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ろてりはつかこより抜ける
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0019非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:40:13.670
おや?
おっさんの言葉ではなく、なにか別の、違和感があった気がした。
正面から顔を見ると、頬は肉がタブついていて、はみ出した鼻毛と相まってだらしない印象だった。
しかしどこか愛嬌のある顔立ちだ。
そのどこに違和感があったのだろう。
まあ、いいや。
アルコールがいい感じに脳みそを痺れさせている。
「周りのビルより高い場所だ。そんなところに道なんてあるわけがない。そう思うだろ。
 でもなあ、そうじゃあないんだ。あの道はな……」
「北の通りの、高層ビルからでしょう」
おっさんは驚いた顔をした。
「おおよぅ。わかってんじゃねえか兄ちゃん」
そうなのだ。
この東西の通りに面したビルは高くとも四,五階だ。
しかし離れた通りのビルにはもっと高いものがある。
その北の通りに面した高層ビルから伸びているのだ。その空の道は。
酔いにかき回された頭が、ようやくそんな単純な答えにたどり着いていた。
0021非通知さん@アプリ起動中 (ササクッテロル)
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2018/08/10(金) 19:40:23.20p
XBOOKS 白石数

ろてり(ぬきどころ)
3,296回 3,089回 2,989回 2,676回 2,024回 1,998回 1,362回 1,348回 1,180回 927回

つかこ
54,722回 31,159回 20,092回 14,543回 14,461回 12,666回 11,879回 11,828回 10,879回 9,972回

藤ます
50,007回 20,475回 18,844回 17,989回 17,817回 17,022回 16,370回 13,494回 12,820回 12,669回

朝凪
36,507回 17,805回 12,934回 12,104回 11,740回 11,020回 9,890回 9,444回 9,078回 7,270回

なぱた
145,248回 66,196回 54,239回 40,139回 36,438回 35,737回 33,505回 32932回 32,604回 31,045回
0025非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:40:30.440
そしてもっと南の通りにも高いビルがある。
そこまで伸びているのか。あるいは、そのまま人の世界ではない、虚空へと伸びていく道なのか。
「霊道なんでしょう」
負けじと顔をおっさんの鼻先に突き出す。しかしおっさんは、にやりと笑うと「違うねえ」と言った。
「本当に道があるんだよ。いいからついてきな。
 知ってるやつじゃなきゃ絶対に分からない、あそこへ行く道が、一本だけあるんだ」
そしてまた頼りない足取りで繁華街を進んでいく。
なんだこのおっさんは。意味がわからない。しかしなんだか楽しくなってきた。
「さあ、こっちだ」
おっさんは三叉路で南に折れようとした。
「ちょっとちょっと、北の通りでしょ。そっちは南」
たぶん目的地は北の大通りの、屋上でビアガーデンをやっているビルだ。方向が違う。
しかしおっさんは不敵な笑みを浮かべて人差し指を左右に振った。
「北に向かうのに、そのまま北へ向かうってぇ常識的な発想が、この道を見えなくしてんだよ」
0033非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:41:05.130
そんなことを言いながらふらふらと南の筋に入り、
やがてその通りにあったビルとビルの隙間の細い路地へ身体をねじ込み始めた。
太り気味の身体にはいかにも窮屈そうだった。
だめだ。酔っ払いすぎだ、これは。
「いいから、ついてこい。
 世界は折り重なってんだ。
 同じ道に立っていても、どこからどうやってそこへたどり着いたかで、
 まったく違う、別の道の先が開けるってこともあるんだ」
うおおおおおおおおお。
そんなことを勢い良くわめきながら、おっさんは雑居ビルの狭間へ消えていった。
なんだか心魅かれるものがあった僕も、酒の勢いを駆ってついていく。
それから僕とおっさんは、
廃工場の敷地の中を通ったり、
古いアパートの階段を上って、二階の通路を通ってから反対側の階段から降りたり、
居酒屋に入ったかと思うと、なにも注文せずにそのまま奥のトイレの窓から抜け出したりと、
無茶苦茶なルートを進みながら、少しずつまた北へ向かい始めた。
ますます楽しくなってきた。街のネオンがキラキラと輝いて、すべてが夢の中にいるようだった。
0056非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:42:19.670
ろてりが売れたのってもしかして俺達のおかげ?
0066非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:42:46.480
気がつくと、また最初の幸町の東西の通りに戻っていた。随分と遠回りしたものだ。
「どうやって知ったんですか、この空への道」
「ああん?」
先を歩くおっさんの背中に問い掛ける。
「おれも、教えてもらったのよ」
「誰から」
「知らねえよ。酔っ払った、別の誰かさぁ」
おっさんも別の酔っ払いから聞いたわけだ。その酔っ払いも別の酔っ払いから聞いたに違いない。空を歩く道を!
その連鎖の中に僕も取りこまれたってわけだ。光栄だなあ。
僕も空を歩くことができたら、今度は師匠にもその道を教えてやろう。
そんなことを考えてほくそ笑んでいると、おっさんは薄汚れた雑居ビルの階段をよっちらよっちらと上り始めた。
ほとんどテナントが入っていない、古い建物だった。
0077非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:43:10.040
まだ入れてないやつは3年生チームに入れろ!!


ろんろんのオタライフ@グラブル@RonRon_Blog 4 時間4 時間前
出先で記事書けないのでここに書きます

◆サプチケ → 3凸でマウントがつくフレイがおすすめ(上限突破、TAアップなども強い)

◆ラブライブの投票 → 3年生が群を抜いて強いです。マウント持ち、両面デバフ持ち、奥義で全体属性バフ付与、銃得意とアグニス理想編成にも入りうるガチ性能です…

あまり知られてなさそうなので補完
3年生チームは素殴り性能がかなり高いので最終エッセルより余裕で強いです。
さらにアグニスが喉から手が出るほど欲しい奥義で属性バフを唯一付与できるキャラです。
これによって長い間マグナ以下と言われていましたが、無課金両面アグニス > マグナもありえます
0078非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:43:10.340
つかこ
コミカライズを担当
ラノベのイラストを担当
快楽天で連載
エロ漫画の売上年間2位
壁サークル
平安神宮の施設のキャラをデザイン
京都サンガの企画で絵を担当

ろてり
無職
同人の売上22冊


互角の戦いだな?
0081非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:43:14.270
最上階である四階のフロアまで上がると、奥へ伸びる通路を汚らしいソファーやらなにかの廃材などが塞いでいた。
「おい、通れねえぞ」
おっさんがわめいて僕に顎をしゃくって見せるので、仕方なく力仕事を買って出て、障害物を取り除いた。
また気分よくおっさんは鼻歌をうたいながら通路を進む。
やけに長い通路だった。さっきの東西の通りから、一本奥の通りまでぶち抜いているビルなのかも知れない。
その鼻歌は何か、酒に関する歌だった。
どこかで聞いたことはあるが、世代の古い歌だったので、タイトルまでは思い出せなかった。
なんだっけ?
酒の、酒が、酒と。
そんなことを考えていると、ふいに、頭に電流が走ったような衝撃があった。
あ。
そうか。
違和感の正体が分かった。
急に立ち止まった僕に、おっさんは振り返ると「どうした、にいちゃん」と声をかけてくる。
そうか。あの時感じた違和感。おっさんが僕に顔を近づけて、『あそこには目に見えない道がある』と言ったときの。
あれは……
足が震え出した。そしてアルコールが頭から急に抜け始める。
0089非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:43:30.660
「どうしたぁ。先に行っちまうぞ」
その暗い通路は左右を安っぽいモルタル壁に囲まれ、遠くの非常灯の緑色の明かりだけがうっすらと闇を照らしていた。
おっさんはじりじりとして、一歩進んで振り返り、二歩進んで振り返り、という動きしている。
僕はアルコールが抜けていくごとに体温も奪われていくのか、猛烈な寒気に襲われていた。
そうだ。
おっさんは、息がかかるほど顔を突き出したのに、酒の匂いがしなかった。
あの赤ら顔で、千鳥足で、バーから出てきたばかりなのに。そのバーに、そもそもあのおっさんはいなかった。
今日ハシゴした他の店にも。
客からあの話を訊くことも目的だったので、すべての店でどんな客がいるか観察していたはずなのだ。
なのに、おっさんは僕が空を歩く男の話を訊いて回っていたことを知っていた。
まるで目に見えない客として、あのいずれかのバーにいたかのように。
0099非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:44:03.000
「どうした」
声が変わっていた。
おっさんは冷え切ったような声色で、「きなさい」と囁いた。
ガタガタ震えながら、首を左右に振る。
通路の暗闇の奥で、おっさんの顔だけが浮かんで見える。
沈黙があった。
そうか。
小さな声がすうっと空気に溶けていき、その顔がこちらを向いたまま暗闇の奥へと消えていった。

それからどれくらいの時間が経ったのか分からない。
金縛りにあったかのようにその場で動けなかった僕も、外から若者の叫び声が聞こえた瞬間に、ハッと我に返った。
酔っ払った仲間がゲロを吐いたという意味の、囃し立てるような声だった。
僕は気配の消えた通路の奥に目を凝らす。
そのとき、頬に触れるかすかな風に気がついた。その空気の流れは前方からきていた。
三メートルほど進むと、その先には通路の床がなかった。
一メートルほどの断絶があり、その先からまた通路が伸びていた。
0102非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:44:13.700
前に「親子丼3万円!」ってコースがあったから入ったことがある。
18歳と36歳の母娘なんてのを期待してたんだが、50歳近いババアが出て来た。なんとかギリセーフだったからさっさと一戦終わらせて、娘で口直ししようと思ってたら
ババアが奥に向かって「交代よ〜、お母さん」って呼びやがって悶絶したw
0113非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:44:42.210
ビルとビルの隙間に狭い路地があった。長く感じた通路は、一つのビルではなく二つのビルから出来ていた。
崖になっている通路の先端には、手すりのようなものの跡があったが、壊されて原型を留めていなかった。
向こう側の通路の先も同じような状態だった。
知らずに手探りのまま足を踏み出していれば、この下の路地へ落下していただろう。四階の高さから。
生唾を飲み込む。
最後に「きなさい」と言ったおっさんの顔は、あの断絶の向こう側にあった。
そうか。僕は導かれていたのだ。折り重なった、異なる世界へ。
ビルとビルの狭間へ転落する僕。
そして別の僕は、自分が死んだことにも気づかず、そのまま通路を通り抜け、
導かれるままに秘密の道を潜り、あの空への道へと至るのだ。
高層ビルの屋上から、足を踏み出し……
そこは壮観な世界だろう。
遥か足元にはネオンの群れ。大小の雑居ビルのさらに上を通り、酔客たちの歩く頭上を気分良く歩いて進む。
0122非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:45:02.100
夜の闇の中に、目に見えない一筋の道がある。それは折り重なった別の世界の住民だけにたどることの出来る道なのだ。
はあ。
闇の中に冷たい息を吐いた。
僕はビルの階段を降り、通行人の減り始めた通りに立った。
もう夜の底にわだかまった熱気が消えていく時間。人々がそれぞれの家へ足を向け、ねぐらへと帰る時間だ。
遠くで二度三度と勢いをつけながらシャッターを閉めている音が聞こえる。
そして僕は振り仰いだ星の見えない夜空に、空を歩く男の影を見た。

