韓国大統領来日 警戒レベル引き上げ警護など徹底へ 警視庁

今月16日から2日間の日程で韓国のユン・ソンニョル大統領が来日するのを前に、警視庁が警備対策会議を開き、期間中は、警戒レベルを引き上げた上で訪問先での警護などを徹底する方針を確認しました。

東京・港区の警視庁新橋庁舎で開かれた会議には幹部などおよそ150人が出席し小島裕史警視総監が「日韓の今後の関係にとって非常に重要なタイミングで来日することになり、不法行為に及んだり妨害行為を企てたりする者が現れる可能性も想定しなければならない」と述べました。
韓国の大統領が来日するのは、大阪で開かれたG20サミット以来、およそ4年ぶりで、警視庁は期間中、警戒レベルを引き上げたうえで、訪問先での警護を徹底するほか、韓国大使館などの関連施設も警備を強化する方針です。
また、都内での交通規制や検問などを検討しているほか、大規模な駅や空港といった「ソフトターゲット」と呼ばれる場所でも警察官を増員して警戒にあたることにしています。
去年、安倍元総理大臣が銃撃された事件以降、要人警護の強化が進むなか、警視庁は、ことし5月に迫ったG7広島サミットの開催も見据え万全の態勢で警備に臨む方針です。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230313/1000090592.html