種なしで皮ごと食べられる長野県発の高級ブドウ品種「ナガノパープル」の枝を許可なく他人に販売し
たとして県警須坂署などは21日、県外の男性2人を種苗法違反容疑(育成者権の侵害)で長野地検
に書類送検し、発表した。

2人は、「小遣い稼ぎのつもりでやった」と容疑を認めているという。

書類送検されたのは、川崎市の農業の男性(36)と、大阪府枚方市の派遣社員の男性(27)。2人は知
的財産権(育成者権)を持つ県の許諾を受けることなく、フリーマーケットのアプリを利用して昨年12月
~今年3月にかけて国内に住む計4人にナガノパープルの苗木の元になる穂木(ほぎ)を販売した疑い。

署によると、書類送検された川崎市の農家の男性は、正規ルートで入手したナガノパープルの苗を栽
培し、収穫後に剪定(せんてい)した枝を販売にかけていた。枚方市の男性は自宅の庭で趣味で育て
ていた。販売された枝はいずれも押収されており、海外などに転売された形跡は見られないという。

https://news.livedoor.com/article/detail/23240509/