「殺す気だったんですか」
師匠にそう問い掛けた。
そうとしか思えなかった。師匠はすべて知っていたはずなのだ。かつての死者が新しい死者を呼ぶ、空へ続く道の真相を。
いくらなんでも酷い。
そう憤って詰め寄ったが、そ知らぬ顔で「まあそう怒るな」と返された。
「まあ、ちゃんと見たんだから合格だよ。優良可でいうなら、良をあげよう」
なんだ偉そうにこの人は。ムカッとして思わず睨むと、逆に寒気のするような眼に射すくめられた。
「じゃあ、優はなんだっていうんですか」
僕がなんとか言い返すと、師匠は暗い、光を失ったような瞳をこちらに向けて、ぼそりと囁く。
「わたしは、空を歩いたよ」
そして両手を、両手を羽ばたくように広げて見せた。
うそでしょう。そんな言葉を口の中で転がす。
「臨死体験でもしたって言うんですか」
僕が訊くと、師匠は「どうかな」と言って笑った。
0136非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:46:07.820
【グランブルーファンタジー】CM 「グラブルの夏 2018ver.」浴衣篇
視聴回数 82,876 回

サーヴァント・サマー・フェスティバル! 告知CM
視聴回数 1,486,982 回

これもう勝てるわけねえじゃん
0184非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:48:37.900
『M.C.D.』

師匠から聞いた話だ。

大学一回生の夏だった。
午前中の講義が終わり、大学構内の喫茶店の前を通りがかった時、
僕のオカルト道の師匠が一人でテーブル席に陣取り、なにやら難しい顔をしているのが目に入った。
「なにを見てるんですか」
近づいて話しかけると、手にした紙切れを天井の蛍光灯にかざして見上げるような仕草をする。
「どうしようかと思ってな」
つられて僕も姿勢を低くして下から覗き込むと、どうやらなにかのチケットのようだ。
横を向いた髑髏のマークが全面に描かれている。
「M.C.D.……?」
髑髏の中にそんな文字が見えた。
師匠が口を開く。
「『モーター・サイクル・ダイアリーズ』だってよ。アマチュアバンドだよ」
地元バンドのライブチケットか。
師匠がそんなものを持っているのは意外な気がした。
「もらったんだ」
そう言ってチケットをひらひらさせる。
「行こうかどうしようか迷っててな」
「知り合いでもいるんですか」
そう訊ねると、「ああ」と言ってチケットを睨んでいる。
そのバンドのメンバーからもらったもののようだった。
0191非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:48:58.820
@****
コミケ1日目、グラブル島がダミースペースばっかりだったって話するか???

@****
東のFGO島のクソさwww
西のグラブル島まったり見れて平和過ぎる…

@****
グラブル島の人気のなさやばない?大丈夫?みんなグラブルから逃げてない?

@****
グラブル島平和すぎて泣いた

@****
グラブル島余裕で草

@****
グラブル島とかいう無人島

@****
グラブル島人いなさすぎて草

@****
グラブル島ゆったり見れて回れて最高だなー笑
0200非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:49:17.050
ライブ自体にはあまり興味がなさそうで、もらった手前、義理で行くべきかどうか迷っている、というところか。
「何系のバンドなんですか」
髑髏の絵でなんとなく想像はついたが、一応訊いてみると「パンク」という答えが返ってきた。
なるほど。
「前に聴きに行った時は、もうなんていうかシッチャカメッチャカになってな。
 なんていうんだ、あれ。おしくら饅頭みたいな」
モッシュか。
僕もほとんどライブなどには行かないので良く知らないのだが、
客がノリノリで暴れまわるようなライブハウスだとそんなことが起こるらしい。

「あれで懲りたんだよな」
かなりハードなバンドのようだ。
チケットを手にとって良く見せてもらったが、ライブは今日の十九時スタートとなっている。もう当日ではないか。
しかしその日時よりも、会場となっているライブハウスの名前を見て、僕はなにか引っかかるものを感じた。
行ったことはないのだが、最近その名前をどこかで耳にしたような気がするのだ。
「どうかしたのか」
しばらくチケットとにらめっこをしていると、ようやく思い出した。
「あ、ここ、あれですよ。最近幽霊が出るって噂のライブハウスですよ」
「なに?」
師匠の目が急に輝き始めた。
「研究室の先輩が言ってたんですけど、マジで出るらしいです」
そう言った途端に、師匠がひったくるように僕からチケットを取り返した。
0217非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
垢版 |
2018/08/10(金) 19:50:02.450
「じゃあ、そう言うことで」
そしてそのまま席を立とうとした。
「ちょっと待ってくださいよ。行くんですか」
「行く」
「聴きに?」
「見に」
やっぱり。
師匠は俄然やる気が出たというように大袈裟に腕を回しながら、
「ようし。おしくら饅頭用の服に着替えてこないとな」と言った。
ことお化けが絡むと本当にイキイキとしてくるから不思議なものだ。
「僕も一緒に行って良いですか」
「いいけど、チケット一枚しかないよ」
チケットには前売り千二百円、当日千五百円と書いてあった。
プロのアーティストのコンサートに比べれば安いものだ。
「自分で出しますから」
「そうか。御主もスキモノよの」
師匠は上機嫌で集合時間を決めて、「遅れんなよ」と言った。
0222非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
垢版 |
2018/08/10(金) 19:50:22.320
陽が落ち始めた路上で、僕はライブハウスの外観をぼんやりと見ていた。
入り口のあたりには、ライブ情報などのポスター類が所狭しと張り出され、
何度も剥がしたような跡がそこかしこに汚らしく残っていて、
けっして悪い意味ではなくなかなか雰囲気のある趣だった。
さっきまで路上にたむろしていた大勢の若者たちが、
十八時三十分のオープンと同時にその箱の中に次々と吸い込まれて行き、
そんなに沢山入れるのかと心配になった。
時計を見ると、あと十分で開演だ。あんなことを言っていた師匠の方が遅刻しているじゃないか。
満員で入れなくなったらどうしてくれるんだろう。
対バンではなくワンマンライブだという時点で、そこそこ人気のあるバンドなんだろうとは想像できたが、
こんなに客がいるとは思わなかった。
0234非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
垢版 |
2018/08/10(金) 19:51:08.080
結局、師匠がライブハウスの前に姿を現したのは、開演五分前になってからだった。
何故か手にはわたあめを握っている。
「どこでそんなもの買ったんですか」
「うん」
答えになっていないが、とにかくわたあめを食べ終わり、割り箸を入り口のそばの灰皿兼ゴミ箱に投げ込んで、
「じゃあ行くぞ」と言う。
なんてマイペースな人だ。尊敬してしまう。
ドアの中に入ると、なんとも言えない喧騒が耳に飛び込んできた。
ああ、ライブハウスだなあ、という至極当たり前の感想が浮かぶ。
師匠が受付でチケットを渡すと、ドリンク代が別に五百円かかると言われ、
「込みじゃないのか」とごねたがダメだったようだ。
しぶしぶといった様子で五百円玉を出し、ドリンクチケットを受け取った。
僕の方は当日券とドリンク代で合計二千円を支払った。映画を観に行くことを思えばこんなものか、という気もする。
受付のすぐそばで物販をやっており、『M.C.D.』のロゴが入ったTシャツが売られていた。
こういう物販は、もっとメジャーなアーティストがライブをする時に売っているものだと思っていた。
地元のアマチュアバンドのはずのなのに、自分たちで作ったのだろうか。
「おい、もう始まるぞ」
師匠はさっそくドリンクカウンターで交換したビールを片手に、会場の方へ向かおうとしていた。
0240非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:51:28.680
しかし会場内はあまり広くなく、客でごった返しており、
飲み物を手にした状態であの中へ入って行くのは危険な感じがした。
カウンターの中の人に訊くと、ライブ終了後でもドリンクは交換できるというので、
僕はとりあえず後にして師匠を追った。
ライブハウスなので当然オールスタンディングだったが、
前の方は特に人口密集地帯となっており、今からあそこへ潜り込むのは至難の業のようだった。
「前回はかなり前の方に並んでたから、人の波に乗って最前列に行ったんだよ。
 そのせいでおしくら饅頭に巻き込まれたんだ。だから今日は後ろの方でいいや」
師匠がそう言った時、会場内の照明が落ちた。と同時に、一斉に大きな歓声が上がった。
バンドのメンバーが登場したのだ。
背の高い長髪の男が、歩きながらライトを浴びてにこやかに客席に手を振っている。
他のメンバーもその後について袖から現れたが、揃ってフレンドリーさの欠片もない殺伐とした雰囲気をまとっていた。
「あのロンゲがボーカルだ」
いかにもそんな感じだ。
なかなか男前なのだが、笑顔の下の切れ長の目はどこか冷たく、すべてを見下しているような、そんな印象を受けた。
0242非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:51:42.970
ヤバそうなバンドだ。
直感でそう思った。
客層もコアな感じで、ごついピアスをしていたり、髪がツンツン立っていたり、
鋲打ちのライダージャケットに、下はチェーンをジャラジャラ巻いたパンツといういでたちだったりと、
やはりパンクファッションをしている人が多かった。
そんな中にちらほら高校生らしい制服姿が混ざっている。
「どのメンバーが知り合いなんですか」
僕が横に向いて訊ねると、
師匠は誰かにぶつかられて服の胸のあたりに撒けてしまったビールを、
「マジか、くそ」とハンカチで拭いているところだった。
「強姦殺人前科一犯って感じのやつだよ」
俯いて服をこすりながら、前を見もせずにそういう返事が返ってきた。
強姦殺人前科一犯か……
「全員やってそうなんですけど」
ボーカルの他も、みんな危険な香りが漂っていた。
0248非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:52:01.110
まずギターがスキンヘッドの男で、その深く刻まれた眉間の皺はとても堅気の人には見えなかったし、
ベースは顔のほぼ下半分を覆う白いマスクをしている痩せた男。
メイクなのかも知れないが、彼には目の辺りに物凄いくまがあり、病的な感じを受けた。
そしてドラムは鋭い目つきをした筋肉質の大男で、何故か最初から上半身裸だった。
首筋に龍のような模様のタトゥーをしている。
その彼らに対して、集団ヒステリーのような歓声がひたすらぶつけられている。異様な雰囲気だ。
「かなり久しぶりのライブらしい。このあたりじゃ伝説のパンクバンドらしいぞ」
師匠の耳打ちに返事をしようとするが、あまりの喧騒にかなり顔を近づけないと聞えそうになかった。
「仕事なんかしてなさそうなのに、どうして活動してなかったんですか」
「あのボーカルとベースが、交互に警察のご厄介になってたらしい」
警察……
急に身の危険を感じた。この閉鎖空間に満ちる興奮状態に、逆に腹の底が冷えていくような感覚がある。
「ボーカルのロンゲは喧嘩っぱやいヤツらしいから、傷害だったかな。
0251非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:52:16.320
ベースのテロリストみたいなマスク野郎はクスリだ」
今日もキメて来てるんじゃないか?そんな目つきだ。
「あと、ドラムの放浪癖。この三人のせいで、ほんとにたまにしか活動できてないっぽい」
「ギターの人は?」
「あのハゲは良い人らしいぞ」
このメンバーの中で良い人ポジションということは、その分相当に苦労しているのだろう。
そう言われてみると眉間の皺は、ヤクザのような凄みというよりは哀愁を漂わせているような気がしてくる。

