2年振りに元カノにLINEしてみた
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先日、特に深い意味もなく、本当に何となく元カノにLINEしてみたんだ。
「久しぶり、去年結婚して、最近息子が産まれましたよ」
当然、返信はおろか既読すら付かなかった。 中学3年生になってすぐの頃、俺は昼休み机に突っ伏しながら、隣の図書室のカウンターに立つ女の子をぼーっとみていた。
見た事ない子。すごく小柄で、ゆつた結ったポニーテールがま窓から入る春風に揺られていた。
俺はそれを見ながら(1年生かなー、俺も1年の頃こんなにガキっぽかったのかなー)
そんな事を考えていた 俺は図書室に行ったことがほとんど無かったづかんとずか静か空間とか、本の匂いが好きじゃなくて。
なのにその時俺は何故か、朝読書の本無かったなーとか思いながら図書室に向かっていた。
1年ぶりくらいに入る図書室はやっぱり落ち着かなくて、適当な本を選んでかカウンターに持っていった。 近くで見るとその子はなかなかに可愛かった。少し丸顔で肌は真っ白。目もパッチリ二重で長いまつ毛がくるっと上を向いていた。天パなのか毛先が跳ねて可愛らしいなって思った。
正直可愛いとは思ったけどやっぱりまだ幼さが強くて、その時は恋とかより単純に将来美人さんになるなって感じで見とれた。
名札には上村と書いてあった。名前は難しくて読めなかった。
上村「あの〜…」
俺「あ、ごめん、これ借りたいんだけど」
上村「それじゃあこの図書カードにいつまで借りるかと、本のタイトルを書いて持ってきてください!」
俺「おけ」
席に座って図書カードを書く。が、図書室で本など借りた事がない俺は、この図書カードの書き方がよく分からなかった。もう一度カウンターに行く。
俺「ごめん、これ書き方分かんないからやっぱいいや」
上村「…プッw先輩本借りたことないんですか?ww」 一昨年に元カノと20年ぶりぐらいに再会したよ。ときどき思い出したようにLINEしあってる。
元カノはシンママだった。自分はもう子育て終えてたので、いいな〜って言れた。来年高校受験だとかで。
直接きいてないけど、カネには困ってるんだろうな感はあるな。 俺「あーうん、、初めて借りる、」
上村「あはは、図書室デビューですね、教えてあげますよ、書き方w」
俺「(図書室デビュー…?)あ、ありがと」
上村に教えて貰いながら何とか図書カードを書き上げた。
俺「ありがと、これいつまで借りていいんだっけ」
上村「さっき自分で書いたじゃないですかw来週の月曜ですよw」
正直、生意気だなこいつと思ってた。やっぱりガキだな。早く教室に戻って次の授業の準備しよう。
俺「色々ありがと、じゃあ」
図書室を足早に出ようとする俺に上村は言った
「ちゃんと返しに来てくださいね!先輩忘れそうだからw」
俺「あーうん」
(初対面の先輩に随分馴れ馴れしいなこいつは) 教室に戻り借りた本を数ページぺらぺらめくる。確か探偵が列車の中で事件解決する感じの小説だった。
俺「(んー、つまらん)」
そもそも文字を読むのが好きじゃない俺がこんなし小説読める訳が無い。
そっと机の奥にしまった それから何日か経って、昼休みに俺はまた机に突っ伏してた。中学時代俺は友達がほとんどいなかったんだ。
ウトウトし始め、もう少しで眠りに落ちる
ガラガラッ!!
勢いよく教室のドアが開かれる
ガヤガヤとした教室は一気に静まり返った
「先輩っ!!!」
耳元でどデカい声が響く
眠い目をこすりながら見るとスグそこに上村の顔があった。
俺「え、何どしたの…」
上村「本!返却期限!過ぎてます!!」 (本…あ、あー…そういや借りたわ)
完全に忘れていた。どうやら返却期限が2日前だったらしい。慌てて探す。
机の奥から忘れ去ってた本を取り出し上村に渡す
俺「ごめんごめん、忘れt…」
上村「図書室に!返しに!来てください!!」
俺「…あ、はい」
多分あの時クラスのみんなは俺等を見てたんだろう。
俺はなぜあんなに上村が怒っていたのか分からないまま図書室に本を持っていく。
カウンターに立つ上村に謝罪した。
上村によると放課後の委員会で貸した本が返却されたかチェックするらしいんだが、俺一人だけ返却しておらず、待っても待っても返しに来ないので痺れを切らし直接出向いたと。
(「そんな切れることかなー…)」 俺「ほんとごめん、完全に忘れてた…」
上村「…ちゃんと読んだんですか」
俺「え、あ、うんもちろん」
上村「……次はちゃんと期限守ってくださいね!」
俺「うん、分かったy…え、次?」
上村「先輩、本読んだ方がいいですよ、昼休み毎日寝てばっかりですし」
俺「あー、毎日見てたの?」
上村「…たまたま目に入っただけです」
まあ確かに位置的にたまたま見えない事もない。 俺「でも俺本とか苦手なんだよなー…なんかオススメある?」
上村「ハリポタでも読んだらいいんじゃないですか?」この時なかなかに不機嫌そうな顔をしてたのをよく覚えている。
おすすめされた通りハリポタを読み始めたら、これがハマった。今までハリポタの映画も見たこと無かった。文字を読むのが苦手な俺でも、のめり込んでどんどんページが進んだ。
それから上村のおすすめ本を読むために毎日のように図書室に通うようになり、会話も増えていった。
俺と上村が絡むようになり数カ月たち、季節はすっかり夏になっていた。夏が大嫌いな俺は、クーラーがガンガンに効いてる図書室に入り浸っていた。
昼休み、いつも通り図書室に行くと上村が眼鏡をかけて真剣に何かを書いていた。
俺「メガネ、珍しいね」
上村「うぉっ!びっくりしたぁ!」
俺「うぉっ!ってwwで、何書いてたの?」
上村「別に、なんでもないです…」
そう言って書いてた紙を急いで隠した 気にせず読み途中のハリポタを読み始める。上村も自分の本をおれ俺の隣に座り読み進める。
昼休みも終わりに近づく頃、上村が突然言った
「先輩、今日一緒に帰りませんか」
上村の家が俺と同じ方向なのは知っていたが一緒に帰った事は1度もなかった。俺は正直戸惑ったが、まあ仲良いし、一緒に帰るくらい普通かと思いOKした。
