スーパーの店内で働くロボットが脱走、従業員に引き戻される

 アメリカ、ペンシルベニア州のスーパーでは「マーティ(Marty)」という名のロボットが働いている。
 
 背が高くギョロ目がついたマーティは、店内の床にこぼれたものをチェックしたり、在庫切れの商品を探し出す仕事をしており、顧客に人気店員だ。
 ところがある日突然、仕事に嫌気がさしてしまったのか、顧客にクレームをつけられてしまったのか、職場を抜け出し脱走してしまったという。

Marty the Robot Escapes a Grocery Store
・ある日突然、職場から脱走したロボット
 アメリカ東部を中心に展開するスーパーマーケットチェーン「GIANT Food Stores 」では、「マーティ(Marty)」という名のロボット従業員がいる。
 
 ギョロギョロとした目玉をつけた背の高い棒状のマーティは、店内の床にこぼれたものがないかをチェックしたり、在庫切れ商品のスキャンを行ったりして日々業務をこなしている。

 ところが、ペンシルベニア州リーハイバレー地区ヘラータウン にあるGIANT Food Storesで働いていたマーティが、突如店の外に脱走してしまったという。
 マーティが持ち場を離れ、ひとりで(一台で)店の外にでることはこれまでになかったという。
 駐車場でマーティがうろついているのを見た顧客はびっくり仰天。

 自由を満喫していたマーティーだが、スーパーのスタッフが、あわてて彼を店内へと連れ戻しにきたそうだ。
 彼にいったい何があったというのだろう?何か嫌なことでもあったのか?「こんな職場辞めてやる!」と出てっちゃったのだろうか?
 GIANT Food Storesの広報担当者は「マーティは新鮮な外の空気を吸うためにちょうど休憩中だった」と冗談めかした回答を述べたそうだ。
 この動画は話題となり、ネットユーザーらは「決まった仕事だけをするように設計されたロボットでさえ疲れてしまうのだから、職場環境は最悪と言えるだろう」、「マーティは仕事から逃げ出したいと思っている私たち全員の代弁者だ。彼はそれを実行する勇気を持っただけなんだ!!」、「これはロボットだけに起きることではないと断言できる」、「世界中のスーパーマーケットで働く人たちは、マーティの気持ちが理解できるはず」などといったコメントがあがった。
 アメリカのスーパーマーケットでは2018年以降、ロボットの導入が進められているそうだが、人間と違いロボットなら勝手に職場放棄しないという考えはちょっと改めないといけないかもしれないし、そうでもないのかもしれない。

https://youtu.be/LUVBjvLy6A0

https://news.biglobe.ne.jp/trend/0212/kpa_230212_9301089476.html