メンバーが全員配置につくと、MCなしでさっそく曲に入った。
いきなり目が覚めるような乱れ打ちドラムソロから入り、ボーカルのシャウトと同時にギターが吼えた。
そして割れるような歓声。
歌は英語だ。知らない曲だったので、オリジナルなのかコピーなのかは分からない。
観客は前方に殺到し、みんな身を乗り出して、異様な興奮状態だ。
ステージとの間の鉄柵から、無数の手が空間を掴もうとするかのように伸ばされている。
0253非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:52:37.150
僕らは人口密度の低い会場の一番後ろの方にいたのに、それでも周囲で飛び跳ねている人たちに何度も足を踏まれた。
そのテンションバーストについていけないと、この場から逃げ出したくなってくる。
わけの分からないうちに一曲目が終わり、すぐに二曲目が始まった。
突き刺さるような激しいギターリフにボーカルの扇情的な声が乗っかり、
それに反応した人々とホール全体が、ぐわんぐわんとタテに揺れているような錯覚に陥る。
ステージの前はすでにモッシュ状態だ。
歓喜の悲鳴なのか、押されて鉄柵に挟まれ痛くて上げている悲鳴なのか分からないが。
男も女も両手を振り乱して喚いている。
「え?」
その押し合い跳び跳ね回っている連中のあいだに、僕はふと違和感のあるものを見た。
顔だ。顔が見えた。
熱狂の狭間に張り付いた氷のようなもの。
激しく動いている人々の背中と背中の間に、ほんの一瞬こちらを向いている顔を見たのだ。
それは最前列付近にいるのに、ステージに背を向ける格好で顔をこちらに向けていた。
0259非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:53:17.560
蒼白く、そしてとても冷たい目をしているような気がした。
隣の師匠の肘をつつく。
なんだか嫌な感じがした。
「分かってる」
師匠は短くそう言うと、ビールを飲み干して紙カップを握りつぶした。そして躊躇なく前へ行こうとする。
しかし、前方には人の壁が出来ており、そこへ身体をねじ込んでいくのは至難の業だ。
僕も後に続いたが、肘打ちの嵐の中でもみくちゃにされちっとも進めない。
割り込みを怒鳴られ、師匠が負けじと怒鳴り返す。
足を何度も踏まれた。爪先が痛い。親指の爪が割れたかも知れない。
瞬間、ぞくりとした。耳になにか違和感のあるものが入ってきた。
歌だ。
二曲目も英語の歌だったが、ボーカルの透き通った声に被るように別の歌が聴こえた。
周囲の観客も曲に合わせて歌っているが、そんな声とは全く違う。
ホールのスピーカーを通した声だ。ボーカルの歌と同じ地平の。
何小節か後でまた聴こえた。明らかに今のボーカルとは別の声だ。
それに少し遅れる形で、ざわっという驚きのような衝動が前方から順に流れてくる。
混線?
0270非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:53:46.240
いや、違う。違うと思う。あまりに鮮明な音だからだ。
ダーク……
ざわめきの中にそんな悲鳴が聞こえる。のけぞって耳を塞いでいる人もいた。
ダーク。
すぐ隣の人が呻いた。
なんだ、いったい。
僕は師匠の方を見た。
周囲のタテ乗りが凍りついたように止まり、その人の壁に身体を半分挟まれたまま身動き出来なくなっているようだ。
ステージの方に目をやると、ボーカルがきょとんとした顔をしてマイクを口から離した。
その瞬間、ぞわっとするような得体の知れない声がホール中に響いた。
日本語だった。今度は音が割れ、内容はよく聞き取れなかった。
恐慌が起ころうとしていた。それだけは分かる。
恐怖に腹の底が冷えた。辺り一面から悲鳴が上がる。わけの分からないままとっさにその場を引こうとする。
同じようになにが起こっているのか分からないらしい女性が、隣の連れらしい男の袖を引いている。
その男は両手を突き出して喚いた。
その男や他の周囲の人間の悲鳴を解読すると、その内容はこうだ。
レベルダークのボーカルの声が聴こえる。
数ヶ月前に泥酔して自動車を運転し、事故を起こして死んだはずの男の声が……
レベルダークというバンドはこのライブハウスのかつての常連で、M.C.D.とも何度か対バンをしていたらしい。
だが、確かにそのボーカルは死に、とっくに解散してしまっていると言うのだ。
0282非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:54:40.570
いつの間にか曲は止まっている。ステージの上のメンバーたちは戸惑ったように自分たちの周りを見回している。
また聴こえた。
マイクは驚いたボーカルの手から床に落ちている。なのに歌が聴こえる。
悲鳴が連鎖していく。
まずい。
背筋に冷たいものが走る。この状態でパニックになれば無事では済まない。
師匠の服の背中のあたりを掴んで、挟まれた人の壁から引き抜こうとする。早く逃げないと危険だ。
焦って指先から布地が抜ける。また掴もうとする。
その時だ。
ドラムセットに座っていた男が急に立ち上がり、ステージから飛び降りた。
凄い形相で、最前列にいた観客に向かってなにごとか叫ぶ。その剣幕にたじろいでその周辺の人壁が割れた。
ドラムの男は鉄柵を越え、そこへ飛び込んでいった。
そして人々の群を掻き分けながら斜めに進み、壁際にたどり着いた。僕から見て右手前方だ。
その壁際に張り付くように、一人の男性の姿があった。その横顔には見覚えがあった。
二曲目の冒頭、あの違和感を感じた時の顔。一人だけステージではなく客席の方を向いていたあの蒼白い顔だ。
その顔が一瞬、怯えたように歪む。
しかし次の瞬間、その顔があった場所に黒い突風のようなものが叩きつけられた。
破壊的な音がして、天井の照明が揺れた。
0290非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:54:58.600
ドラムの男が殴ったのだ。蒼白い顔を。いや、殴ったのは壁だ。顔は消えている。
消えた?
壁際にいた人間が一人、消えてしまった。
いや、人間ではなかったのか。
立ち尽くす僕の目の前で、人の群が逆流を始めた。われ先にとみんな出口へ向かって逃げて行く。
その中でもみくちゃにされながら、僕はなんとかその場に留まろうとする。
なにが起こったのか。それが知りたくて。

嵐のような時間が過ぎ、気がつくと僕の目の前には師匠の背中があった。
もう人の壁はない。
師匠はゆっくりと前方の壁際に進む。
「夏雄」
そう呼びかけながら。
ドラムの男は自分の右拳を見つめている。拳の先から肘の辺りまで血が滴っている。
壁にはその破壊の痕跡として大きな穴が残されている。凄まじい光景だった。
男は拳から目を離し、師匠を見てにやりと笑う。
見上げるような長身だ。
シャツ一枚身に着けていない上半身には鍛え抜かれた筋肉が張り付いて、蒸気のような汗が立ち上っている。
そいつが師匠にチケットを渡した男だ。それが分かった。
心臓が冷たく高ぶる。どうしようもなく。
こいつに、勝たなくてはならない。
僕にはそれが分かったのだった。
0337非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:58:15.800
『テレビ』

師匠から聞いた話だ。

大学一回生の夏だった
オカルト道の師匠であるところの加奈子さんが、人からもらったという大量のそうめんを処分しようと、
「第一回大そうめん祭り」と称して僕を呼びつけた。
痛むようなものでもないし、そんなに焦って食べなくてもいいのに、と思っていたのだが、
実際に山と積まれたその袋の量を見て「あ、無理だ」と思った。
師匠の住むボロアパートの一室で、次々と茹でられていくそうめん。
最初は「うまいうまい」と喜んで食べていたのが、「一日中食べまくろうぜ」という楽しいコンセプトには意外な欠陥があり、
二十分も経ったころにはギブアップ宣言が出かかっていた。
「腹が張りました」
一応言ってみたが、祭りの実行委員の判断は続行だった。
それからはテレビを見ながら食べては休み、食べては休みという行為をだらだらと繰り返していた。
「小島、もっと食え」
「中島です」
いつも師匠に食べ物をたかりに来ている隣の部屋の住人も呼ばれていたのだが、
さすがにそうめんばかり食べ続けるのにはげんなりしてきたようで、箸が止まりがちになっている。
「固いものが食いたい」
僕がぼそりと口にした言葉に、二人とも無反応だった。みなまで言うな、というやつだ。
部屋は停滞した雰囲気に包まれ、師匠などはいつの間にかテレビの前に横になって、
立てた腕を枕にヨガのようなポーズで、床に置いた器からずるずるとそうめんを啜っていた。
年頃の女性のする格好ではないが、なんだか似合うので不思議だった。
0366非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:59:26.790
最初につけていたチャンネルでは海外のドラマの再放送をやっていた。
途中から見たので話はよく分からなかったが、
どうやら牧場主である主人公の幼い息子が流行り病で死んでしまう、という悲劇的な回のようだった。
『神はいないのか!』
息子の亡骸を抱えて空に吠える主人公が迫真の演技で、
物語の背景も分からないのに思わず涙ぐんでしまいそうになった。
しかし師匠は床に頬杖をついた格好のまま、音を立ててそうめんを啜り上げ、
咀嚼のあい間にそのシーンについてのコメントを口にした。
「慈悲深い神の不在を嘆くやつらは、どうして無慈悲な神の実在を畏れないのかね」
楽天的なことだ。師匠は鼻で笑うように呟いた。
その言葉に小島だか中島だかという名前の隣人も、
その何を考えているのか分からない卵のようなのっぺりした顔で小さく頷いている。