俺「いいけど、俺ちょっとら委員会の仕事あるか遅いよ?」
上村「待ちます、1回のホールで待ってます」
今思えば妙に真剣な表情だっ気がする まあよくある流れで、その帰りに手紙を渡され、告白された。俺は後日断った。理由はなんというか、正直恋愛対象として見た事が無かったんだ。上村を見てるとどうしてもついこの間までランドセル背負ってた感が強くて。
残りの中学生活はそのまま疎遠になって俺は卒業した。 俺と上村が再開したのは高校2年の春だった。土曜日、家の近くのセブンイレブンに行った時、上村に会った。
お互い発した第一声が「「あ」」w
そのままセブンの前のベンチに座りしばらく話した。他愛もない会話。
会話が長引き、夕方頃、風がまだ冷たくてだんだん震えてきたので、「そろそろ帰るわー」と言い、立ち上がった瞬間袖を掴まれた。
上村は俺の目を見つめていた。
俺「どしたん?そんなまじな顔してw」
上村「あの、私まだ子供っぽいですか」
その一言で、あーこいつまだ俺の事好きなのかもと気づいた。
俺「んーどうだろう、前よりは成長したんじゃねw」
実際、背も少し伸びた上村はもうランドセル感は無くなっていた 結局、その後特に進展がある訳でもなく、たまにコンビニで会って雑談するくらい。一つだけ進んだ事は、もう上村が高校生になってもまだ俺を好きだったら、その時は真剣に考える、そう伝えた事。
さすがに高校生の俺が中学生女子と付き合うというのは気が引けた 付き合うどうこうより、俺はまず上村の事をもっと知りたいと思った。俺と上村の関わりは図書室で2人きりで本を読む。それだけ。
歳が2つ下、漫画と小説が大好き、将来はペットショップで働きたい、それ以上のことは何も知らなかった。
俺と上村はほぼ毎日セブンイレブンで会って何時間も雑談してた。俺は積極的に上村の事について聞いた。
好きな食べ物、嫌いな食べ物、家族のこと、その日あった事、とにかくなんでも聞いた。俺も上村になんでも教えた。俺が9歳でこっちに引っ越してきたこと、母親が居ないこと
ここまで深く話した相手は上村が初めてだった。 >>18
ちょっとラノベ風意識で書いてたけど、いやだったらまた違った感じで書くね ちょっと違ったテイストで書きたいから別スレたてます
ここは落としてもらえると とにかく俺と上村はお互いの事を知るために毎日のように近所のセブンで話し込んだ。
春、夏、秋としばらくそんな日常だった。
まぁたまに二人で買い物に行くこともあって、はたから見ればどう見ても彼氏彼女だったと思う。
でもそれらしいことは何もせず、あくまで仲のいい先輩後輩のまま時間が過ぎた。 秋も終わりに近づいたころ俺は親友のTの家にいた。
Tは小学校の頃からの幼馴染で唯一の親友だ。
こいつに上村の事を相談した。
俺は正直に「高校生が中学生と付き合うって、やっぱ変だよな」
と思ってることを伝えた。
Tの反応は意外で、「そんなちっちぇーこと考えてんのかよ」と一言。
俺「いや、ちっちゃいことじゃ無いだろ」
「なんか、ロリコンっぽい..気がする」
T「それは周りから見た意見だろーが」
ハッとした。
確かに俺は周りからどう見えるかばかり気にして、上村の気持ちに真っすぐ向き合ってなかった。
T「お前はもっと、その子と真剣に向き合ったほうがいいぞ」
そう忠告を受けて、俺はTの家を出た。外はもう暗くて風がさすように冷たかった。
俺はTに言われたことを頭の中で考えながら歩いてた。
(俺は上村のことどう思ってるんだろう...)
気づくと俺はいつものセブンに来ていた 店のライトでいつも上村と座るベンチが照らされてる。
俺は中で紅茶花伝のホットを一本買い、一人でベンチに腰掛けた。
いつもなら隣に上村が座ってるベンチ。一人で座るとなんだか寂しく思えた。
いつの間にか隣に上村がいるのが当たり前になっていた。
(もし上村が俺を好きじゃなくなったら、ああやって二人で並んで歩くこともなくなるんだろうな)
思わず呟いた
「寂しいな。」 「何か言いましたか?」
横を見ると、少し大きいボアジャケットにマフラーという冬装備の上村が隣にこっちを見て立っていた。
俺「え、なんで...もう9時近いけど」
上村「んー...なんとなく散歩したい気分だったので」
そういって上村は笑った。
中三の初めて会った時、図書室で見せた生意気な笑顔じゃない
女の子らしい素直な笑顔だった 上村「先輩今、寂しいって言いませんでした?」
またいつもの生意気な笑顔で俺の顔を覗き込む
俺「聞こえてんだ...うん、寂しいよ」
俺は上村の目を見て正直に伝えた。
「上村が隣にいないと、正直寂しいよ」 続きは今日の夜書こうと思います。
一応実体験だけど、読みやすいようにちょっとだけ変えてる部分、大げさな表現あります。
ご了承ください! こんばんわ、続き書いていこうかな。
上村「先輩どうしたんですか?珍しいですねw」
上村はまだふざけ混じりの声でそう言った。
俺は構わず続けた
「上村、俺今まで周りの目ばっか気にして、お前と真っ直ぐ向き合えてなかった気がする。本当にごめん」
上村も真剣な表情に変わり、黙って聞いててくれた。
「俺、多分上村のこと好きだ。」 上村「先輩…でも、前言ってたじゃないですか、私は子供っぽくて恋愛対象には見れないって」
俺「そこも可愛らしくて好きだよ。子供っぽいところも、背伸びして俺に合わせようとするとこも、素直すぎるとこも。上村の全部好きだよ。」 普段真っ白な上村の顔は耳まで赤くなり、目は潤んでいた。こういうシーンで目が潤むって漫画とかドラマだけだと思ってた。
普段見たことない上村の表情。可愛いというより愛しいと思った。
俺「顔、真っ赤なってるけど」
上村「うるさいです、先輩はいつも一言余計です」
俺「俺なりの照れ隠しだよ」
上村「ハハ、知ってますw」
上村はそう言いながら、ちょこんと俺の隣に座った。
俺「これ、飲む?寒いでしょ」
買ってそのままホッカイロと化してた紅茶花伝を渡した。
2人で1つの紅茶花伝を飲みながらいつもみたいにダラダラお喋りして、上村を家に送り届けた。 自分の家に向かって歩きながらふと思った。
(好きとは言ったが付き合うとは言ってなくね…?)
