国内では静岡県の駿河湾でのみ水揚げされるサクラエビの春漁が解禁され、5日、静岡市清水区の由比漁港で
初競りが行われた。初日の水揚げは大井川港(同県焼津市)と合わせて、昨年の約40倍の計39トン超。
主漁場の一部で漁を禁止したり、保護区に設定して試験操業だけを認めたりする資源保護策が奏功したとみられる。

 由比漁港では鮮やかなピンク色のサクラエビが入った箱が一面に並び、由比港漁業協同組合の宮原淳一代表理事組合長(82)は
「初日にこんなに並んだ記憶はない」と驚いていた。

 サクラエビ漁は2018年春から不漁が続き、船主らでつくる県桜えび漁業組合は操業の一部を自主規制してきた。
https://www.daily.co.jp/society/main/2023/04/05/0016213931.shtml