そのドラマが終わると、今度は台風のニュースが始まった。
わりと大型で、今は石垣島のあたりにいるらしい。映像では横殴りの雨の向こうに荒れた海が映っていた。
「おお〜」という声を上げて、師匠が楽しそうに手に持った箸でテレビ画面を指した。
「台風と言えばさあ。何年か前、沖縄の方のもっと小さい島に滞在してた時に遭遇してさあ、死ぬかと思ったことがあるよ」
「滞在って、なにしてたんですか」
「その島では殯(もがり)の習慣が受け継がれているって噂を聞いてな。一度見てみたかったんだ」
「殯って言うと、あれですか。残された家族が死体と一緒に過ごす儀式ですよね」
その死体を安置する建物を喪屋(もや)というらしい。
「でもダメだった。よそ者には見せてくんないんだ。
 それでも船着場の近くでテント生活して居座ってたら、知らない間に大型台風が近づいててさ。
0376非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 19:59:55.960
・突然グラブル界へ飛ばされても30秒で慣れるラブライブ住民
・なんのフラグもないのに突然武装して戦闘に参加して魔物を殺せるようになる
・スクールアイドルは過去にグラブル界に存在したらしい
・グラブルのスクールアイドルはスクールに通ってはいないらしい

もう意味が分からねーよ哲也
0404非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:01:08.570
さすがにそれは教えてくれて、村長さんの家に避難させてもらったんだ」
「別に死ぬような目にあってないじゃないですか」
「その後だよ。
 客間を貸してもらって、久しぶりの布団で思い切り足を伸ばして寝てたら、家の外がなんかワイワイうるさいんだ。
 夜の十二時を回って、雨も風もかなり強くなってきてたけど、
 その吹き付ける音とは別に、複数の人間が大声で怒鳴ってるのが聞えてくる。
 なんだろうと思って自分も外へ出てみたら、村長さんの家の裏手に家族とか近所の人が集まってた」
「裏山が土砂崩れしかかってたとかですか」
「ああ、ようするにそういうことなんだけど、ちょっと様子が変なんだ」
師匠は目の前に右手を広げて、宙を撫でるような仕草をする。

「村長さんの家の裏山は石垣で覆われていて、ちょっとした砦みたいになってるんだ。
 元々本当に土地の領主の砦があった場所らしい。その痕跡だな。
 で、その石垣が今で言う擁壁、つまり土止めの代わりになってるんだけど、
 さすがにコンクリート製のような頑丈さはないから、こういう台風の時には崩れる危険性があるってんで、
 みんな心配して、レインコートを着込んで見に来たらしい。
 そこまではすぐに分かったんだけど、何故かみんな石垣の方を見たままぼうっと突っ立ってるんだ」
「なにをしてたんですか」
「ただ立ってるだけ。ガタガタ震えながら」
震えていた?今にも石垣が崩れそうだったからだろうか。でもそれなら早くその場から逃げないといけないだろう。
「わたしもそう思って、村長さんのレインコートの端を引っ張って、逃げましょうって言ったんだけど、動かないんだ。
 じっと、石垣の一点を見つめてる。
0412非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:01:26.230
その視線の先を追いかけた時、ぞくっとしたね」
師匠は首を捻り、顔を地面に平行になるように傾けた。
「顔がね。石垣の中にあるんだ。人間の顔だ。みっしりと組まれた石積みの中に、こんな風に横になった顔が嵌っている。
 まるで始めから、そこにあったみたいに。
 その顔が、苦痛に歪んで、なにか呻いてるんだ。その悲鳴みたいな声が、風雨の中に混ざって聴こえてくる」
痛い……
痛い……
そう言ってたんだ。
「次の瞬間、その顔が潰れた。上の石に押し潰されて。目が飛び出したところまで見えたよ。はっきりと。
 潰された顔がぐしゃぐしゃになって、石垣の間から流れ出した。
 すぐにその歯抜けみたいになった石垣の間から、噴水みたいに土の混ざった水が噴き出してきて、
 身の危険を感じたんだ。
 『走れ』って叫んだら、やっとみんな我に返ったみたいに反応して、逃げ始めた。
 間一髪だったよ。
 走って逃げるすぐ後ろから石垣が崩れる物凄い音がして、それが近づいてくるんだ。生きた心地がしなかった」
淡々と語る師匠だったが、恐ろしすぎる体験だ。
結局、村長さんの家までは土砂はやって来ず、全員そこまでなんとか逃げ延びて、ことなきを得たらしい。
「その顔はなんだったんですか」
恐る恐る訊くと、師匠は難しい顔をする。
0424非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:02:02.380
「分からない。ただ昔から、その島じゃあ時々そんなことが起きるんだと。
 石垣はその島のいたるところにあるんだけど、それが崩れる時には必ず前兆があって、
 石積みの一部がその、わたしたちが見たような顔に変わってしまってるんだ。
 顔はもろくて、すぐに潰れてしまう。そこから石垣が崩れるんだ」
これには二通りの意味が考えられる。
師匠はそう言って指を二本立てた。
「雨の影響で石垣が崩れる時、予兆としてその顔が現れるのか、
 それとも、石垣の一部が人間の顔に変わってしまうから崩れるのか。
 どちらだろうか」
台風が通り過ぎて、わたしがその島を出る時、村長さんに訊いてみたんだ……
『あれは、五年前に死んだ、わしの弟の顔だった』
そう答えたという。
『癌で苦しんで苦しんで死んだのに、どうしてまたあんな風に苦しまないといけないのか』
「答えにはなっていなかった。結局、この島の人たちにも分からないんだ。
0437非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:02:38.240
ただ、石垣に現れる顔は、決まって死者の顔なんだと」
ずるずるずる。
グロテスクな話をしながら、師匠はまたそうめんを啜り始めた。よく食べられるものだ。
「死が、色濃い島だった。生活の中に、人の死があまりに入り込み過ぎている。
 そう思ったから、わたしは最後にもう一つだけ訊いたんだ」
口の中のものを咀嚼して、麦茶で流し込んでからゆっくりと続ける。
『あなたがたがしているのは、本当に殯(もがり)なんですか?』
師匠は僕を見てニヤリと笑みを浮かべた。
「村長は答えなかったよ」
台風が来るたびに、このことを思い出す。師匠はそう言いながらまたそうめんに箸を伸ばす。
気持ちの悪い話だった。少し食欲が減退した気がした。胃袋の容量の関係ですでに十分に減退していたが、さらにだ。

テレビのニュースでは台風情報が終わり、全国版からローカル放送に切り替わった。
公務員の飲酒事故の話題と、市内で開かれたチャリティコンサートに関する話題が続いた。
そしてその後で、先日起こったJR線の死亡事故についての続報もあった。
「これ、私の友人が見てしまったそうです」
口元を拭きながら、師匠の隣人がぼそりと言う。
師匠がそれに返答する。
「フレンド・オブ・フレンドか?中島」
0452非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:03:26.190
・スクールアイドルは過去にグラブル界に存在したらしい

は?

・グラブルのスクールアイドルはスクールに通ってはいないらしい

?????????
0457非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:03:42.810
「大島です。本当に見たそうですよ。血がドバーッと出て、骨も出ていたそうです」
小島だか中島だか大島だかという名前のそのいい加減な隣人は、
顔を上げて自分の細い目を両手の指で見開いてみせた。
「ま、いいけど」と師匠はニコリともせず、寝転がったヨガのようなポーズをわずかに変えて箸を動かす。
「そう言えば、何年か前に、凄い事故があったな。あれもJRか。覚えてるか?」
僕はここが地元ではないので知らない。隣人だけが頷いている。
「首が飛んだって話ですよね」
「そうそう」
その事故は、帰宅ラッシュが終わったあとの市内の駅で起こったのだそうだ。
構内を通過する貨物列車に男性がいきなり飛び込み、跳ねられて死亡したという事故だ。
自殺だったそうだが、その時構内には次の便を待つ客が数人おり、その人たちに決定的瞬間が目撃されたのだという。
そしてその、人間が跳ねられて死亡する瞬間を見た人の話が、気味の悪い噂話となってこの街を駆け巡ったらしい。
「男の首がな。激突の衝撃で根元からぶっ千切れて、ぽーんと宙を飛んだんだって。
 それがホームのキオスクのあたりに落ちて、近くにいた人がパニックになって腰を抜かした。
0471非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:04:47.170
ここまでは新聞報道もされた本当の話」
な?と師匠は隣人に問い掛ける。
「ええ。確かそうでした。自殺の原因は、職にあぶれて自暴自棄になっての咄嗟的行動だったとか」
「ああ。そこまではただのショッキングな死亡事故の話だ。でもここからが怪談じみてくるんだ。
 その飛んだ生首だけど、目撃した人の話だと、目が合ったって言うんだよ」
男の首は目を見開き、恐怖が張り付いたような表情をして、何ごとか訴えるようだったという。
その口は叫び声のために開かれていたが、なんの言葉も発していなかった。
肺から供給される空気の道が断たれたからだった。
「目が合ったって人の話では、まだその時点で男は死んでなかったんじゃないかって言うんだ。
 たしかに、首が飛んでもほんの数秒なら脳は生きているだろう。
 瞬間に失神していない限り、意識もあるかも知れない。
 その胴体から離れた頭部が、最後の瞬間に自分と目が合い、そしてその目が合ったことを認識していたのかも知れない。
 声にならない叫びは、自分に向けられたのかも知れない。いったいなにを叫ぼうとしていたのか……と、こういう話だ」
0494非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:07:08.190
モバマスコラボと合わせればスクールアイドルの話は説明がつきそうだけど、哲也ストーリーの考察なんかしたって無駄だからやらなくていいよな
0506非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:08:30.290
グラブルのイベントやっててわかったのは、
田村ゆかりやっぱつよいなと思った
圧力がつよい
都会にも負けてないと思わされる
逆にイオが出て無かったらこのイベやばかったわ…
0508非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:08:43.350
>>403
・デレマス
衣装用の剣から蒼い炎が出るようになってる
・ラブライブ
なんで剣持ってるのかも説明なし、なんで戦闘能力があるのかも何も前置きなし

