沖縄本島中部を中心に塗装工事などを巡るトラブルが相次いでいる。沖縄市の行政相談には16日現在、同市や北中城村で塗装工事を巡るトラブルの相談や苦情が少なくとも31件寄せられている。沖縄署が特定商取引法違反容疑で逮捕した容疑者(55)が関与している工事もあるとみられる。

【業者の逮捕も】民家の外壁工事で違法契約疑い

 沖縄市担当の行政相談委員、島袋正一さんによると2017年ごろから容疑者の塗装工事を巡るトラブルの相談を受けるようになった。工事が止まったのに契約金の返金に応じないケース、着手金を支払った後、連絡が取れなくなった例が多いという。

 容疑者に実家の塗装工事を依頼した40代女性によると、数年前に工事を依頼し、工事代金190万円の約8割を支払ったが着工後に外壁工事を途中で止め、音信不通になった。女性は「契約前は誠実を装っていた。工事が始まると仕事はまともにやらず、返金にも応じない」と怒りをあらわにした。

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