前みたいに、落選してしまうかもしれない。
自分だけが良いと思っていても、正直言って不安だった。

清書に入る前に、どうしても誰かに見てもらいたかった。
でも、見せられる相手なんて一人もいないし……

そんな事を悶々と考え込み、ネーム完成から一週間近くも悩んだ。
そして俺は、穂高ならネームを見てくれるかも…と思い、
穂高に電話をかけてみた。