午前0時を人類滅亡の瞬間に見立て、それまでの残り時間を象徴的に示す終末時計は「前例のない危険な時代だ」として、これまでで最も短い「残り90秒」に更新されました。

 終末時計はアメリカの科学雑誌が毎年発表しているもので、去年は「午前0時まで残り100秒」としていました。

 24日に新たに発表された「終末時計」は残り90秒と、去年よりも10秒短くなり、これまでで最も人類の滅亡に近付いていると警告しています。

 主な要因は去年2月に始まったウクライナ侵攻で、ロシアが核兵器の使用をほのめかしたことを踏まえ、「紛争が誰の手にも負えなくなる可能性は、依然として高い」と指摘しています。

 そのうえで時計の針を戻すためにアメリカやNATO同盟国の指導者らに対し、「能力を最大限発揮してあらゆる道筋を模索すべきだ」と求めています。

 「終末時計」にはウクライナ侵攻のほか、気候変動の影響や新型コロナの脅威なども反映されています。

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