塩野義製薬は28日、新型コロナ治療薬として開発中の飲み薬エンシトレルビル フマル酸「S-217622」について、第2/3相臨床試験 Phase 3 partで主要評価項目を達成したと発表した。
軽症/中等症患者を対象に、重症化リスク因子の有無にかかわらず、オミクロン株の特徴的な症状が消失するまでの時間(発症前の状態に戻るまでの時間)をプラセボに対して有意に短縮
オミクロン株流行期に実施した試験で、新型コロナ症状の罹病期間を主要評価項目として、プラセボに対する有意差を示した世界で初めての経口抗ウイルス薬と同社
今回の結果を27日に厚労省と医薬品医療機器総合機構(PMDA)に共有済み、今後の承認審査と審議については両組織との協議を開始
2023年3月期業績予想に与える影響に関しては現時点で未定
今後、状況に応じて精査し、影響を認識した時点で速やかに公表へ
この発表を受け、塩野義薬株は下げ幅を縮小、午前11時21分時点で一時2.3%安
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-28/RIWDNCDWX2PS01