----------
〈この人キラリ〉松林晧爾さん(佐賀市) 絵に専念、毎日スケッチ

 医師と画家の二足のわらじを履いてきた佐賀市の松林晧爾(こうじ)
さん(90)。8月に勤務医を“勇退”し、「絵に専念することができる」
と語る。
 22歳の時、100号の油絵「獅子舞」で二科展に初入選。画歴は長
く、今は亡き画家の坂本繁二郎や山口亮一らとも交流があった。
 広々としたアトリエに次回の二科展に出す描きかけの絵が置かれ、何
十冊とある黒いスケッチブックには油絵のアイデアが詰まっている。毎
日ボールペンでスケッチしているという。油絵は制作年代順にきちんと
並び、画家だった父の絵も保管されている。
 具象では飽き足らなくなって独自の表現を追求しているという。「こ
れからも自分の描きたい絵を追求していきたい」と意欲的だ。
(地域リポーター・上原和恵=佐賀市)
----------
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/912988
https://saga.ismcdn.jp/mwimgs/2/e/1200m/img_2e3a99aafb0cfa3e6b9d85d378d371aa905012.jpg