あそこまで伝えればもう付き合ってるってことでいいのか?恋愛経験が少なかった俺はそんなことすら分からなかった。
(直接聞いた方がいいよな、有耶無耶になる前に)
歩きながら上村に電話した。
2コールめですぐに出てくれた。
俺「あ、えっと…オレ、です…」
上村『はい、知ってますwどうしたんですか?』
俺「いや、あのー…俺さっき好きって言ったじゃん?」
上村『なんですか?取り消しとか無しですよ?』
俺「いやいや取り消さないよwただその、付き合うとは言ってなかったなと思って…」
上村『え、私てっきり付き合うって事だと思ってました…』 (ですよねーあそこまで言って付き合いませんってある訳ないよねー…)(でも電話で付き合ってって言うのもなんか…)
俺「あ、上村、明日ってさ学校?」
上村『日曜に学校ある訳ないじゃないですかまったく』
俺「ですよねー…じゃあ久々に2人で買い物行かない?」
上村『付き合う付き合わないって話は一旦置いとくんですね』
俺「あーいやそうじゃなくて、なんというか、そういう話は直接会ってしたいというか」
上村『…確かに。明日、何時どこ集合ですか?』
俺「昼頃いつものショッピングモールで」
上村『分かりました、期待しておきます』
俺「あ、了解です、w」
上村『じゃあ、おやすみなさい』
俺「うん、おやすみ」 次の日、俺は寝不足のままいつも行くショッピングモールに向かった。いつも2人で会ってるのにこの日はやけにドキドキしてた。
自分で昼頃といった癖に10時ちょっと過ぎに着いてしまった。日曜でとても混んでたのを覚えてる。適当に服を見たりして時間を潰してた。まあほとんど眺めてるだけで、頭の中では上村にどう告白するかをずっと考えてた。
11時半頃、上村からLINEが来た。
『もうそろ着きますー』
小走りで集合場所まで向かった。
また上村からLINEがきた。
『あのー着いたんですけど、先輩どこですか?サーティワン前ですよね?』
俺らのいつもの集合場所はサーティワンの前。俺も既にサーティワンの前に立ってる。
「俺もサーティワンのとこおるよ」
ここで気づいた。上村の身長ではこの人混みに埋もれて発見できない。
書き忘れたが上村の身長は当時143センチ。完全に人混みに埋もれてしまっていた。 上村に電話をした
「上村ーお前今どんな服着てる?人混みで見つけれんわ」
『えーと、茶色のカーディガン着てます!靴下も茶色です!』
(靴下はどうでもいい)
「おけ、ちょっと探してみるわ」
人混みを見渡す。まったく見つけれない…。
「ごめん、見つけれないから一旦外出よ!」
外に出てすぐの自販機の前で待っていると小走りで上村がこちらに向かってきた。赤のカーディガンを着て。
上村『いやー人凄いですねー』
俺「あ、うん。てか茶色のカーディガンじゃないやん」
上村「え、いや茶色ですよ?」
俺「え?」
上村「え?」
上村は色盲だった。 上村と俺はとりあえず昼飯を食べるために人混みの中を歩いてた。手を繋ぎながら。
俺「あのー…これは上村的にいいの?」
上村「なにがですか?」
俺「いや、手…」
上村「この人混みではぐれたらもう二度と会えないじゃないですか」
俺「????」
本気なのか冗談なのか分からないが、俺と上村はクリスマスムードのショッピングモールを手を繋ぎながら歩いた。
この日は確か2人でしゃぶしゃぶの食べ放題を食べた。上村の希望で。 上村は143センチの小柄な体のくせに結構大食いだった。俺は牛丼の並で満腹になる。
俺は軽くしゃぶしゃぶを食べた後、どこぞのカカロットなみの勢いで食べる上村を見ていた。
上村はご飯4杯は食ってた。
腹ごしらえも終わり、店を出て気づいた。
買い物に誘ったはいいが得に買うものが無い。
(んークリスマスシーズンだし、なにかプレゼントでも買ってあげようかな)
俺「上村、お前なんか欲しいものとかある?」
上村「え、んーいきなり聞かれると難しいですね…」
上村はそのまま10分ほど悩みこんだ。
上村「欲しいものは無いんですけど…行きたいとこならあります」
そう言われ連れていかれたのは男子禁制のプリクラコーナーだった。
俺「え、ここ?俺、入れるの…?」
上村「女子と一緒なら入れますよ!」
そのまま俺らは初めて2人でプリクラを撮った。
現像されたプリクラを見て満足そうな上村。
