0001ばーど ★2018/09/05(水) 13:19:12.66ID:CAP_USER9
四半世紀ぶりに、あの“サザエさん本”がよみがえった――。宝島社は5月、1992年に刊行されて200万部を超える大ヒットを記録した「磯野家の謎」(飛鳥新社)の26年ぶりとなる続編「磯野家の危機」を発売した。
.波平と出川哲朗は同い年
「磯野家の謎」では、国民的アニメ「サザエさん」の知られざる設定を深堀りし、「マスオの趣味は献血」「磯野家は18回も泥棒に入られた」といったトリビアを紹介していたが、新作では豆知識だけでなく、作品の舞台である1960〜70年代と現代の価値観や文化を比較し、大きく変わった点を解説している。
例えば、「作品中では波平は54歳、フネは48歳前後という設定で、芸能人の出川哲朗さんや石田ゆり子さんと同年代」といった豆知識を紹介した上で、「55歳で定年だった当時、波平の世代は“厳しいけどしょぼくれたおじさん”という印象だった。一方、現代はアクティブな中高年が増えており、当時とは立ち居振る舞いが変わっている」といったコラムを収録している。
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同書を著した「東京サザエさん学会」は1981年結成。代表を務めるのは、慶應義塾大学名誉教授(文学部)の岩松研吉郎さん(74)だ。岩松さんは1974年に同大学に着任後、国文学の研究・指導を続ける傍ら、執筆活動のほか、留学生向けの日本語講座で「サザエさん」を教材として使用し、言葉と伝統文化を伝える活動なども行ってきた。
世の中に「サザエさん」ファンは数あれど、数十年にわたって愛し続け、授業で使って、本まで出版する“筋金入りのファン”は岩松さんをおいてほかにないだろう。
そんな岩松さんに、「サザエさん」への思い、25年ぶりに筆を取った理由、磯野家の人々が年を取ったらどうなるのか――など、同作品を巡るあれこれを聞いた。
※省略
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■カツオはIT社長、ワカメは作家、タラちゃんは営業マンに向いている
――ちょっと違う角度からの質問をさせてください。大学で長年教壇に立ち、学生の進路を見守ってきた岩松先生は、いたずらっ子のカツオ、おてんばなワカメ、自由奔放なタラちゃんは、将来どんなビジネスパーソンに育つと思われますか。
岩松先生: 知っての通り、カツオは非常に人付き合いがよく、頭の回転が速いです。今はまだ少年だから、アイデアをいたずらにしか生かせていませんが、成長してビジネスに生かせるようになると化けそうです。起業してIT社長になっているかもしれません。
ワカメは「お嫁に行きたい」という夢を話すシーンがあるので、バリバリ働きたいとは思っていないようです。でも実は、作品中でワカメが詩や童謡、童話を作るなど、意外な才能を発揮する場面があります。“主婦作家”として家事をしつつ小説を書いたり、Twitterやブログを始めたりすれば人気が出そうです。
タラちゃんは人見知りせず、誰とでも仲良くできる才能があります。漫画には、ひょこひょこ出歩いて、交番の警察官に話しかける場面も出てきます。年上から好かれるタラちゃんは、企業の営業マンとして街を駆け回るのが向いていそうです。
――すでに社会に出ているマスオやノリスケは今後、どんなキャリアを歩むのでしょうか。
岩松先生: マスオは早稲田大学卒業後、化学関係か製薬関係の会社で働いており、32歳で係長になったばかりという設定です。残業はほぼしていませんが、当時は年功序列・終身雇用の時代。このままでも課長くらいにはなるでしょう。
転職や脱サラが当然になった現代にマスオがいたとしたら、将来は会社をやめて発明家になっているかもしれません。作品中には「マスオの特技は発明」という設定もあり、「自動大根おろし器」なるものを作る場面があったからです。このアイテムが売れるかどうかは分かりませんが。
ノリスケは新聞記者という設定です。勤め先は、作品が連載されていた朝日新聞がモデルの新聞社。普段は文化部に所属してのんびりと取材をしているようですが、選挙の時期になると開票速報を書く作業を手伝うシーンがあります。
最近のジャーナリストは、一定の年齢になると大学教員に鞍替えする人も多いですが、気楽に働いていて、専門知識がたまっている様子のないノリスケに教授は向かないかもしれません。ユーモアのある性格なので、記者をやめてお笑い芸人になったほうがよさそうですね。
以下全文はソース先で
9/5(水) 7:00
