一方で、持ち帰りはかなり定着。一般的な全国チェーンのスーパーに、専用売り場が当たり前にあるほどです。その多くがトロピカルなソースや辛味ソースがかかる裏巻き。そうした巻きずしは回転ずしや居酒屋でも定番で、
メキシコ料理のブリトーのようなサイズ感の、「すしブリトー」と呼ばれる巨大太巻きもよく見られます。ここ数年で、手巻きずしやちらし丼の専門店まで出てきていて、すしの多様化がますます進んでいる印象です。

近年、都市部ではおにぎりも市民権を得てきています。これまでも日系スーパーでは当たり前に売られていましたが、アジア系、アメリカ系のスーパーにも、デリコーナーですしとともに並ぶようになりました。
ポキ専門店やタピオカミルクティー屋さんにもおにぎりが置いてあり、専門店まで登場するなど勢いは止まりそうにありません。

こうしたブームに乗った新顔おにぎりは、1個5ドル(約700円)前後と、すしレベルとも言える強気の価格設定なのが特徴。昔ながらの日系スーパーのおにぎりが2.5ドル(約350円)程度で手に入ることを考えると、その倍額です。

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