このシナリオの違い分かるか?
0509非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:08:57.050
「私が知り合いから聞いた話では、
 その事故に遭遇した夜に一人で寝ていると、物凄い叫び声が部屋の中に響いて、驚いて飛び起きても周りに誰もいない。
 怖くてその夜は家族と同じ部屋で寝たんですが、次の日に一人で寝ていると、また叫び声で目が覚める。
 いったい、自分が叫んでいるのか、それともここにはいないはずのだれかが叫んでいるのか……
 そして何を叫んでいるのかも最後まで分からない。
 それでノイローゼになってしまった、ということでした」
「それは知り合いが体験した話?」
「いえ、友だちから聞いたと言っていました」
「フレンド・オブ・フレンドだな。典型的な怪談話だ。
 当時めちゃくちゃこの噂が流行ってて、猫も杓子もみんな『知り合いから聞いた話だけど』って言って広めてたな。
 わたしも気になって、この話を片っ端から蒐集したんだよ。
 この生首と目が合った後のパターンは決まってて、さっきの叫び声で目が覚めるってのがテンプレートだ。
 他にも、ゴミ箱みたいな人間が入り込めないくらい狭い場所から誰かに呼びかけられるってパターンとか、
 直接その男の生首が部屋の窓の外に現れて、パクパク口を動かしてるんだけど、ガラス越しだから聞こえないって話も、
 ごく少数だけどあった。バリエーションだな。
 いずれにしても、みんな実際にあったその事故を目撃してから怪現象に襲われるっていう筋だ」
0513非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:09:13.960
なるほど。そう言えば、大学に入ってからもどこかでこの話を聞いたことがあるような気がする。
「まあ、生首と目が合うっていうインパクトありきで生まれる噂話なんだろうが、
 当然『友だちから聞いた』、『知り合いから聞いた』っていう話の元を辿っていっても、
 その友だちも実は別の友だちから聞いたって言いだして、結局実際の体験者には辿り着けない。……ところがだ」
師匠はそこで言葉を切り、空になったそうめんの器をチンチンと箸で叩いた。
「仮に、その知り合いの話、友だちの話がすべて本当だったとして考えてみると、こういうことになる」
師匠は部屋にあった目玉のオヤジのぬいぐるみを手に持って、空中に浮かばせる。
「事故が起こったのは、帰宅ラッシュも終わり、ホームに客が少なくなった時間帯だった。
 その乗車口近くにいたのは数人だったと思われる。
 そこでその中の一人が線路内に飛び出し、通過する貨物列車に跳ね飛ばされる。
 千切れ飛んだ生首の視線を再現すると、こうだ」
0518非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:09:35.160
目玉のオヤジの目の上に鉛筆を立てて空中を横切らせる。
「視界自体は傘のように広がってるけど、目が合うという状況は視界の正面でなくてはならない。つまり線だ。
 この線の上にたまたま他の人の目があったわけだが、
 人もまばらなホームで、首が宙を飛んだ一瞬に視線と視線が合うという偶然自体がなかなか起こりえないことだ。
 いて一人だね。
 ホームで横にずらっと客が並んでたら別だが、もちろんそんなことはない。ということは、どういうことだ?」
話を振られて、僕と隣人は顔を見合わせる。
「だから、その運の悪い一人と目が合ったんでしょ」
「そうだ。そして生首と目が合った人は、その夜に怪奇現象に襲われる。それが続くストレスでノイローゼになってしまう。
 だけど、その怪奇現象自体が、
 そもそも人身事故を目撃するというショキングな体験をしてしまったことによる、ストレスが引き起こしたとも考えられる。
 ありえる話だろう。おかしなことじゃない。
 おかしいのは、その生首と目が合ってしまった人物が、
 大島の知り合いの友だちであり、大学生の川村君の友だちであり、小学生のみゆきちゃんの友だちであり、
 主婦の麻子さんの友だちであり、ゲートボール愛好会の政吉じいさんの友だちであり、
 アフリカからの留学生のバラク君の友だちであるということだ」
なぜか、ぞくりとした。
0521非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:10:06.560
今出た名前はすべて師匠が蒐集した噂話の話し手なのだろう。
なんだかほのぼのとした顔ばかり浮かぶが、その分余計に気味が悪いような気がした。
「年齢や、属している社会にもまったく接点のない不特定多数の人々と、
 共通の友人であるその誰かは、自分自身には名前がない。
 ただ彼らの知り合い、友だちである、というパーソナリティしかない。
 そして貨物車に跳ねられ、即死したはずの人の生首と、目が合ったという。
 その誰かの方が、よほど妖怪的ななにかだと思うね」
師匠は鍋からそうめんのおかわりを器に取り分けながら、そう言った。
「気持ちが悪いですね」
僕がそう言うと、隣人も頷いている。
それからさらに師匠は人身事故にまつわる怪談話をいくつか披露して、そのあい間あい間にそうめんを食べ続けた。
0526非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:10:37.410
テレビはニュースのあと視聴率の低そうな情報番組に変わり、僕らはそれを惰性で見ていた。
主婦の体験談を再現したVTRがだらだらと流れていて、
その中で夫の浮気現場を目撃してしまったというシーンが映し出された時に、師匠が「あ」と言った。
自宅の一室の襖を主婦が開けようとする場面だ。
その中では夫と浮気相手が大変なことになっていた、という話だが、師匠はその襖を開けるところに反応していた。
「最近考えたんだけど、襖ってさ、両開きだとこう両手の指をさし入れて左右に引くよな」
師匠は起き上がって目の前に両手を出し、それを動きで示す。両肘を張って、丁度目の高さに手のひらが鉤を作っている。
「普通はもっと低い位置でしょ。膝のあたりで開かないですか。そんな力の入った位置だとまるでホラーですよ」
「そのホラーの話をしてるんだよ」
ああ。それならよくそんなシーンを見る気がする。
閉じていた襖が少し開いて、その奥からギョロリとした目が覗く、というやつだ。
ベタだが、日本家屋の持つ独特の暗さと雰囲気を再現できていれば、なかなか怖くなる場面だ。
「それをもっと怖くできないかと思ってな。色々考えたんだ。まずこれ」
師匠はさっきと同じ両肘を張ったポーズをとる。
「襖を左右に開こうと指を入れた場合、当然親指は下を向いている」
その通りだ。
0528非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:10:50.700
片方の襖を開ける場合は、右手で左側の襖を左に開くこともあるので親指は上を向いていることもあるが、
両方を同時に開く場合は必ず下向きだ。
「そこで、部屋の外、襖の裏側の左右に、さらに二人の人間をそれぞれ配置する。
 そして襖に腹をつける形で、
 部屋の外から見て右側の人間が左手を、左側の人間が右手を伸ばして襖の隙間に指を入れる。
 部屋の中から見たら、襖が左右にゆっくりと開いていき、その奥からは目玉がギョロリ、というシーンだけど、
 指の形がおかしい。
 親指が上を向いているんだから、左右の手がまるで入れ替わっているような錯覚に陥るんだ。
 もちろん手を胸の前でクロスさせて襖を開ければ、一人でも同じことができるけど、
 もちろんゆっくりと開いていく襖の間には、そんな腕の交差は見えない。……こわっ」
師匠はそんな一人芝居をしていたが、
親指の向きがおかしいなんて、よほど気をつけていないと気がつかないんじゃないだろうか。
そんなことを指摘すると、「じゃあその二だ」と言って、また最初の両肘を張ったポーズを取った。
0540非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:11:56.020
「今度はこの形を三人で再現する。
 さっきと同じように、部屋の中からは見えない位置の襖の裏側に、二人の人間を配置する。
 で、今度は背中を襖につけた状態で腕を伸ばす。
 すると逆手(さかて)で襖に指をさし入れることになる。真ん中に立っている人間が襖を開けようとするのと同じ指の形だ。
 でも目玉を覗かせる役と、手の持ち主が別だから、気持ちの悪いことができる」
師匠は僕を立たせて「ギョロ目役だ」と言ったあと、自分は僕の方を向いたまま右横に立って片手を伸ばす。
ちょうど僕の胸のあたりに右手の指が来ている。
「すー」と言いながらその指を自分の方に引き、「そら、開いたぞ、目だ」と合図した。
僕はカッと目を見開いて、小島だか中島だか大島だかという名前の隣人の方を睨みつけた。
心なしかびくりとしたようだった。
すると次の瞬間、師匠はその格好のままストンとその場にしゃがみ込んだ。
腕は伸び、指は鉤を作ったまま床の上に落ちている。
「部屋の中からはどう見える」
「顔が同じ位置で目を見開いたまま、腕だけが下に落ちています」
襖がそこにあるという前提の元に隣人が答えた。
なるほど、開ききっていない襖の裏側でそんなトリックを使われているとは思いもしない人なら、相当驚くだろう。
0544非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:12:13.640
人体の構造上、ありえない動きだからだ。もちろん襖から覗く顔と手が同じ人物のものだとしてだ。
「三人じゃなく、二人でもできるな。
 片方の手だけが他人のものだとしても、色々脅かすバリエーションができそうだ。両方右手とかな」
そう言ってニヤニヤしている。
こういう悪だくみをさせたら本当に生き生きしてくるので、面白い人だ。
そんな微笑ましい気持ちでいると、師匠はこちらを向いてまた両肘を張ったポーズを取った。
「おい。タネを知ったからって安心してるなよ。
 わたしが死んだら、これを逆手に取って、トリックと思わせておいて実はホンモノ、っていう出方をしてやるからな」
覚悟しとけ。
底意地の悪そうな顔で僕らの顔を順に見る。
「ちょっと待って下さい。手が落ちるとかそれ以前に、死んでるんですよね?襖から顔が出た時点で幽霊なんですけど」
僕の指摘に、腕組みをして唸り始める。
「出た時点で幽霊か」
「幽霊です」
「なんの工夫もないのに、幽霊だというだけで驚くかな」
「驚きますね」
0548非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:12:34.550
僕らの会話を隣人が面白そうに聞いている。
「ていうか死なないでください」
最後に僕がそう突っ込むと、師匠はふっ、と息を吐いてぽつりと言った。
「死んだあとの方が面白そうだ」
その言葉を聞いた瞬間、僕の足元から頭の先へ、とても嫌なものが走り抜けた。
後悔であり、悲しみであり、自分がただの石ころになったような無力さでもあった。
僕はその場に座り込んでしまいそうな脱力感と闘いながら、この人と初めて会った時のことを思い出していた。
喧噪の残る夜の街を、無数の霊をつれてただ歩いていた。寒気のするような、そしてどこか幻想的な光景。
その時の彼女の目には、周囲のすべてがまったく映っていなかった。
いや、少し違う。
映っているものすべてに等しく価値がない。
そういう目をしていた。
時おり現れる、彼女のそういう眼差しを見るたび、僕はどうしようもなくつらい気持ちになる。
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2018/08/10(金) 20:12:58.930
彼女がふと我に返ったかのようにその表情を無くす時、
彼女と僕らのいる世界が、とてもか細い繋がりしか持たなくなるような気がするのだ。
なにか面白いことを言わなくてはならない。楽しいことを言わなくてはならない。怖いことを言わなくてはならない。
早く。
そうして僕は、強張った口を開く。
何と言ったのか、もう覚えていない。きっとくだらないことだったのだろう。
師匠はそんな僕ににこりと笑って、「ユタって知ってるか」と言った。
知っている。現代に残る、シャーマンの一種だ。
「殯(もがり)の島でな、ユタのばあさんに言われたんだ。ちょうど島を出る時に。たった一言。知らない言葉だった。
 ただ、ののしられていた、ということだけは分かった。
 忌まわしいものを見るような、落ち窪んだ目の奥の光を今でも覚えている」
「なんて、言われたんですか」
師匠はふふん、という表情で「ぐそうむどい」と言った。
0557非通知さん@アプリ起動中 (JP)
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2018/08/10(金) 20:13:11.83H
2018年7月期ソシャゲ売り上げ

