ロシアと軍事同盟を結ぶベラルーシは7日、「テロ攻撃」に対する軍備態勢を見直し、自国の軍隊を移動させると明らかにした。ベラルーシ国営ベルタ通信が伝えた。ウクライナ侵攻で苦戦するロシアを支援するため、ベラルーシの参戦が取り沙汰される中、ウクライナ国境の緊張が高まりそうだ。

 報道によると、ベラルーシは7、8両日に「軍の装備や人員の移動、一部地域での市民の移動制限」などを計画しているという。どの地域が該当するかは明らかにされていない。

 ベラルーシは2月のウクライナ侵攻時に自国領土を侵攻ルートとして提供する形でロシアに協力してきたが、欧米からの制裁などを恐れて自軍派兵など直接関与は避けてきた。

 しかしロシアのショイグ国防相が今月3日にベラルーシを訪れ、同国のフレニン国防相と安全保障に関する協定を改定。具体的な内容は明らかにされておらず、ベラルーシが参戦するとの観測も浮上している。【ベルリン念佛明奈】

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