秋本議員の賄賂、1千万円増の7千万円で起訴へ コロナ給付金詐取も
9/27(水) 5:00配信
朝日新聞デジタル

 政府の洋上風力発電事業をめぐって衆院議員の秋本真利容疑者(48)=自民党を離党=が逮捕された汚職事件で、東京地検特捜部が、賄賂額を逮捕段階から1千万円ほど増やして計約7千万円と認定し、勾留期限の27日に受託収賄罪で起訴する方針であることが、関係者への取材でわかった。新型コロナウイルス対策の持続化給付金を約200万円不正に受給したという詐欺罪でも、あわせて起訴する方針だ。

 汚職事件では、「日本風力開発」(東京)の塚脇正幸前社長(64)を、贈賄罪で27日に在宅起訴するとみられる。

 特捜部は今月7日に秋本議員を逮捕。再エネ海域利用法に基づく洋上風力発電事業について、2019~22年に数回、同社の参入に有利な国会質問をしてほしいと塚脇氏から依頼され、謝礼として23年までに、趣味の競走馬をめぐる経費として計約6146万円の賄賂を受け取ったという受託収賄容疑だった。

 関係者によると、塚脇氏からの資金提供は他にもあり、特捜部はその後の捜査で、さらに1千万円ほどが国会質問の見返りと評価できると判断。賄賂額を総額約7千万円に増やして起訴する方針を固めたという。
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