同校の音楽教育のため、保護者が5円まで寄付をし、生徒たちはバザーを開いて基金を作った。

「当時ヤマハの竪型ピアノが500円の頃、2000円もしたドイツ製のグランドピアノは、音楽の先生だけが弾くことのできる神聖なものとなった」と、昭和45年発行の「六十周年記念沿革誌」にある。このピアノは23年に県立宇和高校と改称された同校で、50年まで授業で使用された。市民有志が平成13年から年1回、コンサートを開いてきたものの26年を最後に終了。その後は市の歴史資料として、宇和米博物館で保管されてきた。

宇和米博物館講堂にはもう一つ、大きな魅力がある。昭和3年建設の宇和町小学校の旧校舎を移築しており、講堂に隣接する木造校舎には109メートルもの日本一長い直線の廊下があるのだ。


料金500円で誰でもこの廊下で「ぞうきんがけ」を体験することができる。ゴールするまでのタイムを計測して、認定証をもらえる。バッジをもらえるバッジコースは700円。特に家族連れに人気で、平日では20~30人、休日には100人以上が挑戦するという。

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