https://news.yahoo.co.jp/articles/b16af2dfdc387a76300e3c87d1796916fdbae873


北海道旭川市の中学校で2017年7月頃、別室で個別指導を受けていた1年の女子生徒に対し、学校側が複数回にわたってドアの外から南京錠をかけていたことが分かった。保護者から指摘を受け、学校側は「不適切だった」などとして当時の教頭らが謝罪したという。

 市教育委員会によると、女子生徒は入学直後、同じクラスの男子生徒2人にからかわれるなどし、「怖くて学校に行けない」と学校に相談。学校は男子生徒らを指導した上で女子生徒を別室で個別指導することとした。当時、同校で生徒が勝手に他の教室のドアを開ける事案があったため、学校はトラブル回避のため教師が退出して女子生徒が1人でいる際、ドアに外から南京錠をかけたという。

 女子生徒から事情を聞いた高橋英俊市議によると、女子生徒は「承諾なく10回ほど、各1時間ほど施錠された。別の出入り口があったが、外に人がいて自由に行き来できず心理的な監禁状態にあった」と訴えているという。市教委は「学校が本人の了解を得て2、3回、各1、2分程度かけたようだ。別の出入り口もあり、監禁と言えないのではないか」としている。