1. 臨時快速を順次特急格上げへ
今回の2022年JR東日本秋の臨時列車運転では、臨時快速の特急格上げを行う。
これまでJR東日本では185系からE257系への置き換えによりホリデー快速あたみや足利大藤まつりなどの臨時快速列車を順次特急列車に格上げしてきた。
この種別格上げにより、乗車時は運賃のほか530円で済むところ、割高な特急料金を徴収できるようになる。これにもり増収を図りたいようだ。
それでは今回の2022年JR東日本秋の臨時列車運転でどのような臨時快速列車が特急に格上げするのか見ていこう。
2. 谷川岳列車が特急に格上げへ
まずは谷川岳もぐら・谷川岳ループ。485系6両編成やまどり編成からE257系5両編成に置き換わるのに伴い、快速から特急に格上げする。なお全車指定席なのは変わりはない。
こちら特急格上げに伴い、大宮~土合間は運賃のほかに通常期530円の座席指定料金で利用できたが、今回の特急格上げに伴い指定席特急料金最大1,890円(B特急料金101~150キロ相当)が必要となり、1,360円も値上げする。
大宮~土合間でも144.0kmとなりB特急料金の特急列車ならまあ走ってもおかしくはないし、上野~長野原草津口間を走る特急「草津」や上野~水上間の臨時特急「水上」と運転区間や距離が近いことを考えると、特急として運転することにはそこまで違和感はない。むしろこれまで快速として座席指定券530円のみで乗車できた方が乗り得だったのだろう。
https://www.train-times.net/article/jreast2021001