南部陽一郎 日本人が考えた
「超弦理論(超ひも理論)」によるなら、
この世界には互いによく似た
また別の世界が存在する可能性があるのだという。
“並行世界”や”パラレルワールド"と呼ばれる2つの世界は、
もし本当にあるのだとすれば、おそらくはよく似ているはずだ。
今回、筑波大学などの研究チームは
『Asian Journal of Mathematics』(2023年4月27日付)
に掲載された論文で、そのことを数学的に証明している。
それによるとA世界では起こらない劇的な”爆発”は、
やはりB世界でも起こらないと考えられるのだそうだ。
超弦理論では、素粒子は振動する
「”ひも”(ギターやバイオリンの弦を想像してみよう)」
だと考える。
素粒子にはいくつか種類があるが、
超ひも理論によるなら、
それはひもの振動の仕方が違うためだ。
このように世界のもっとも基本的なパーツを
”ひも”と解釈する超ひも理論は、
この世は10次元以上の空間でできていると説明する不可思議な理論でもある。
もちろん私たちには、
3次元の空間と時間しか認識できない。
だが超弦理論が本当なら、
この世界にはさらに6次元以上の空間が存在しているはずなのだ。
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