中学校で最初の中間テストに向けて、僕は猛勉強をしていました。
毎日のお見舞いで病室にいる間はずっと母のそばで勉強をしていました。
目に見えて弱々しく痛々しい様子の母でしたが、これで少しは母に力を与えられるんだと理由もなくそう信じていました。