兵庫県姫路市の飲食店で恵方巻きが原因の食中毒が発生した問題で、姫路市の保健所が会見を開き、食中毒の原因は「黄色ブドウ球菌」と判明したと発表しました。

 今月3日、姫路市内の飲食店「雷寿司」が販売した恵方巻きを食べた2歳から81歳までの34人が、下痢や嘔吐などの症状を訴えました。姫路市の保健所は食中毒と断定し店に対し営業禁止処分を行っていました。

 姫路市保健所によりますと、店の従業員1人の手指のふき取り検査で黄色ブドウ球菌が検出されたということです。従業員は薄焼き玉子でウナギや焼きアナゴ、エビを巻く作業に従事していて、手洗い不十分などの何らかの原因で巻き寿司の具材を汚染し、その具材を使用した巻き寿司が常温で長時間保管されていたことで、菌が増殖し食中毒に繋がったものと推定されるということです。

 これまでに食中毒の症状を訴えたのは1歳〜91歳までの150人(男性60人、女性90人)で、吐き気や嘔吐、下痢や発熱の症状があったということです。

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