日本の最高裁判所は辺野古の米軍基地の建設を中止しようとする沖縄県の上告を棄却した。沖縄県民が何度も米軍基地に対する不満を主張しても、毎回日本の権力に押しとどめられ、失敗の終わるのはなぜなのか。スプートニクは専門家に見解をたずねた。

ロシア科学アカデミー、世界経済国際政治研究所、日本経済政治グループを率いるヴィターリィ・シュヴィトコ氏は、この状況は沖縄にとっては残念ながら袋小路状態だとして、次のように語っている。

「市長というのは選挙で選ばれた地位です。ですからどんな市長も住民の意見に立脚して行動します。

米国が沖縄から自発的に撤退することは決してありません。つまり、米国人が自発的に沖縄を離れることはないでしょう。このようにして、島に米軍基地がある限り、島民と国の権力との対立は、少なくとも、あと数世代は続くでしょう。つまり、現在の地政学的状況では、事実上、それは永遠に続く宿命です」

沖縄は、すでに基地のあるがゆえに、我慢を強いられている。

https://sputniknews.jp/20230906/vs-17005012.html