106億 モンスト
99億 FGO
83億 ポケGO

18億 グラブル←なにこの雑魚w



これマジ?やばない?
0569非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:14:12.120
『月と地球』

師匠から聞いた話だ。

小高い丘のなだらかに続く斜面に、藪が途切れている場所があった。
下草の匂いが濃密な夜の空気と混ざりあい、鼻腔を満たしている。
その匂いの中に、自分の身体から発散させる化学物質の香りが数滴、嗅ぎ分けられた。
虫除けスプレーを頭からひっかぶるように全身に散布してきた効果が、まだ持続している証だった。
それは体温で少しずつ揮発し、体中を目に見えないオーラのように包んで蚊やアブから僕らを守っているに違いない。
斜面を背に寝転がり、眼前の空には月。
そしてその神々しい輝きから離れるにつれ、
暗く冷たくなっていく宇宙の闇の中に、星ぼしが微かな呼吸をするように瞬いているのが見える。

ささのは
さらさら
のきばに
ゆれる
おほしさま
きらきら
きんぎん
すなご

虫の音に混ざって、歌が聞える。
とてもシンプルで優しいメロディだった。
0577非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:14:44.470
ごしきのたんざく
わたしがかいた
おほしさま
きらきら
そらから
みてる

歌が終わり、その余韻が藪の奥へ消えていく。
僕は目を閉じてそのメロディのもたらすイメージにしばし身を任せる。

虫の音が大きくなる。
隣に、似たような格好で寝転がっている師匠の方を、片目を開けて覗き見る。
組んだ両手を枕にして、また右足を左足の膝の上で交差させ、ぶらぶらさせている。
そして夜空を見上げながら、さっきの歌を鼻歌にしてまた繰り返し始めた。
夏になると、師匠はふとした時、気づくとこの鼻歌を歌っていた。
機嫌がいい時や、手持ち無沙汰の時。ジグソーパズルをしている時や、野良猫にエサをやっている時。
しかしその歌を声にして歌っているのを聞いたのは初めてだった。
大学一回生の夏。
僕の夏は、たった二度しかなかった。
その最初の夏が、日々、目も眩むほど荒々しく、そして時にこんな夜には静かに過ぎて行った。
「出ないなあ」
師匠が鼻歌の区切りのところで、ぼそりと言った。
「出ませんねえ」
それきり鼻歌は止まってしまった。
0581非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:15:04.070
僕は聞えてくる虫の音が一体何種類のそれで構成されているのか、ふと気になり、数えようと耳を澄ませる。
草の中に隠れているその姿を想像しながら。
隣で師匠が欠伸を一つした。
僕たちは、ある心霊スポットに来ていた。
遠い昔の古戦場で、この季節になると、まるで蛍のように人魂が舞っている幻想的な光景が見られると聞いて。
しかし、一向に人魂も蛍も姿を見せず、僕らはじりじりとただ腰を据えて待っているだけだった。
僕が二の腕に止まった蚊を叩いた時、師匠が口を開いた。
「いい月だなあ」
言われて見ると、ちょうど満月なのかも知れない。綺麗な円形をした月だった。
「いい月ですねえ」と返すと、師匠は「知ってるか」と続けた。
「来年の一月にな。スーパームーンってやつが出るらしいぞ」
「知らないですね。満月の一種ですか。どの辺がスーパーなんですか」
「でかいらしい」
でかいって……月は月だろう。
「そのスーパーなやつなのか知りませんけど、普段からなんかたまにやたらでかく見える時ありますけどね」
0587非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:15:35.290
「それは月が地平線の近くにある時だろう。あれは錯覚なんだぞ」
「錯覚ですか」
「そう。証拠に、目からの距離を固定した五円玉の穴から覗いてみな。普段の月と大きさは一緒だから。
 あれは、普段中天にある時は夜空の星を遮る存在で、
 つまり『手前側』にある月が、地平線近くにある時には家とか山とか電信柱とか、他のものに遮られて、
 つまり遥か『後ろ』、遥か遠くにある、と認識されるために生まれる錯覚なんだよ」
「そんなもんですかね」
夕方、まだ向こう側がほのかに赤い地平線から現れる巨大な月を頭に思い描く。
「でもそのスーパーなやつも結局は錯覚なんでしょう。本当の大きさは同じわけだから」
「いや、そうじゃない。本当に大きいんだ」
「そんなわけないでしょう。天体が簡単にでかくなったり縮んだりするわけがない」
「そういうことじゃなくて、単に地球と月の距離が近くなるんだよ。
 それぞれ楕円軌道を描いている二つが、何年かに一度しかない、絶妙なタイミングで」
大きさが変わらないのにそう見える、というのだから、それも錯覚と言うべきである気がしたが、
良く分からなくなったので僕は黙っていた。
0588非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:15:36.230
>>495
バズって何か?
0597非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:16:15.870
「だから、実際にでかく見えるんだ。
 それも今度のは、スーパームーンの中でもさらに特別に最短距離になる、
 エクストリーム・スーパームーンってやつらしい」
聞いただけでも、なんだか凄そうだ。
「二十年に一度くらいしか来ない、えらいやつだってさ。15%くらいでかく見えるって」
そうか。そんなにえらいやつが来るなら見てみるか。
忘れないようにしよう。そう思って、来年の一月、エクストリーム・スーパームーンという言葉を脳裏に刻み付けた。
それから師匠は訊きもしないのに、月にまつわる薀蓄を勝手に垂れ始め、
僕はそのたびに少し大袈裟に感心したりして、目的である人魂の群が現れるまでの時間を潰した。
師匠の話はどんどん胡散臭くなり始め、
最後には火星と木星の間に昔、地球などと兄弟分の惑星があり、
それが崩壊して出来た岩石が今のアステロイドベルトの元になっているという話をしたかと思うと、
地球には元々衛星はなく、その消滅した惑星の衛星が吹き飛ばされ、
地球の引力にキャッチされてその周囲を回り始めたのが今の月なのだと、興奮気味に語った。
0600非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:16:29.270
今回のシナリオは良いだろ
ちゃんとグラブルのキャラや星晶獣と絡んでるしアイマスやコナンのように夢の世界か〜wで済まされたらどうしようかと思ったわ
0608非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:17:14.770
ミニゴブさんw

【グラブル】るっ!1111話 こっそりデンキンナギを飼うオーキス
2018/8/10 ミニゴブ速報

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2018/8/10 グラブルまとめ三姉妹

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2018/8/10 いすたるしあ通信
0613非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:17:44.480
シスが機械つけただけのハーヴィンに負けるのはさすがに誰か止めなかったのかねぇ
アーカーシャを倒してアルバハを倒すグランが拘束されたりでファンタジーなのはシナリオライターの頭のなかなんじゃねーの
0623非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:18:33.890
一体どこで吹き込まれたのか知らないが、
最近学研のムーとかいう雑誌が師匠の部屋に転がっていたのを見たので、きっとそのあたりなのだろう。
そう思ったところで、さっきのエクストリーム・スーパームーンの信憑性も疑わしくなったので、
とりあえず脳に消しゴムをかけておいた。
僕らがそんなやりとりをしている間にも、月はその角度をわずかずつ変え、
僕らの首の角度もそれにつれて少しずつ西へ、西へと向いていった。
何ごともなく夜は過ぎる。
虫の音はいつ果てるともなく続き、やがて話し疲れたのか師匠は無口になる。
だんだんと防虫スプレーの効き目が切れてきたらしく、腕や足に止まる蚊が増え、
その微かな感触を察知するたび、僕はパチリ、パチリと叩き続けた。
十分ほど沈黙が続いた後で、師匠はふいに口を開いた。
「昔な、宇宙飛行士になりたかったんだ」
へえ。初耳だった。
「女性宇宙飛行士ですか」
「アポロ11号で、アームストロングとオルドリンが月面に人類で始めて降り立った時、
 私はまだ二歳だか三歳だか、そのくらいの子どもだったけど、
 周囲の人間たちがテレビを見て大騒ぎをしていたのを、なんとなく覚えてるんだ」
0628非通知さん@アプリ起動中 (ササクッテロラ)
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2018/08/10(金) 20:18:56.76p
ノースフェイスのリュックって
ゲイに人気あってホモランドセルって言われてる
危うく買うところだった
これ背負ってタンクトップで短髪短パンはそっち方面なんだろうか
0630非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:18:59.480
イングヴェイの最終が水着とか浴衣ではないけどどう見ても夏物の衣装になって夏イベントでも最終イラストで登場したし
今後は他のキャラでもそんな感じで季節物に最終みたいなパターンやるんじゃね?
0637非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:19:25.380
茶化さないで真剣に答えて欲しいんだけどこの絵師の話題おもろい?
0640非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:19:35.110
アポロ11号か。僕などまだ生まれていないころだ。
「最後の月面有人着陸のアポロ17号は、はっきり覚えてるぞ。
 船長のジーン・サーナンがえらく男前でな。
 そいつとハリソン・シュミットって科学者がさ、月面……『晴れの海』で月面車に乗ってドライブをするのさ。
 そうして人類最後の足跡を残す、って言って去るんだよ。計画のラストミッションだったから。
 でもそれから本当に人類は、ただの一度も月に足を踏み入れてないんだ」
僕はさっきからずっと見上げていた月を、今初めて見たような気持ちで見つめた。
そうか。あそこに、僕と同じ人間が行ったことがあるんだ。
改めてそう思うと、なにか恐ろしい気持ちになった。
月は暗い虚空に浮かんでいて、あそこまで行く、なんの頼るべきすべもないのだ。
空気もなく、重力もなく、途方もなく寒く……
どうして人類はあんなところに行こうと思ったのだろう。
そしてどうしてあんなところに行けると信じられたのだろう。
もう人類は、その夢から覚めてしまったのかも知れない。
宇宙飛行になりたかったはずの師匠も、今はこうして地面に寝転がっている
「いつ諦めたんですか」
0647非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:20:05.010
サマータイム問題の解決法が見つかったぞ