俺「えと、俺的にはなにかクリスマスプレゼントを買ってあげようと思ってたんだけど…」
上村「これで十分です、私達が付き合った日の記念になるので!まだ付き合ってないですけどw」
この時までずっとなんて告白しようか悩んでた。お互い好きなのが分かってるのに悩んでた。悩む必要なんてないのに。
俺「上村、この近くに公園あったよね、そこに行かない?」
上村「公園ですか?いいですけど」
2人で歩いて5分ちょっとの広い公園に行った。
モールの中はたくさんの人でごった返してたけど、この公園はほとんど人が居なかった。
公園のベンチに2人で座り話し込んだ。少しだけ雪が降り始めてた。
上村「私達いっつもベンチ座ってますねw」
俺「確かにwでも俺はなんかこうやってベンチで話すの好きだよ、青春っぽくてw」
上村「先輩の青春のイメージよく分かりません」
相変わらず生意気な後輩だ。昔はそれに腹立てたりしてた。今ではそれすらも可愛いく感じる。 俺「そういえばずっと気になってたんだけど、上村はなんで俺を好きになったの?」
ずっと聞きたかった事だけど、どうせすぐ他に好きな人ができるだろうと思い聞けずにいた。
上村「それ聞きます?なんか恥ずかしいんですけど」
俺「んー参考までに」
上村「意味分かりませんw」
上村「先輩は知らないかもしれないけど、私友達いないんです。というか周りに嫌われてます。中学入ってからずっと」
俺「え、そうなの?全然知らなかった…」
上村「先輩も知っての通り私すんごい生意気じゃないですか。昔から人との距離感掴むのが苦手なんですw」
俺「確かに、すんごい生意気w」
上村「うるさいです」
(自分で言ったじゃん…) 上村「先輩、毎日図書室来てくれたじゃないですか。こんな生意気でウザイ私と関わってくれました。」
俺「それで好きになったってこと?」
上村「私には大きな事なんです。嬉しかったんです。」
俺も友達はいなかったし、クラスでもずっと浮いてる奴だった。デカくて無口な俺は女子からは怖がられ、男子からはスカしてる奴扱い。なんとなく上村の気持ちが分かる気がした。
俺「正直、お前はすんごい生意気だ。最初はそれにムカついたりもした。でも、今はむしろ生意気な上村が好きだよ。」
上村は俺を色眼鏡で見ず、一気に距離を詰めてきた。今まで周りに避けられてた俺には上村の生意気さが嬉しかった。 俺「上村、俺と付き合って欲しい。」
上村「ここまで来て言うのもアレですけど、本当に私でいいんですか?私みたいな嫌われ者でいいんですか?」
俺「周りがどう思ってるかなんて知らないよ、俺は上村が好きだから」
上村「ハハ、先輩の真剣な顔面白いですw」
少し照れ混じりだけど、いつもの生意気な笑顔で上村は答えてくれた
「私も先輩が大好きです、よろしくお願いします」 俺らはただの先輩後輩から、正式に恋人になった。
上村「あ、そうだ、1つお願いがあります…」
俺「ん?何?珍しく控えめだね」
上村「うるさいです。あのー、これから名前で呼んで欲しいです…」
俺「え、あ、いいよ、もちろん」
とは言ったものの、今までずっと名字で呼んでた訳で、突然名前呼びするのはなんだか気恥ずかしかった。
俺「じゃあ、呼ぶよ、?」
上村「はい、はやくしてくださいw」
俺「し、しおり…さん」
上村「”し しおり”じゃないです。しおりです。」
俺「わかっとるわ!しおり!!」
上村「はいwしおりですw」 俺「じゃあ俺の事も名前で呼んでもらおうかな」
俺だけ気恥ずかしい思いをするのは不公平だ。
シオリ「恥ずかしいので断ります」
即答だった。
その後軽く散歩をし、バスに乗っていつものセブン前で降りた。
お互い次の日学校があったので、いつものベンチには座らず、シオリを家に送り届けた。
俺「じゃあ、おやすみ」
シオリ「あ、泊まっていきますか?」
俺「そういう意味じゃねーよw」
シオリ「冗談ですwおやすみなさい、ゆうまさん」
ほんと生意気だ。 とりあ。でも今日はここまででもし続き気になるって方がいたら書こうと思います。冒頭でも書きましたが最近息子が生まれたばっかりで育児に追われ、更新が遅くなってます。申し訳ない。 >>53
創作というより、頑張って記憶をたどりながら、はっきり覚えてない部分は似たニュアンスのセリフにして書いてます。それも創作みたいなもんですが...
