Windowsに標準搭載されているウェブブラウザ「Edge」が、アクセスしたURL履歴をMicrosoftの検索エンジン「Bing」に自動的に送信していることが判明しました。2022年からEdgeに搭載されている、YouTubeやウェブサイト全体でお気に入りのコンテンツクリエイターをフォローできる「クリエイターフォロー機能」の誤作動が原因とみられています。

この問題はRedditユーザーのhackermchackface氏によって発見されました。hackermchackface氏は、Edgeの最新版であるVersion 112.0.1722.34以降、閲覧したほぼ全てのウェブサイトのURLを使用して、「bingapis.com/api/v7/followweb/isfollowable」というページにリクエストを送信していることを発見しました。hackermchackface氏は「このURLについて検索しても、結果はほとんど得られず、この機能に関するドキュメントは全く見つかりません」と述べています。

ソフトウェアエンジニアのラファエル・リベラ氏がこの問題について調査を行ったところ、Edgeに実装されたクリエイターフォロー機能の不具合である可能性が浮上しました。リベラ氏は海外ニュースメディアのThe Vergeに対して「Edgeには、デフォルトで有効になっているクリエイターフォロー機能があります。この機能の意図は、YouTubeやRedditなどの特定のウェブサイトをEdgeで閲覧した際に、その情報をBingに送信することだったようです」と述べています。しかし「おそらくクリエイターフォロー機能が正しく動作せず、代わりにユーザーが訪問するほぼ全てのドメインをBingに送信していると考えられます」と推測しています。

https://gigazine.net/news/20230426-microsoft-edge-leak-bing/