京都の寺が進める「宇宙寺院」計画。打ち上げに向けて資金集めを始めました。
京都の世界遺産「醍醐寺」が進めている『宇宙に寺院を創る』というプロジェクト。その寺の名前は「浄天院劫蘊寺(じょうてんいんごううんじ)」です。
8月28日にクラウドファンディングを始め、開発にかかる資金を募っています。今回の目標金額は300万円です。
このプロジェクトは3年前にベンチャー企業「テラスペース」と共同で始めたもので、宇宙そのものをあらわす「大日如来」のミニチュアなどを搭載した小型の人工衛星を打ち上げ、
宇宙空間に向かって光線を発射しながら1時間半ほどかけて地球を周回するというものです。人工衛星は現在、開発の最終段階で、環境試験などにかかる費用をクラウドファンディングで募るということです。
一般の人からアプリ上で受け付けた願い事や故人の戒名・遺影などをデータ化し、醍醐寺で毎月営まれる「宇宙法要」で供養して、宇宙寺院の「劫蘊寺」に送信することになっていて、すでに500件ほど集まっているということです。
(醍醐寺 仲田順英執行)「日本のいい祈りの世界が世界に向けてこれによって発信できたら良いなと期待している。平和や命の大切さをこの祈りを通して発信できるということにワクワクしています」
「劫蘊寺」は順調にいけば2024年中に宇宙へと旅立つ予定です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f865dcced256f99f192124b09332c4ee53856ba