さすがに何年も前の話で一言一句覚えてないので、 >>54
ありがとうございます。更新が遅くて申し訳ないです。ところどころ端折って早めに終われるように頑張ります! 一応念のため
自分や上村の名前は全部仮名です。さすがに個人情報なので。
まぁ上村シオリは本名とほぼ変わりませんがw 付き合ってから一年目くらいまでは端折る。別に今までのかかわり方と大して変わらず
手を繋ぐ以上の事は何もしてなかった。
やっぱり、まだシオリは中学生だからと、それ以上には踏み込む気にならなかった。
お互い学校終わったらいつものセブンで会って、休みの日は買い物行ったり飯食ったり。
それだけ。
付き合って一年ほど。雪のなか、俺らはまたいつものベンチに座っていた。
ここで二人で駄弁るのが俺らの日課となっていた。
シオリは「毎日ベンチ座って、尾てい骨が可哀想」とか
よく分からない事言ってたけど、いつも先に来て待ってた。
「俺ら付き合って一年経つんだなー」 シオリは不満気に「恋人っぽいことあんまりしてないですけどねー」
この時確か俺は高3、シオリは高1。
高校は別々でシオリは制服がかわいいという理由だけで
県内一難関校にサラッと入学した。
この頃は先輩の俺がよくシオリに勉強を教えてもらってた。
お互い高校生、手を繋ぐ以上のスキンシップがあっても良いじゃないか
シオリは頻繁にそう主張してた。 なんだか、あまりこの部分細かく書いてたら永遠に終わらない気がするので割愛します。
特に気になるところでもないでしょうし。まぁそれ言ったらこのスレ自体あまり面白くないので興味ないでしょうけど、w 話は飛んでそれからまた約一年後。俺は高校を卒業し、美容専門学校に通っていた。
シオリは高校二年生。中学時代友達がいなかったシオリは、高校で数人仲のいい友達ができたみたいで、会うたび友達とこんなことがあった!、こんな話した!、と楽しそうにいつも教えてくれた。 喧嘩もほとんどなく、順調に付き合ってた俺ら。この関係が壊れ始めたのはちょうどこの頃からだった。
俺は子供の頃からの夢だった美容師になるために専門に入った。専門学校ってのは本当に大変で、毎日試験勉強と練習に追われた。 家に帰ってからも勉強。シオリと会う時間も、徐々に減っていた。
「今日は会えますか?」
「ごめん、今日も厳しい」
「わかりました。」
こんなやり取りが毎日。放課後に練習、帰って復習、予習。
学校の事で手一杯だった俺は、シオリからのLINEがうっとうしかった。
そのうち俺とシオリの連絡頻度は減り、完全に途切れた。 619 :マイデータ ◆MYDATA/26TzO [sage] :2023/09/28(木) 05:41:26.12 0
シナノスィート待ち。
今の調子なら旦那のラーメン付き合えそう。
餃子も付き合えそう。
621 :豆腐 [sage] :2023/09/28(木) 05:52:02.40 0
>>1
このマイデータがマイマイかあ
114 :トロピカーナひかる ◆T.TREEMy.. (ワッチョイW 465f-KxDE) [sage] :2023/09/24(日) 23:05:12.26 ID:CaY0Mp3c0
フジ板のネカマ
マイマイ思い出したwwwwwwwww tk_tk (不要な方のN.G登録用)
家族友人等などに紹介する側になりプラス¥4000を入手できる
https://i.imgur.com/PKVWB1v.jpg 続き書くか迷うーこの後記憶あいまいだからうまくまとめれるか、 シオリと連絡が途絶えて1週間後、俺は40度の熱を出し倒れた。一週間ほど学校を休むことになる。
おれは自分のベッドの中で焦っていた。一週間分みんなより遅れてしまう。熱を我慢して登校しようとも思った。
当然家族に止められ、おとなしく休むことにした。
(なんかもういいや、今くらいゆっくり休もう。シオリに言ったほうが良いかな。いや、もうどうでもいい、何も考えたくない) 熱が出てから四日後、熱は収まり体のだるさも殆どなくなっていた。
あと三日休みがある。学校の事なんて考えてなかった。今はとにかく休みたい。
俺はシオリに久しぶりにLINEした。
「今日、会えるかな」
返信はすぐに来た。
「6時以降なら。」
俺はシオリに会うことにした。この関係を終わらせるために。 夕方6時。おれは時間ピッタリにいつものベンチに着いた。シオリは先に来て座っていた。
俺「...久しぶり」
シオリ「...はい」
気まずい。
俺「最近連絡できてなくて、ごめん」
シオリ「いいんです。仕方ないですよ」
何も言えずに沈黙が続いていた。自分でもわかっていた。自分勝手だって。勉強が忙しくて構えないから別れよう、相手からしたらふざけんなって話。 それでも当時の俺は学校の事でいっぱいいっぱいで、周りも見えないし自分を客観視することもできなかった。
俺「シオリ、俺ら、別れよう」
シオリ「はい、わかりました」
シオリは声色も顔色も一切変えずにこう答えた。
随分とあっさり終わった。
シオリ「じゃあ、そろそろ帰ります、今までありがとうございました。」
俺「あ、うん。こちらこそありがとう...あ、送ろうか?暗くなってきたs...」
シオリ「大丈夫です!!...放っておいてくださいよ。」
そういってシオリは帰っていった。俺はしばらくベンチから立てなかった。 シオリの気持ちとか考えると、今更申し訳ないと思ったり。今までの思い出に浸ったり。
あっという間に休みは終わり、俺は一週間分の遅れを取り戻すためがむしゃらに勉強と練習に励んだ。
友達とも会わず、ただひたすらに練習した。
まぁこの後は特に何もなく、何回か倒れたりもしたがなんとか卒業し国家試験にも合格した。
その後俺は叔父さんが経営する美容室に雇ってもらい、アシスタントとして働き始めた。
叔父さんとは昔から仲が良くて、元々はうちで雇ってやるから資格とって来いと言われ専門に行った。俺が卒業できたのはこの人のおかげと言っても過言じゃない。 身内の店だから楽、なんてことはなく、最初の2年はきつかった。
