積雪や厳しい寒さで事故のリスクが高まる冬を迎え、県などが、工事現場での安全管理が適切に行われているか点検して回りました。
この安全点検は、県と建設業者でつくる団体が毎年この時期に行っていて、５日は県犀川砂防事務所の管内の安曇野市やその周辺にある６か所の工事現場で実施されました。
このうち、池田町の地滑り対策工事の現場では、転倒や転落などの事故を防ぐために、安全管理が適切に行われているか現場責任者の説明を聞きながら点検項目を１つ１つチェックしていました。
この現場では、雪が積もると路肩が分かりにくくなるため転落防止の目印としてロープが張られ、のり面の掘削工事が終わると落石を防ぐネットが設置されるなど、対策が適切に講じられていることが確認されました。
長野労働局によりますと、冬の時期は積雪や凍結による転倒や転落、除雪作業中の事故などが発生し、ほかの時期に比べて労働災害が多い傾向にあるということです。
県犀川砂防事務所の荻原茂行砂防課長は、「冬は、滑りやすく、着ぶくれして動きにくいうえ、寒さで体が動かなくなるなど、事故の可能性が高くなる。それぞれの現場で十分注意し、安全に施工してもらいたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20221205/1010024887.html
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