真似をするようにと勧められ、八村自身も、目標としてきた選手だったのだ。
■「彼に対して自分がどれだけできるか……」
それから3年もたたないうちに、八村はレナードと同じコートに立っていた。
12月1日、開幕から18試合目のクリッパーズ戦だ。
試合開始直後からマッチアップして身体をぶつけ合った。ディフェンスではレナードの動きについていこうと必死に追いかけ、オフェンスでもディフェンス力に秀でたレナード相手に攻めた。
もちろん、すべてが成功したわけではない。手を伸ばしてシュートチェックしてもその上からジャンプシュートを決められたり、ドライブインについていけない場面もあった。それでも、何年もビデオで見て研究してきた選手と直接対戦するという経験は貴重だった。
「(レナードとの対戦は)とてもいい経験になりました。彼はフィルムでたくさん見てきた選手ですけれど、彼に対して自分がどれだけできるか見れたのはよかった。言葉では言い表せない」と八村。
■「若い頃のカワイ・レナードのようだ」
八村とレナードを比較する声は、NBA関係者の間からも聞かれる。
たとえば、ゴンザガ大時代の八村のプレーを見る機会が多かったチャウンシー・ビラップスは、6月のドラフトを前に、八村のことを「若い頃のカワイ・レナードのようだ」と評した。
ウィザーズで八村のチームメイトのアイザイア・トーマスも、こんなことを言っていた。
「ルイにはよく『君のプレーを見るとカワイ・レナードが最初にNBAに入ってきたときを思い出す』と言っているんだ。身体が大きく、手が大きく、ミッドレンジのゲームが得意だ。バスケットボールをよく理解しているところ、すごく落ち着いているところも似ている」
もっとも、そういった比較に対して「早すぎる」という声があることも事実だ。
レナードがNBAに入ってから最初の7シーズンをコーチしたサンアントニオ・スパーズのヘッドコーチ、グレッグ・ポポビッチもその1人だ。
「その比較はフェアではない。まだ過大すぎるし、早すぎる」
今シーズンからレナードをコーチするクリッパーズのヘッドコーチ、ドク・リバースも、まるでポポビッチの言葉を聞いていたかのように「早すぎる」と口を揃える。
「私が彼なら、そういう比較はしてほしくないと思うはずだ。まだ早すぎる。まずは、彼自身でいられるようにしてあげるべきだ。彼は彼自身として、すばらしい選手になるだろう。今から15年後、たぶん彼はその時でもまだプレーしているだろうけれど、その頃になれば、どんな選手なのかがわかると思う」
■「彼は一流の、すばらしい選手だ」
2人のコーチの言うことももっともだ。確かに今の八村をレナードと比較するのは時期尚早だ。身体のサイズや手の大きさ、ミッドレンジのジャンプシュートが得意で、どんな場面でも動じることなく、どちらかというと口よりもプレーで見せるタイプ、といろいろ似たところもある。
しかし、一方で、レナードが若いころから持っていたディフェンスで相手を圧倒する威圧感は、まだ八村にはない。
ポポビッチもリバースも、ルーキーの八村に対する評価は高い。彼らの言葉を聞けば、評価していないから「まだ早い」と言っているわけではないことがわかる。
ドラフト前に八村をチームのワークアウトに呼び、直接プレーを見て、話もしたというポポビッチHCは言う。
「彼は一流のすばらしい選手だ。才能があり、練習熱心。これからNBAのプレーに慣れてきたら、さらによくなっていくと思う」
>>2以降に続きます
12/16(月) 8:01配信 Number Web
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191216-00841788-number-spo&p=1
https://number.ismcdn.jp/mwimgs/0/9/-/img_0972374ceb25e772745d551276fa1200151924.jpg
試合前日の取材のためにロッカールームに行くと、八村は大会のスポンサーの『NBA2K』でビデオゲームをしていた。その時に選んでいた選手がレナードだった。
その後のインタビューで、好きな選手を聞くと、まっさきにレナードの名前がでてきた。
