180kmでパトカー運転か、巡査部長を書類送検…「存在察知されずに早く現場へ行きたかった」
2024/01/27 06:51
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240126-OYT1T50226/

 時速180キロでパトカーを運転したとして、茨城県警は26日、行方署地域課の男性巡査部長(30)を道路交通法違反(速度超過)容疑で水戸地検に書類送検し、減給100分の10(3か月)の懲戒処分とした。

発表によると、巡査部長は同課自動車警ら係所属だった昨年9月21日午前2時10分頃、潮来市の一般道でパトカーを運転中、制限速度(時速60キロ)を大幅に上回る時速165~180キロで走行するなどした疑い。

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 当時は110番を受けて容疑者を捜索中だったが、緊急走行ではなく赤色灯もつけていなかった。調べに「容疑者にパトカーの存在を察知されずに早く現場付近へ行きたかった。緊急時は普段から速度違反をしていた」などと話しているという。県警は同乗していた同課の巡査長についても、違反を制止しなかったとして、本部長訓戒とした。

 また、県警は26日、休日に龍ヶ崎市内で酒気帯び運転をした稲敷署地域課の男性巡査部長(56)について、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で龍ヶ崎区検に書類送検した。巡査部長は同日付で依願退職した。