このところ子どもがひどく扱われるニュースを耳にすることが多い。保育園児が車に置き去りにされて死亡する事件が続いたし、
保育園での虐待や、ベビーカーのバス乗車拒否も話題になった。家族の虐待で幼い子が死んでしまうニュースも後を絶たない。
【映像】動物園でヒグマの囲いに3歳娘を投げ落とす母親
先日、未就学児を持つ友人から電話があった。家族で焼肉屋にいたとき、大きい声ではないが子どもがママ、ママと何回か連呼したところ、
後ろの席の中年男性が聞こえよがしに「うるせぇ」だとか英語で「シャットアップ!」などと言い、ついには子どもに
聞かせたくないような汚い言葉で怒鳴られたそうだ。友人はショックを受けていた。
日本で子育てをしている親は少なからず感じているはずだが、どうやら子どもはこの社会では厄介者扱いのようだ。
騒ぐし泣きわめくし聞き分けがない、いないとどんなにせいせいするか。大人たちの多くがそう思っていると感じられてしまう。
どんな大人も昔は子どもで、ずっと行儀よくしていられたわけはないのに、大人になると子どもに厳しく、冷たい。
保育園が増え、保育料が無償化され、児童手当が拡充されても、日本は非常に子育てがしづらい社会である。
私の別の友人家族は、1年間のカナダのトロント滞在から帰国した。子どもたちは英語もほとんどしゃべれない状態で
現地の小学校に通い始めたのだがすぐになじみ、日本よりも楽しく過ごし、親から帰国日を知らされると泣いて嫌がったそうだ。
なぜなら、カナダのほうが授業も楽しく、遊ぶ所がたくさんあり(公共のバスケットボール場やサッカー場が使い放題)、
どんなに騒いで遊んでも誰にも怒られない。子どもにとっては最高の環境だったからだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4eab0ec31aa5d453cc1653cf905a820c83473aec