ITジャーナリストの宮脇睦「『サマータイム』はバチっと電源を落として、その後の立ち上げで日時の変更をすればよい」
0648非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:20:07.650
「そうだな。小学校五年生の時だ」
「早いですね」
もう少し夢を見てもいいのに。
現実を見ないことにかけては定評のあるこの師匠が、実に殊勝なことだ。
「笑ったな。でも今でも覚えている。あれは小学校五年生の夏休みが始まった日の夜だ。
 私は英語の塾に行くことになってたんだよ」
「小学生が英語ですか」
「当然だ。宇宙飛行士になりたいなら、英語力は絶対に必要だった。
 だから親に頼んで、近所の英語を教える塾に通わせてもらうことにした」
祖父さんの弟で、アメリカに渡った人がいたんだ。師匠は月を見上げたまま語る。
「亀に司って書いて、亀司(ひさし)って読む人だ。
 バイタリティ溢れる人だった。アメリカ人の女性と結婚して、向こうに渡ってな。
 最初はニューヨークで蕎麦屋をやろうとしたんだけど、失敗して、しばらくタクシーの運転手をやってたんだ。
 それでまた溜めた金で今度はスシバーを始めたら、これが流行った。大儲けさ。
0649非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:20:09.760
>>631
実は大して強く無いってことにすればリミキャラの性能で抜かしてもいいと思ってるから
0650非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:20:27.560
都会のイベントライターよりゴリラのライターのほうが普通に格上だよな

同じ同人即売会イベントでもグラブルのほうが良かったわ

正直きのこ以外は村でも勝てる
0652非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:20:43.180
今もまだその店やってるんだけど、四つか五つ、支店もあるんだ。
 自分はグリーンカードのままで、帰化申請もしてないんだけど、向こうで生まれた子どもたちはアメリカ国籍を持ってる。
 日系二世ってやつだな。
 その長男がリックって名前で、工業系の大学へ進んだ後、NASAに入ったんだ」
「え。本当ですか」
「ああ。車両開発のエンジニアだった。
 亀司さんは毎年正月には家族をみんな連れて、うちの実家へ顔を見せに来るんだ。
 NASAの職員だったリック……日本名は大陸の『陸』って漢字を当ててたから、私は陸おじさんって呼んでたけど、
 その陸おじさんが私にはヒーローでな。
 日本にいる間、私はいつも宇宙ロケットとか、宇宙飛行士の話をせがんで、ずっとくっついてた」
心なしか、懐かしそうに顔がほころんでいる。
0655非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:21:05.790
アイドル部はいいぞ
0656非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:21:07.490
「私も宇宙飛行士になって、月に行きたいって言うと、陸おじさんはこう諭すんだ。
 そのためには勉強を死ぬ気で頑張らないとな、って。
 これからの宇宙開発は、アメリカ単独ではなく、多国間で協力して進めていくようになる。
 宇宙飛行士も、いろんな国から優秀な人材を選抜するようになるだろうから、
 その時、日本で一番の宇宙飛行士として選ばれるように、今から頑張らないといけないってさ。
 私もアメリカ人になって、NASAに入って宇宙に行くんだって言い張ったけど、
 今から加奈ちゃんがNASAに入るのは難しいなあ、と言われたよ。
 それに、今の宇宙飛行士はNASAの職員じゃなくて、アメリカの軍人ばかりさ、って」
「それで諦めたんですか」
「いや、頑張ろうと思ったさ。勉強を。日本人の一番になるために。
 特に、語学は早いうちに始めた方がいいって言われたから、まず英語を習おうと思ったんだ。
 夏休みの前にも、手紙でもそんなやりとりをしてて、思い立ったんだ。夏休みに入ったら、すぐに行くことにしたよ。
 でも、その最初の日のことだ」
0662非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:21:39.470
そこは日中に別の仕事をしている先生が、夜間に開いている塾だった。
私は日の暮れかけた道を歩いて、そこへ向かっていた。
途中で筆箱を忘れたことに気づいて取りに帰ったりしたせいで、初日だというのに遅刻しそうになって少し焦っていた。
今みたいには舗装もちゃんとされていない道を早足で歩いてると、大きな廃工場の前を通りがかったんだ。
普段はあんまり通らない道だったから、
何気なくその人気(ひとけ)のない不気味な建物の中を覗き込みながら通り過ぎようとしたら……
錆び付いてところどころ剥がれたスレートの波板の外壁、その二階部分に窓があって、そこに誰かがいた。
すうっと、消えていったけど、確かに私のことを見下ろしていた。
人間じゃないことはすぐに分かった。そう感じたんだ。
怖くなって走った。走って、先へ進んだ。
だけど、遠ざかっていく廃工場が完全に見えなくなる曲がり角に来たとき、私は立ち止まった。
まず、自分が立ち止まったことに驚いた私は、その理由を考えた。
廃工場に戻りたいんだ。
そう考えた時、ゾクゾクした感触が背中を走り抜けたよ。
0667非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:21:53.240
あの見下ろす視線の、正体が知りたい。
それは、途方もなく魅惑的な誘惑だった。
私はもうそのころには、自分のどうしようもない性癖に気づいていた。
抗いがたい、怪異への欲求。
それは私だけが求めるものではなく、怪異からも常に私は求められ、欲されていた。
振り向きたい。
いや、振り向いてはいけない。
塾の始まる時間は迫っていた。走って行かなくては間にあわない。
勉強は明日から頑張ればいいや。一瞬、そんなことを考えもした。
でもそんな甘いことを言う人間が、日本の宇宙飛行士候補の一番になれるわけがない。
そのことも、子どもながらに悟っていた。一事が万事だ。
戻るか、進むか。
振り向くか、振り向かないか。
その相反する二つの選択の、尖った岐路に私は立っていた。
わずかに残っていた夕日が山の向こうに消えて、夜の闇が背中から迫って来ている。
0672非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:22:12.840
パズドラ見限れない奴がグラブル辞めれるわけねぇなwwwwww
0674非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:22:24.290
人のいない道に、ただ一つ伸びていた私の影が見えなくなっていく。
塗装の剥がれたカーブミラーが道の隅にぽつんと一本立っていて、
その大きな瞳に灯っていた光がゆっくりと死んで行こうとしていた。
戻るか、進むか。
振り向くか、振り向かないか。
お化けを見るか、宇宙飛行士になるか。
自分の呼吸の音だけが身体の中に響いていた。
やがて私は、一つの選択をする。
暗い淵に呼ばれるように私は、戻ることを選んだ。
曲がり角で振り向いて、廃工場の方へ足を踏み出す。
でもその瞬間、すぐ後ろで遠ざかっていく人の気配を感じた。足早に歩く靴の音まで聞こえる。
ああ。もう一人の自分だ。
身を焼かれるように宇宙飛行士に憧れた私は、進むことを選んだのだ。
戻った自分。
進んだ自分。
私は、その時二つに分かれた。
どちらも私だった。二人の私がお互いに背を向けて、歩き出したんだ。
0678非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:22:40.330
空域とかの設定がある程度説明されるようになって
自前で移動手段とかも無さそうなたった10人のチームで全空を股にかける設定がもう無理がある感じになったよな
0680非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:22:55.700
>>672
0682非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:23:03.500
戻った私は、廃工場でこの世のものではないものを見た。とてもおぞましく、恐ろしく、美しかった。
それから、私は宇宙飛行士になりたいという夢を口にしなくなった。
それは、あの時、英語の塾へ行った方の自分が叶えるべきものだったからだ。

陸おじさんは、その後数年でNASAを退職した。スペースシャトル時代がやってくる前にだ。
何度かあったアメリカ政府の宇宙開発にかける予算削減のためだった。
様々な機器の外注が増え、陸おじさんもそんな業務を扱う民間企業に再就職したけれど、
軍需産業にも多角的に経営の手を広げていったその企業の中にあっては、
やがて宇宙開発に関するプロジェクトから外れることが多くなった。
『もう僕は、地球以外の場所で走行するための車両開発に関わることはないだろう』
寂しそうにそう言った時の彫りの深い横顔が今も脳裏に焼き付いている。
その技術に全精力を費やした日々が、遠い彼方へ去っていったことへの、諦めと無力感だけがそこにはあった。
月面という新たな大地から、人類はしばらくの間、いや、ひょっとすると、永遠に去ってしまったんだ。 
0683非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:23:05.480
>>660
十天衆は万能の存在ではないってのがリアルけどね
普通にマフィアを殲滅できないんだから
リアルと一緒
0685非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
垢版 |
2018/08/10(金) 20:23:13.130
https://i.imgur.com/iLFV3MI.jpg
若干似てる
このポーズ好きだから良いけど
0688非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:23:24.900
「時々、今でも思うんだ。あの塾へ向かう曲がり角で、進むことを選んだもう一人の自分のことを。
 そいつは、多分死ぬほど勉強したに違いない。血ヘドを吐くくらい。
 それだけのものを捨てて来たんだから。
 そしてきっと日本で一番の宇宙飛行士候補になって、アストロノーツに選ばれ、宙(そら)に上がるんだ。
 もう一人の私が選んだ世界は、人が人のまま他の天体に足を踏み下ろすことの価値を、子どものように信じている。
 私がそう信じたように。そんな世界なんだ。
 そこでは有人月面着陸の計画が再び興され、私はそのクルーに選ばれる。
 そしてこの役得だけは譲れないという自信家の船長に続いて、
 二番目か、さらに控えめに三番目の、サーナンとシュミット以来となる月面歩行者になるんだ」
師匠は眠たげな声で、訥々と語る。隣にいる僕に聞かせるでもなく。
いつの間にか、虫の音が少し小さくなっていた。どこかとても遠くから聞えてくるようだった。
0690非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:23:36.960
>>666
俺は喋ってる弁当もすこだ
0703非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:24:22.730
「月面での様々なミッションが与えられていて、仲間たちは大忙しだ。
 私は陸おじさんがパーツの多くを開発した月面車(ルナビークル)で、そこら中を走り回るんだ。
 定期的に着陸機の中で眠り、数日が過ぎる。アポロ計画のころより、ずっと長い滞在期間だ。
 その仕事に追われる日々の中、私は自由時間を与えられる。もちろん定時通信はするし、遠くにも行けない。
 それでも着陸機や、棒で広げられた風にたなびかない星条旗なんかが、視界に入らない場所まで行って、
 そこで私は一人で寝転がるんだ。そこはとても静かだ。
 月の貧弱な重力では大気を繋ぎとめられなかったから、月面という地上にありながら、そこは真空の世界だ。
 宇宙服の中を循環する空気や冷却水の音。それだけがその世界の音なんだ。
 大気がないために、視界がクリアでどこまでも遠くが見渡せる。
 それは寒気のする光景だ。
 白い大地と、黒い空。
 空と宇宙の境界線なんてありはしない。その大地のどこもすべて宇宙の底なんだ。
 大地にも空にも、どんな生物も生きられない世界。
0704非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
垢版 |
2018/08/10(金) 20:24:23.470
>>631
ネットでの幻影旅団みたいな扱いにしたいんじゃねぇの?
ガイジライターは十天をマフィアにやられる最強集団にしてなにがしたいんだ
せめて賢者のかませにするなら十歩譲ってわかるけど
0706非通知さん@アプリ起動中 (JP)
垢版 |
2018/08/10(金) 20:24:33.62H
ミクシィも決算でモンストの利益減
オワドラはとっくに
次は村の番
その二年遅れくらいで都会も死ぬだろうから順番だよ
0707非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
垢版 |
2018/08/10(金) 20:24:37.750
十天衆は全空最強(ただしファータグランデのみ)

じゃあナルグランデ産のリミキャラなら最終十天越えでも文句ないよね?

