「ゆりかご」開設15年、熊本市でシンポ 野田聖子議員の講演や慈恵病院長らパネル討論
2023年2月4日 17:54 熊本日日新聞

親が育てられない子どもを匿名でも預かる「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を慈恵病院(熊本市西区)が開設してから15年が経過したことを受け、
熊本日日新聞社は4日、中央区の県民交流館パレアで、シンポジウム「いのちの場所 ゆりかご15年」を開いた。

シンポでは慈恵病院の蓮田健院長が、ゆりかごや独自に導入した「内密出産」について現状を報告。
「匿名性を尊重した仕組みや、その周知が重要。追い詰められた女性による赤ちゃんの遺棄を防ぐセーフティーネットになる」と訴えた。

続いて、元こども政策担当相の野田聖子衆院議員が「こどもまんなか」と題して講演。4月に発足する「こども家庭庁」に触れ、
「『静かな優しい革命』と呼んでいる。これからは子どもの満足度が日本の価値を決めていく」と述べた。

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