「NBA選手で言ったらカワイ・レナードとか好きです」と八村。
「彼は身体がデカくて手も大きいし、他のところも結構似てるんじゃないかなと思って。プレースタイルとかも。みんなからもよくカワイ・レナードって言われているので」
身体のタイプなどが似ているということで、ゴンザガのコーチたちからもお手本として真似をするようにと勧められ、八村自身も、目標としてきた選手だったのだ。
■「彼に対して自分がどれだけできるか……」
それから3年もたたないうちに、八村はレナードと同じコートに立っていた。
12月1日、開幕から18試合目のクリッパーズ戦だ。
試合開始直後からマッチアップして身体をぶつけ合った。ディフェンスではレナードの動きについていこうと必死に追いかけ、オフェンスでもディフェンス力に秀でたレナード相手に攻めた。
もちろん、すべてが成功したわけではない。手を伸ばしてシュートチェックしてもその上からジャンプシュートを決められたり、ドライブインについていけない場面もあった。それでも、何年もビデオで見て研究してきた選手と直接対戦するという経験は貴重だった。
「(レナードとの対戦は)とてもいい経験になりました。彼はフィルムでたくさん見てきた選手ですけれど、彼に対して自分がどれだけできるか見れたのはよかった。言葉では言い表せない」と八村。
■「若い頃のカワイ・レナードのようだ」
八村とレナードを比較する声は、NBA関係者の間からも聞かれる。
たとえば、ゴンザガ大時代の八村のプレーを見る機会が多かったチャウンシー・ビラップスは、6月のドラフトを前に、八村のことを「若い頃のカワイ・レナードのようだ」と評した。
ウィザーズで八村のチームメイトのアイザイア・トーマスも、こんなことを言っていた。
「ルイにはよく『君のプレーを見るとカワイ・レナードが最初にNBAに入ってきたときを思い出す』と言っているんだ。身体が大きく、手が大きく、ミッドレンジのゲームが得意だ。バスケットボールをよく理解しているところ、すごく落ち着いているところも似ている」
もっとも、そういった比較に対して「早すぎる」という声があることも事実だ。
レナードがNBAに入ってから最初の7シーズンをコーチしたサンアントニオ・スパーズのヘッドコーチ、グレッグ・ポポビッチもその1人だ。
「その比較はフェアではない。まだ過大すぎるし、早すぎる」
今シーズンからレナードをコーチするクリッパーズのヘッドコーチ、ドク・リバースも、まるでポポビッチの言葉を聞いていたかのように「早すぎる」と口を揃える。
「私が彼なら、そういう比較はしてほしくないと思うはずだ。まだ早すぎる。まずは、彼自身でいられるようにしてあげるべきだ。彼は彼自身として、すばらしい選手になるだろう。今から15年後、たぶん彼はその時でもまだプレーしているだろうけれど、その頃になれば、どんな選手なのかがわかると思う」
■「彼は一流の、すばらしい選手だ」
2人のコーチの言うことももっともだ。確かに今の八村をレナードと比較するのは時期尚早だ。身体のサイズや手の大きさ、ミッドレンジのジャンプシュートが得意で、どんな場面でも動じることなく、どちらかというと口よりもプレーで見せるタイプ、といろいろ似たところもある。
しかし、一方で、レナードが若いころから持っていたディフェンスで相手を圧倒する威圧感は、まだ八村にはない。
ポポビッチもリバースも、ルーキーの八村に対する評価は高い。彼らの言葉を聞けば、評価していないから「まだ早い」と言っているわけではないことがわかる。
ドラフト前に八村をチームのワークアウトに呼び、直接プレーを見て、話もしたというポポビッチHCは言う。
「彼は一流のすばらしい選手だ。才能があり、練習熱心。これからNBAのプレーに慣れてきたら、さらによくなっていくと思う」
>>2以降に続きます
12/16(月) 8:01配信 Number Web
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191216-00841788-number-spo&p=1
https://number.ismcdn.jp/mwimgs/0/9/-/img_0972374ceb25e772745d551276fa1200151924.jpg