朝の八時前には出勤して店内掃除した後練習、開店後は叔父やほかのスタイリストの手伝い、掃除して隙間見て練習して、閉店後も遅くまで練習。
ほぼ毎日家に帰るのは11時過ぎだった 続きは今日の夜になります。遅くなり申し訳ございません。 それから3年が経ち、俺はアシスタントから無事スタイリストになり、給料は高くは無いけど、それなりに楽しく働いていた。
スタイリスト1年目の秋、店の電話がなり、他のスタッフが忙しそうだったから俺が出た。
俺「お電話ありがとうございます、○○ヘアーです。」
「あ、あの、カットの予約をしたいんですが、」
俺「予約ですね、ありがとうございます。お名前をお伺いしてもよろしいですか?」
「えと、上村です。」
え、上村?自分の鼓動が早くなるのがわかった。
俺「う、上村様ですね、ご希望の日にちと時間はありますか?」
「んー今日ってもう空いてないですよね?」
俺「今日ですと、午後の2時半から空いてますが」
「本当ですか!じゃあ今日お願いします!」
俺「かしこまりました、担当の希望などはありますか?」
「んー初めてで分からないんで、お兄さんお願いします。空いてればですけど」
俺「かしこまりました、今日の午後2時にカットのご予約ですね。お待ちしております。」
「はい〜」
受話器を置く。上村?上村ってあの上村か?声は若い女だったけど…。
その日俺はドキドキ、緊張しながら予約の時間まで過ごした。昼休憩も飯が喉を通らなかった。 午後2時、予約の時間になった。
ガチャッ
「すみませんぴったりに来ちゃいました〜」
俺「い、いえ、大丈夫ですよ、上村様ですね。」
「はい〜上村ですー」
シオリではなかった。シオリより多分3、4歳上、俺より少し上かなって感じのきれいなお姉さんだった。俺は正直安心した。
「お席ご案内しますね」
荷物を預かり、席に座り希望の髪型を聞き、シャンプーの担当者に回す。
戻ってきてカット開始。
俺「担当の橋本と申します、本日はよろしくお願いします。」
上村さん「よろしくお願いします〜」
まあ普通にカットをしていく。希望は長さを整える、簡単に言えばメンテナンスだけ。すぐ終わる。
俺「上村様はうちに来るのは初めてですよね。」
上村「そうですねー昔から近所に住んでたのにここに美容院あるの知らなくて〜試しに来たって感じです〜」
俺「近所なんですねー、俺もすぐそこに住んでるんですよー」
俺「出身はこっちじゃないですけど、育ちはほとんどここですw」
上村「へーなんか凄いなー」
俺「凄い?何がですか??」
上村「いやーなんか、妹の元彼と共通点多くてw苗字も一緒だし、その元カレも出身別でここに越してきて住んでるって言ってたからw」
俺「え、」 午後2時、予約の時間になった。
ガチャッ
「すみませんぴったりに来ちゃいました〜」
俺「い、いえ、大丈夫ですよ、上村様ですね。」
「はい〜上村ですー」
シオリではなかった。シオリより多分3、4歳上、俺より少し上かなって感じのきれいなお姉さんだった。俺は正直安心した。
「お席ご案内しますね」
荷物を預かり、席に座り希望の髪型を聞き、シャンプーの担当者に回す。
戻ってきてカット開始。
俺「担当の橋本と申します、本日はよろしくお願いします。」
上村さん「よろしくお願いします〜」
まあ普通にカットをしていく。希望は長さを整える、簡単に言えばメンテナンスだけ。すぐ終わる。
俺「上村様はうちに来るのは初めてですよね。」
上村「そうですねー昔から近所に住んでたのにここに美容院あるの知らなくて〜試しに来たって感じです〜」
俺「近所なんですねー、俺もすぐそこに住んでるんですよー」
俺「出身はこっちじゃないですけど、育ちはほとんどここですw」
上村「へーなんか凄いなー」
俺「凄い?何がですか??」
上村「いやーなんか、妹の元彼と共通点多くてw苗字も一緒だし、その元カレも出身別でここに越してきて住んでるって言ってたからw」
俺「え、」 俺「妹さんのお名前って」
上村さん「シオリだけど…え、もしかしてお兄さん、!」
俺「その元カレ、俺です…」
上村さん「えええ!まじかよウケるんだけどwww」
まさかの姉が来店した。しおりに姉がいるのは聞いていたが会ったことはなかった。確かに言われてみれば何処と無く似てる気がする…。
上村姉「まじかーやっぱそうだったかーwお兄さん私の担当なってねまた来るからw」
俺「あ、ありがとうございます…w」
上村姉「しおりからよくお兄さんの話聞いてたよー」
俺「そうなんですね、ハハッ」
上村姉「まさか別れると思ってなかったしw君達が別れた日、シオリ過去一泣いてて面白かったな〜」
俺「え、あの日シオリ泣いてなかったですよ?すごいアッサリしてたっていうか。」
上村姉「そりゃお兄さんの前では強がってたんでしょー?女心わかってないな〜」 驚いたのも束の間、カットが終わりシャンプーをしてセットして終わり。
上村姉「ありがとね〜お兄さん上手いね!」
俺「どうも…」
上村姉「今度しおりもここに来させようか??w」
俺「いやいや、俺がいるって分かったら来ないと思いますよ、w」
上村姉「まー任せてよ、妹の扱いは私が一番うまいんだから」
今更会ってどうするんだ。今は学生時代より落ち着いた。でも仕事が忙しいのに変わりはない。再開したってそれ以上何も無いんだから。
俺「いや、大丈夫です。今あっても、どんな顔して会えばいいのか、w」
上村姉「…わかったwまあもう何年も前のことだしねw」「またお願いしますね」
俺「お待ちしてます。」
その日の締め作業。
叔父「おう、ゆうま。今日やけに親しげな女来てたけど、お前の女か?」
俺「そんな訳ないでしょ。…元カノの姉です。」
叔父「まじかおもしれーなwてかお前彼女いたんだなー」
俺「まぁ、それらしい事何もしてあげれなくて、挙句俺の都合で振った。申し訳なくて合わせる顔ない。」
叔父「んなもんお前の気持ちだろwどうせお前その子の気持ちも聞かずに1人苦労してます感気取って1人でウジウジしてたんだろー」
俺「…そんなの今更、どうでもいいよ。早く帰りたいんでさっさと閉めましょう。」
