【ベネチアAFP=時事】「水の都」として知られるイタリア・ベネチアで今週、低潮と雨不足の影響で
運河の水位が低下し、ゴンドラの運行が中止された。(写真は、干上がった伊ベネチアのカナル・グランデのゴンドラ)

 ベネチアは国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されており、運河のゴンドラは観光客の人気を
集めている。そのゴンドラは今、底が露呈した運河にぽつんと置かれたままとなっている。

 ベネチアは高潮が頻発することで知られ、サンマルコ広場もたびたび冠水している。また、低潮の影響を受けることも
あり、観光客だけでなく救急船も足止めされることがある。

 ベネチアの潮位観測センターのアルビゼ・パパ代表は21日、AFPに対し、低潮自体は「全く正常な現象だ」と指摘した。
低潮だけでは運河が干上がることはないが、今年は高気圧の影響で雨が降らなかったという。
 運河は22日にも正常化すると予想されている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕
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