セレブで奔放な言動から〝ロシアのパリス・ヒルトン〟と呼ばれるタレントでテレビ司会者のクセニア・サプチャク(40)が国外に逃亡した。
複数の欧米メディアが27日、報じている。
ロシア当局が26日、サプチャクを恐喝容疑の名目で家宅捜索した数時間後、ベラルーシ経由でリトアニア行きの飛行機に搭乗し、国外逃亡した。
ロシア当局がモスクワ空港に到着する直前のフライトだった。
自身が創立した独立系オンラインメディア「オストロジュノ・ノーボスチ」で、ウクライナ侵攻についてプーチン大統領の批判を繰り返してきたため、報道規制のために拘束しようとしていたようだ。
サプチャクの父は故アナトリー・サプチャク元サンクトペテルブルク市長。
プーチン氏が政界入りするきっかけとなった人物で、プーチン氏とサプチャク家は長年のつながりがあり、プーチン氏がサプチャクの洗礼式に出席したほどだ。
若いころはセレブでゴージャス、奇抜なファッション、「プレイボーイ」ロシア版のモデルをやったり、リアリティー番組司会者として奔放な発言をしたりして人気者だった。
〝ロシアのパリス・ヒルトン〟〝ロシアで最も有名な芸能人〟と呼ばれたこともある。
同時にサプチャクは反体制派で、長年、プーチン批判を繰り返してきた。
2018年には8人が出馬したロシア大統領選で4位になった。
サプチャクはSNSで「私たちのメディアのコマーシャルディレクターのキリル・スハノフはすでに『脅迫』のために拘留されています。
私自身と私たちのチーム全体は、これをメディアに対するさらなる抑圧と見なしています」と発信している。
自身が創設したメディア幹部の逮捕で危機を感じ、間一髪で国外逃亡したようだ。
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/243155
https://i2-prod.dailystar.co.uk/incoming/article26973312.ece/ALTERNATES/s615b/0_PAY-Ksenia-Sobchak.jpg