男しかいない国〜アトス自治修道士共和国〜(前編)
今回は男しか入れない国に行ってみた。それがアトス自治修道士共和国。その名の通り修道士たちが強大な自治権を持った事実上の国家だ。
この国の住人は全員オス。外部から入れる性別もオスのみ、修道院で飼っている家畜も全部オスである。道ですれ違うのは全員おじさん、修道士はもちろん男性。僕も男性。犬も馬も全部ブツをぶら下げていた。
繁殖行為ができないので人間も動物も外部から供給されることで成立し、ここでの居を構えた者は生涯この地に住まい、それ以降死ぬまで女を見ることなくここで祈りを捧げ続ける。
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一応お上の裁決要るから椅子に座って待っていてねと言われて待っていると別の人が出てきてウゾーとルクミを出してくれた。おぉ〜〜、政庁でもこれもらえるのか。ここで言うウゾーはギリシアやキプロス島で作られる蒸留酒で、ルクミは砂糖水にコーンスターチを溶いて固めた甘いお菓子である。
さっそくウゾーを流し込む。ほぼ空きっ腹だったのでカッと喉と胃が熱くなる。キリスト教圏って酒が飲めるのは本当にいいよな。政庁職員と雑談していたらまたしてもワールドカップの話になりドイツを倒してくれてありがとうとお礼を言われた。どこの人間もザ・ギリシア人って反応して面白かった。
ノート.com/univ/n/n7b684a82fc8b
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