Qアノン信者が子供2人を殺害、「トカゲ人間の陰謀論」を主張


南カリフォルニアに住む男が8月11日、メキシコで2人の子供を殺害した罪で起訴された。連邦当局によると、男はQアノンやイルミナティの陰謀論の信奉者で、子供たちが母親から悪魔のDNAを受け継いだと主張し、自身の行いを正当化しているという。

サンタバーバラ在住のマシュー・テイラー・コールマン(40歳)は、メキシコのビーチタウン、ロサリートで生後10カ月の娘と2歳の息子の遺体が発見された後に拘束され、殺人の容疑で起訴された。

FBIによるとコールマンは、週末に子供たちを乗せたバンで、国境の街ティファナの南に位置するロサリートに向かったが、行き先を告げられなかった妻が不審に思い、失踪届を出していた。

コールマンは9日の事情聴取で、スピアフィッシング用の銃で子供たちを殺害したことを自白した。Qアノンやイルミナティの陰謀論を信じる彼は、子どもたちが妻から邪悪なDNAを受け継いでおり、モンスターに成長すると考えていたという。
連邦検事局の広報担当者によると、コールマンは11日にロサンゼルスの連邦裁判所に出頭し、裁判官は保釈金なしでの拘束を命じたという。

コールマンの代理人の公選弁護人はフォーブスのコメント要請に応じていない。コールマンと妻が運営しているとされるサンタバーバラのサーフィンスクールにも複数回にわたり連絡を試みたが、返答は無かった。

悪魔のDNAに関するコールマンの主張は、世界中の権力者たちが人間とトカゲの混血であるとする、奇妙で誤った「トカゲ人間」の陰謀論と結びついている可能性がある。



https://forbesjapan.com/articles/detail/42820/1/1/1