私たち静岡県民は「塩分」を国の目標値より取りすぎているということをご存じか?塩分の取りすぎを防ぐため、県庁の食堂で26日から減塩メニューの提供が始まった。
26日、県庁の食堂でお昼に提供されていたのは「塩豚風のねぎ塩レモンだれ」。
このメニュー、主菜と副菜を合わた塩分を2グラム以内に抑えた「減塩メニュー」。実は、静岡県民は脳血管疾患での年間死亡者数が全国平均を上回っているという健康課題を抱えている。その予防として減塩が求められているのだが…。
2013年の県の調査では、静岡県民は男女ともにすべての世代で、国が定める一日当たりの塩分摂取の上限の目標量を上回っているのだ。そこで、県は2016年から5年で5パーセントの減塩を目指す「減塩55プログラム」を実施。県民に塩分の取りすぎを意識してもらうよう取り組んでいた。
(県 健康増進課 日置 朝子さん)
「自分が普段どのくらい塩をとっているのか振り返ってもらい、減
塩メニューを食べて、減塩でもおいしく食べられるのを知ってほし
い」
今回の取り組みには、「味の素」が協力。提供されるメニューにはすべて「減塩調味料」が使われている。
(松原 大佑 アナウンサー)
「しっかりと豚肉に塩気も感じますし、たれもたっぷりとかかって
いるのでたれの旨味もすごく感じておいしいです」
(注文した人)
「普段から気にしてはいる」
「おいしかった。レモンでさっぱりとしていて、言われなきゃ
減塩とは気づかないと思う」
日替わりの減塩メニューは県庁東館16階の食堂で、30日金曜まで1日30食限定で販売される。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1957c338600e65712db6c8267a7ac2260585218