ITmedia ビジネスオンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180905-00000020-zdn_mkt-bus_all&p=1
.波平と出川哲朗は同い年
「磯野家の謎」では、国民的アニメ「サザエさん」の知られざる設定を深堀りし、「マスオの趣味は献血」「磯野家は18回も泥棒に入られた」といったトリビアを紹介していたが、新作では豆知識だけでなく、作品の舞台である1960〜70年代と現代の価値観や文化を比較し、大きく変わった点を解説している。
例えば、「作品中では波平は54歳、フネは48歳前後という設定で、芸能人の出川哲朗さんや石田ゆり子さんと同年代」といった豆知識を紹介した上で、「55歳で定年だった当時、波平の世代は“厳しいけどしょぼくれたおじさん”という印象だった。一方、現代はアクティブな中高年が増えており、当時とは立ち居振る舞いが変わっている」といったコラムを収録している。
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同書を著した「東京サザエさん学会」は1981年結成。代表を務めるのは、慶應義塾大学名誉教授(文学部)の岩松研吉郎さん(74)だ。岩松さんは1974年に同大学に着任後、国文学の研究・指導を続ける傍ら、執筆活動のほか、留学生向けの日本語講座で「サザエさん」を教材として使用し、言葉と伝統文化を伝える活動なども行ってきた。
世の中に「サザエさん」ファンは数あれど、数十年にわたって愛し続け、授業で使って、本まで出版する“筋金入りのファン”は岩松さんをおいてほかにないだろう。
そんな岩松さんに、「サザエさん」への思い、25年ぶりに筆を取った理由、磯野家の人々が年を取ったらどうなるのか――など、同作品を巡るあれこれを聞いた。
※省略
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■カツオはIT社長、ワカメは作家、タラちゃんは営業マンに向いている
――ちょっと違う角度からの質問をさせてください。大学で長年教壇に立ち、学生の進路を見守ってきた岩松先生は、いたずらっ子のカツオ、おてんばなワカメ、自由奔放なタラちゃんは、将来どんなビジネスパーソンに育つと思われますか。
岩松先生: 知っての通り、カツオは非常に人付き合いがよく、頭の回転が速いです。今はまだ少年だから、アイデアをいたずらにしか生かせていませんが、成長してビジネスに生かせるようになると化けそうです。起業してIT社長になっているかもしれません。
ワカメは「お嫁に行きたい」という夢を話すシーンがあるので、バリバリ働きたいとは思っていないようです。でも実は、作品中でワカメが詩や童謡、童話を作るなど、意外な才能を発揮する場面があります。“主婦作家”として家事をしつつ小説を書いたり、Twitterやブログを始めたりすれば人気が出そうです。
タラちゃんは人見知りせず、誰とでも仲良くできる才能があります。漫画には、ひょこひょこ出歩いて、交番の警察官に話しかける場面も出てきます。年上から好かれるタラちゃんは、企業の営業マンとして街を駆け回るのが向いていそうです。
――すでに社会に出ているマスオやノリスケは今後、どんなキャリアを歩むのでしょうか。
岩松先生: マスオは早稲田大学卒業後、化学関係か製薬関係の会社で働いており、32歳で係長になったばかりという設定です。残業はほぼしていませんが、当時は年功序列・終身雇用の時代。このままでも課長くらいにはなるでしょう。
転職や脱サラが当然になった現代にマスオがいたとしたら、将来は会社をやめて発明家になっているかもしれません。作品中には「マスオの特技は発明」という設定もあり、「自動大根おろし器」なるものを作る場面があったからです。このアイテムが売れるかどうかは分かりませんが。
ノリスケは新聞記者という設定です。勤め先は、作品が連載されていた朝日新聞がモデルの新聞社。普段は文化部に所属してのんびりと取材をしているようですが、選挙の時期になると開票速報を書く作業を手伝うシーンがあります。
最近のジャーナリストは、一定の年齢になると大学教員に鞍替えする人も多いですが、気楽に働いていて、専門知識がたまっている様子のないノリスケに教授は向かないかもしれません。ユーモアのある性格なので、記者をやめてお笑い芸人になったほうがよさそうですね。
以下全文はソース先で
9/5(水) 7:00
ITmedia ビジネスオンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180905-00000020-zdn_mkt-bus_all&p=1