カバの作戦が巧妙すぎる
0709非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:24:39.450
地球を詰め込んだ、宇宙服がなければ……
 心細さに身体を震わせた私は、ふと誰かの視線を感じたような気がする。周囲を見回すけれど、誰もいない。
 小さな丘の向こうにいる仲間たちの他には、誰もいないんだ。
 この三千八百万平方キロメートルという広大な大地の上に、誰一人。
 それを知っている私は、子どものころに見た幽霊を思い出す。
 しかし、その幽霊すら、ここにはいない。いることができない。
 歴史上、この月面で、いや宇宙空間で死んだ人間は誰もいないのだから。
 幽霊のいない世界。
 私は今までに感じたことのない恐怖を覚える。
 孤独が、大気の代わりに私を押し包む。
 感じていた視線は、いや視線の幻は、やがて消える。
 私は、宇宙飛行士が感じるという、ある種の錯覚のことを真剣に考える」
師匠は夢を見るように、うつろな表情で語り続ける。月光がその頬を青白く浮かび上がらせている。
僕はじっと師匠のことを見ていた。
0711非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:25:01.550
「そうして私は、もう一人の自分のことを思い出す。
 小学校五年生の夏休み初日、英語の塾に行かず、廃工場へ戻って行った、もう一人の自分を。
 その自分は、宇宙空間ではない、別の暗い世界の中を彷徨っているだろう。
 そうして普通の人間にはたどり着けない、恐ろしい光景を見たりしている。
 その自分は、今どうしているだろうか。
 ひょっとすると、月を見上げて、昔二つに分かれてしまったもう一人の自分に、想いをはせているだろうか。
 こうして、月面に一人横たわり、
 青い円盤(ブルー・マーブル)と呼ばれる、宇宙の闇の中にぽつりと孤独に浮かぶ地球を、
 じっと見上げている自分のように」
月を見上げる自分と、地球を見上げる自分。
二人の自分が互いに、遠くて見えないもう一人の自分と視線を交し合っている。
その師匠の幻想を、僕はとても美しいと思った。
そしてそれは同時に、肌寒くなるほど恐ろしかった。何故かは分からなかった。
0726非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:26:00.840
しかしその月光に青白く濡れた横顔を見ていると、ふと思うのだった。
師匠の語る幻の中では、月世界に一人でいる彼女だけではなく、
地球で今こうして藪と藪の間の斜面に寝転がっている彼女の方も、まるで一人だけでいるように思えたのだ。
そこにはすぐ隣にいるはずの僕も、いや、この日本、そして地球に存在するはずのあらゆる人間もいない。
ただこの惑星の夜の部分にたった一人でたたずむ、孤独な……
「出た」
ふいに、師匠が立ち上がった。
身体から離れていた精気が一瞬で戻ったようだった。
指さすその先に、儚げな光の筋がいくつも飛び交っているのが見えた。
ああ、人魂だ。
いや、蛍なのか。
光は尾を引いて、闇の中を音もなく舞っている。
僕は下草から漂う青い匂いを吸い込みながら、駆け出した師匠のお尻を追って立ち上がった。
0735非通知さん@アプリ起動中 (ササクッテロラ)
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2018/08/10(金) 20:26:42.14p
>>708
0737非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:26:44.550
>>716
イライラするパズル要素追加されてもイライラするだけなんだが
0744非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:27:21.860
>>718
ガチでやってるの知らんかったわ
しかも内輪ノリすぎるだろ
0747非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:27:42.730
今のUIだといつも見るアイテムのリストを選んで、下の方の
売却エレメント倉庫ボタンの横にひっそりと整頓ってのがあるからこれを押して、
武器を売却 を選んで事故や間違いが起こらないように必ず『選択をリセット』押してから売却すればスキル無しのN、R武器が一括で売れるよ

倉庫に移動するときも武器を倉庫に移動押して例えばレアリティSSRだけ選んで決定すれば一括で倉庫に送れる

間違って大事なもん売ったりしても責任はとれんからな
0748非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:27:53.610
>>718
生放送で有名プレイヤーが対決して勝った人の希望するキャラを強化するってのはよかった
ただその希望するキャラがあまりにもネタに走りすぎてて死ねばいいのにって思った
0758非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:28:45.680
https://i.imgur.com/P6pcYQZ.jpg
【上田麗奈さん初出演!生SINoALICE 〜TVCM記念!平成最後の夏休み生放送〜 配信決定!】

■ゲスト
#M・A・O #上田麗奈 #喜多村英梨 #鶴見萌
■MC
#マフィア梶田
■配信日
8/15(水)21:00〜

シノアリスのゲームや今後の展開に関する最新情報など盛り沢山!
0769非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:29:33.230
https://twitter.com/sinoalice_jp/status/1027831331286216704?s=21
【エントリー受付は本日まで!】
『第九回グランコロシアム』のエントリー受付は、本日8/10 23:59 まで!
グランメダルを集めて新報酬『人魚姫/ハーフナイトメア』などと交換しよう!
『#コロシアム一周年 キャンペーン』も同時開催!

グランコロシアムに参加するにはエントリーが必須!お忘れなく!


グラコロ用の新しいムービーかっけぇwwwww
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
0772非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:29:52.340
藤本「ルーレット輸入しました」
キム「クレーム出しました」
藤本「リアルガチャ頂きます」
キム「クレーム出すぞ」
藤本「ブックメーカー輸入しました」
キム「クレーム...」
藤本「リサイクル輸入しました」
キム「クレ...」
藤本「グランコロシアム」
キム「....」
藤本「グラン」
キム「ア゛ ァァァァァァァァァァァ゛!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
0779非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:30:40.370
https://i.imgur.com/EmZ7UZ2.jpg
ハァ、やっと林檎セルラン7位まで上がってきた……
石配り過ぎてシャレにならないカンジだったんですよ…心臓に悪い…まだまだですけどね…皆さま、よろしくお願いします…
DAUとコロ参加者数はメチャクチャ増えてます!次のグラコロ、盛り上げていきますよ!
0784非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:30:50.310
モモンさんみたいに敢えて目立たないようにしてるならまだわかるんだけど
まんぶるの十天はガチでそこら辺のチンピラにやられそうになってるからな
0790非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:31:13.610
>>762
初日に終わらせたが
0791非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:31:13.730
>>758
なんであのスキンヘッドばっかり仕事もらえるんだ?

ほんま気持ち悪いんだが
もっと他にもソシャゲ好きな配信者とかでもいいじゃん
みなんとかさんとか
0792非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:31:14.210
そういえば大介の劣化シャドバハースストーンはまだサービス終了してないんか?
0794非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:31:27.270
十天は設定だけ盛っただけで実際のストーリーでは扱いきれない典型的な三流漫画と同じ展開
俺たちが期待したのは比古清十郎みたいなちょっと出てきてちょっと無双してさっさと帰る最強キャラなのに
0801非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:32:18.660
>>779
てっちゃんと前任者とKMRを足して割ったような存在だなこいつ・・・
0804非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:32:29.620
>>779
公式がセルラン語るのって寒い中
オワドラもそうだった
0828非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:34:01.680
>>807
消耗品以外もやめてんのかな
0829非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:34:09.190
>>807
消耗品の募集wwwwwwwww
0841非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:34:50.990
藤本「グラブル様のルーレット輸入した」
キム「クレーム入れます」

各所で突っ込みが入りキムが馬鹿にされまくる

藤本(木村さんがグラブルやシャドバユーザーに叩かれてる...?助けないと...!)
藤本「クレームはギャグとして最高」
藤本「真面目に突っ込んだらダメですよw」
キム「……」
藤本(木村さんもう安心ですよ!)
キム「................................」


キム?
0842非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:34:52.660
>>815
シナリオライターがあからさまに距離取ってるの笑うわ
0846非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:35:02.790
>>832
普通にオワドラ多くて草
0849非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:35:27.450
>>810
これの何がおもしろいの?
0862非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:36:26.630
白猫に負けててワロタ

7月売上
106億モンスト
99億FGO
83億ポケGO
52億ドッカン
44億荒野行動
32億パズドラ
29億白猫
25億アズレン
24億スクフェス
21億バンドリ
19億グラブル
19億デレステ
16億戦国炎舞
14億ミリシタ
12億マギレコ
11億プリコネ
10億シャドバ
7億シノアリス
0867非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:36:38.680
別に十天衆がマフィアに苦戦するのはいいんだけどさ
カトルエッセルの話いつまでやるんや?
もう最終解放してるのにいつどのストーリーで解決させるんや?
0873非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:37:10.800
なんか書きたい題材がある

途中まではそれについてダラダラ書く

最終的にまとめるためにとりあえず戦って解決

グラブルのシナリオライターの限界
0885非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:37:50.680
>>860
どうせ窓開けっ放しだったんだろ
何故電気代が安くなるのかわかってないからこんなミスをする
0904非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:39:21.940
>>867
日本やイタリアみたいにマフィアが幅利かせてる国で解決してるか?

簡単に解決するわけねえだろ
0925非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
垢版 |
2018/08/10(金) 20:40:28.930
https://i.imgur.com/HdaSOnT.jpg
来週はなつやす..じゃなかった生放送!
またグラコロの期間と被ってしまったのですが、どうしてもこの日しか調整できませんでした。
放送はアーカイブ、最新情報はツイッターなどでも展開しますので、見れない方はそちらをご確認お願いいたします。

こっちが本当のシノアリスP
0931非通知さん@アプリ起動中 (スプッッ)
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2018/08/10(金) 20:40:47.66d
コミケ一日目のえちえち画像まだ?
0932非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:40:54.110
アーカルムチケ消化しないと別ゲーできないこの感じ、遊ぶのは宿題終わらせてからにしなさい感に通ずるものがあるよな。
あの頃の青春を今再び、グランブルーファンタジー。
0939非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:41:18.310
>>897
神撃のバハムートはもう人少ねえけど7周年前に解決してなかった話全部解決させたぞ
それで7周年は現代日本にワープするとか
0940非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:41:18.500
EXILEからの法的措置でスタンプ変わってるやんww
0958非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:42:37.950
ヤクザは形を変えながら
0967非通知さん@アプリ起動中 (スプッッ)
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2018/08/10(金) 20:43:05.78d
>>937
肉付きヤベッ
0973非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:43:35.310
>>966
今は都会が儲けどころだし4gamerにいるから無理
0983非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
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2018/08/10(金) 20:44:19.780
>>952
中華マネー
0984非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)
垢版 |
2018/08/10(金) 20:44:26.830
十天の濃いメンツで飲んだ
10011001
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life time: 1時間 7分 51秒
10021002
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