4年連続「化石賞」に西村経産相が反論「新しい技術理解されない方々が言っている」

 国際NGOが温暖化対策に後ろ向きな国に贈る「化石賞」に日本を選んだことについて、西村経済産業相は6日の衆院経済産業委員会で、「日本の新しい技術を理解されていない方々が言っているのではないか」と述べて反論した。

 西村氏は、日本が二酸化炭素(CO2)の排出を減らすため、火力発電所で水素やアンモニアを化石燃料に混ぜて燃やしたり、CO2を地下に貯留したりする技術の開発に取り組んでいると説明。その上で、「イノベーション(技術革新)でカーボンニュートラル(脱炭素)と経済成長、エネルギーの安定供給をしっかり確保していきたい」と述べた。

 国際NGO「気候行動ネットワーク」は、毎回、気候変動枠組み条約締約国会議(COP)期間中に化石賞の受賞国を発表しており、日本は4回連続で受賞している。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20231206-OYT1T50192/