メキシコ南部オアハカ州沖で中国人とみられる移民を乗せたボートが転覆し、8人が死亡した。地元当局が経緯を調べている。

ボートは先月29日に転覆したと、オアハカ州当局が30日に発表した。唯一の生存者によると、ボートはメキシコ人が操縦しチアパス州タパチュラを28日に出発したという。グアテマラとの国境にあるタパチュラは、米国への渡航を希望する移民の多くが出発する場所。

米国へのビザ取得が困難であることや、ゼロコロナ政策の経済的余波により、米国とメキシコの国境にやってくる中国人移民が急増している。

声明によると女性7人と男性1人が死亡したという。全員が中国から来たとみられるが、公式な身元は確認されていないという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/84b76d8cf5e63ec9cf86a27da0597a821d94ff38