叔父「…お前今日残って練習しろ。」
俺「は?なんでですか?」
叔父「明日予定ないんだろ?久々に1人でゆっくり練習でもしろ」 意味わかんねーと思いつつ、たしかに最近練習してなかったし、言われた通り残る事にした。
俺は結局10時頃までぶっ通しで練習してた。少し休もう。椅子に腰かけながら練習に使ったウィッグをぼーっとみていた。
少しカールがかかった髪の毛。無意識のうちにシオリの後ろ姿と重ねた。シオリを降った日のことを思い出した。
当時も相当自分勝手だなとは思っていたが、今思うと本当に酷かったな。勉強が忙しいから別れてくれ。馬鹿だなぁ。別に別れる必要はなかったのではないか。素直に忙しいからあんまり構えないけど、変わらず好きだよって、一言言ってあげればよかったのに。
俺は彼女も友達も投げ捨て、勉強と練習に励んでますって、そう見せたかった、そんな自分に浸りたかった、それだけなのではないか。 練習も終わり、帰りに久しぶりにあのセブンのベンチに行った。このベンチに座るのは何年ぶりだろう。シオリの別れた日以来、何となく避けてたベンチ。
ベンチの右側、いつも座ってた席に座る。今思うとダサいけど、この時俺はシオリとの思い出を思い出して一人浸っていた。今シオリはまだこの街にいるのかな。頭良かったから、いい大学に入ったのかな。
別れた日、泣いてたんだな。将来はペットショップで働きたいって言ってたけど、夢は叶ったかな。俺と別れてから彼氏出来たかな。嫌われてるに決まってるな。ここに座ってたら、前みたいに偶然ばったり会ったりできるのかな。俺は未だに未練塗れだった。
結局俺はセブンでタバコとホットの紅茶花伝だけ買って帰路に着いた。 寒さに少し震えながら歩いていると、俺の歩く歩道側に車が停まっていた。その車の助手席側から長めのコートを来た女が降りた。その車は女性を下ろすとすぐに発進した。
「…シオリ?」
横顔を見て直ぐに気づいた。しおりだ。髪は伸びてメイクも少し派手になっていたが、見間違う訳ない。俺は時間が止まったみたいに動けなくなり、シオリを見ていた。
シオリもこちらに気づいた。
「先輩…?」 突然の再会に戸惑い、俺は上手く喋れなかった。
俺「あ、えと、久しぶり…」
シオリ「そう…ですね。お久しぶりです。」
随分とよそよそしい。そりゃそうだ何年も会ってないんだし。
シオリ「仕事終わりですか?」
俺「あ、うん。練習で居残りした帰り。」
シオリ「美容師、なれたんですね、良かったです」
俺「うん、もう4年くらい続けてる」
「シオリはこんな時間にどうしたの」
シオリ「友達と遊んで、その帰りです」
俺「そっか、さっきの車彼氏かと思ったw」
シオリ「まさかwあれ以来1人もできませんでしたw」 家の方向が同じだから、別々に帰るのも変だから一緒に並んで歩いた。
途切れ途切れだけど、何とか会話を繋いだ。
俺「今は大学生?かな?」
シオリ「あ、いや、〇〇っていうペットショップっで働きながら資格の勉強してます。先輩はどこの美容院にいるんですか?」
俺「すぐそこの美容院。俺の叔父さんがやってるとこなんだよ。」
シオリ「え、お姉ちゃんそこ行ったって言ってましたけど!!」
俺「そう、会ったよw最初予約の電話出た時上村って言ってたからびっくりw」
シオリ「私もびっくりしましたw」
こんな自然に会話出来たのはいつぶりだろう。純粋に楽しかった。
シオリ「私も先輩に切ってもらおうかな。最近伸びてきちゃってw」
俺「あーいいよ、希望の日と時間はありますか?」
シオリ「なんでそんな接客口調なのwんー明後日とかって空きあります?」
俺「明後日はまだ予約全然ないw何時でも大丈夫だよ」
シオリ「じゃあ11時くらい大丈夫です?」
俺「大丈夫、明後日の11時ね。」 シオリの家に着き、俺は1人で家に向かった。
なんだか明後日が楽しみで仕方なかった。予約の日はあっという間に来て、シオリが来る日、俺はソワソワしながら店で待っていた。
ガチャッ
シオリ「こんにちは〜…」
俺「こんにちはー上村様ですね、お席ご案内致しますねw。」
シオリ「なんかよそよそしくて変な感じですw」
席につきカウンセリングをする。
シオリ「これくらい切って欲しいです。」
俺「え、こんなに切るの??結構印象変わるけど…」
シオリ「お願いします!やってみたかったんです、こういうの!」
しおりが見せた写真はベリーショートよりは少し長い、ボブより少し短い髪型の写真。
今のシオリの髪は肩甲骨ぐらいまである。それをバッサリ切りたいと。
俺「り、了解です。じゃあ一旦シャンプーして、それからカットするね」 雑談しながらカットを進める。珍しく俺は緊張しながら切った。カットが終わり、全体のバランスを見る。これはこれで似合っていた。今までのシオリより随分大人びて見えた。
俺「結構似合ってるよ」
シオリ「うわーすごい、始めてこんな短くしたw」
お会計の時、シオリが俺に連絡先を教えてくれた。
シオリ「もし良かったら、また前みたいに仲良くしたい…かも。」
俺「かもって何w気が向いたら連絡するよw」
シオリ「気が向いたらってなんですか!絶対です!」
俺「了解でーす。気をつけて帰ってね」 まぁ当然俺は退勤後即連絡、それからはトントン拍子で、また前みたいに2人で出かけることが増え、気づけば復縁1歩手前になっていた。
俺はあの頃より大人になったのか、また傷つけるかもとか、年齢差がどうとか、そんなの気にせずすぐに気持ちを伝えた。シオリもずっと俺を想ってくれてて、すぐに復縁。
復縁してから何回目かのデートの日、俺はやらかした。前日の仕事が忙しく家に着くなり倒れるように寝た俺はぐっすり眠っていた。カーテンから入る日差しで目を覚ます。
(よく寝たなー今何時かな)
携帯を見る。が、携帯の画面がつかない。ボタンを押してもタップしても暗いまま。
(あれ、壊れたか??充電器刺さってるのに、。とりあえず時間)
壁がけの時計を見ると、13時30分。待ち合わせは12時。終わった、。早くシオリに謝罪の連絡を入れなくてわ…て携帯つかないんだった!
