やくみつる氏 「ところで→所で」変換しすぎ日本語に違和感「活字慣れていればひらがなと分かるはず」
漫画家のやくみつる氏(63)が6日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー」(月~木曜前8・00)にゲスト出演し、
日本語の用法の変化について私見を語った。
文化庁はこのほど、全国16歳以上の男女を対象にした「国語に関する世論調査」の結果を発表。「ぶっちゃけ」「半端ない」といった
新しい表現が気にならないという人が、約6割に上ることが明らかになった。著名人が使用したり、メディアで発信されたりして、
徐々に一般化したとみられる。

やく氏は「自分で使わないまでも、聞く分には何の違和感もなく入ってきますね」と自身の感覚を明かし、
「ぶっちゃけ、半端ない…半端ないは自分でも使いますしね。見える化も使いますもんね。可視化というと固いですもんね」と、
使われる言葉の変化に理解を示した。

ほかにも「すごい速い」などと使われる例があるとし、「本来は“すごく”ですよね。これって新しい言葉使いなの?って思うほど
一般的なんですよね」と説明した。

やく氏は「このごろネットの書き込みの文章を見ていますと、変換しすぎ。逆にね。たとえば接続詞の“ところで”を“所で”と」と、
例を挙げて違和感を口に。

垣花アナが「“~ない”の“ない”をわざわざ漢字に(して打つ例もある)」と話すと、やく氏は「見えないの“ない”は助動詞“ぬ”ですからね。
形容詞の“無い”ではないので、漢字では本来表記しない」と説明。「何でもかんでも漢字で書いといたら(いい)、
と思ってしまう向きが多いのではないかなと思います」と分析した。

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