ある指定暴力団・二次団体の組長は、階上の騒音に悩まされていた。階上には当時、両親と小学校低学年の子供2人の4人家族が住んでいた。その家では週末になる度に
近所の子供たちが大勢集まり、”大運動会”が繰り広げられていたのだ。それはテレビの音すら聞こえなくなるほどの騒音だった。

 子供たちが遊んでいるのだからと我慢すること1時間。だがその日、あまりのうるささに組長は管理人室に電話した。管理人が騒音を確認しに部屋までくると、
「確かに音がします。足音ですかね。上にいって注意してきます」。しばらくすると静かになったが、10分も経たないうちに足音がまた響き始めた。
組長はまた管理人室に電話すると「注意したんですが、言うことを聞かなくて…」。

 その時は「親がいないから騒ぐのか」と思った組長だが、違っていた。親が周りの住人に配慮することなく、子供と一緒に相撲をしたり、踊ったりして
騒いでいたのだ。そのため管理人がいくら注意しても、子供が静かになるわけがなかった。

 そんなことを何度となく繰り返したある日、組長は直接、若い衆に注意に行かせた。出てきたのは30代ぐらいの父親だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a0efa621ec636cc5a87d2b31ba8514afe81ec2f5