とりあえず急いでシャワーを浴びて髪を整え服を着て歯を磨いてダッシュで家を出る。待ち合わせはいつものセブン。
猛ダッシュなら5分もかからないだろう。俺は人生で1番走った。行く途中に短い橋が見える、あれを過ぎたらすぐだ、と思った矢先俺は躓き思いっきり転けた。そしてその瞬間
カツンッ…ボチャンッ
(え、なんの音…いやそれどころじゃない!!)
早く待ち合わせ場所に行かなきゃと思い俺は立ち上がり走った。
セブンに着くと、シオリはいなかった。
(終わった…いや今から連絡すれば…って壊れてるんだった。なんで壊れてんだよこのクソスマホ!!)
スマホがない。ジャケット、ジーンズのポケット、全部探したがスマホだけない。さっきのカツンッボチャンッという音はスマホが落ちる音だったのだ。
(嘘だろまじか終わった終わったまじ終わった…!)
ダメ元で急いでシオリの家に向かう。インターフォンを鳴らすとすぐにドアが空いた。
「はい〜」
出たのは姉だった。
俺「あ、お姉さん…ハァハァッ…あのっ、シオリいますか…!!」
上村姉「いるよ〜めっちゃキレてるけどwなにしてんのよお兄さんw」
俺「中…入れてもらってもハァ…いいですか…ゲホッゲホ」
上村姉「あいよ〜」 確かシオリの家に入るのはこれが初だった気がする。
俺「あの、シオリどこいます..?」
上村姉「多分リビングにいるんじゃない?奥だよ〜」
奥に進みリビングに入るとシオリがこちらに背を向けてテレビを見ていた。
俺「あ、あの、シオリ..?」
シオリ「.....」
完全にシカトである。
俺「シオリ、本当ごめん...」
その後何度話しかけても何度謝ってもシオリは口をきいてくれなかった。
俺はもう終わったなと思い諦めて帰ることにした。
俺「お姉さん、すみません。俺帰ります」
上村姉「えぇー!まじで?帰っちゃうの?この状況で??」
俺「いや、何言ってもシカトされるんで、もういいっす。」
正直俺は大人げなくイラついていた。確かに遅れた俺が悪い。でも何回謝っても無視するとかもうどうしようも出来ないだろうが、と。
上村姉「んー、何があったの?」
俺は寝坊したこと、携帯が壊れ、さらに川に落としてしまった事、すべて説明した。
上村姉「不運だね〜。てかそれちゃんとシオリに説明すればいいんじゃね??」
俺「いや、もういいっす。帰ります。お邪魔しました。」 確かシオリの家に入るのはこれが初だった気がする。
俺「あの、シオリどこいます..?」
上村姉「多分リビングにいるんじゃない?奥だよ〜」
奥に進みリビングに入るとシオリがこちらに背を向けてテレビを見ていた。
俺「あ、あの、シオリ..?」
シオリ「.....」
完全にシカトである。
俺「シオリ、本当ごめん...」
その後何度話しかけても何度謝ってもシオリは口をきいてくれなかった。
俺はもう終わったなと思い諦めて帰ることにした。
俺「お姉さん、すみません。俺帰ります」
上村姉「えぇー!まじで?帰っちゃうの?この状況で??」
俺「いや、何言ってもシカトされるんで、もういいっす。」
正直俺は大人げなくイラついていた。確かに遅れた俺が悪い。でも何回謝っても無視するとかもうどうしようも出来ないだろうが、と。
上村姉「んー、何があったの?」
俺は寝坊したこと、携帯が壊れ、さらに川に落としてしまった事、すべて説明した。
上村姉「不運だね〜。てかそれちゃんとシオリに説明すればいいんじゃね??」
俺「いや、もういいっす。帰ります。お邪魔しました。」 遅くなってすみません。
俺は大人気もなくいじけたまま上村家を後にした。
(何もあんな怒んなくたっていいだろーが)
イライラしたままいつものセブンに向かった。消していつもみたいに偶然シオリに会えるかとか、そんな期待してた訳じゃない。ただタバコを買いたかっただけである。
セブンにつきタバコと紅茶花伝を買いとりあえずベンチに座り一服
(……あーてか携帯どうしよう。とりあえずドコモ行かなきゃだよなー、。)
(シオリ、怒ってたなー。そりゃそうか、理由がなんであれ、遅刻したのは事実で、シオリからしたら遅刻した挙句連絡もせず放置したクソ男ってわけか。)
一人でモヤモヤ考え続けた。
(帰ろう…。)
ベンチを後にし、家に向かって歩き始めた。
「…せんぱああああい!!!!」
遠くからしおりの声がした。
振り向くと山姥みたいに全力で走りこちらに向かうシオリがいた。
俺「え、え、ちょ、ちょっとおいおい!!」
そのままシオリは俺のみぞおち辺りに思いっきりタックルしてきた。
俺「ア…アア…」
先輩「先輩!ごめんなさい!!」
俺「…いや、大丈夫、。どうした…の、?」
何とか声を絞り出した。
先輩「いや…あの、お姉ちゃんから色々聞いて。」 Tiktok LiteでPayPayやAmazonギフトなどに交換可能な4000円分のポイントをプレゼント中!
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1.SIMの入ったスマホ・タブレットを用意する
2.以下のTiktok Liteのサイトからアプリをダウンロード(ダウンロードだけでまだ起動しない)
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3.ダウンロード完了後、もう一度上記アドレスのリンクからアプリへ
4.アプリ内でTiktokで使用してない電話番号かメールアドレスから登禄
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