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国内は3店舗に激減したのに「東京チカラめし」が香港で人気なワケ

海外出店をオンラインのみでやり遂げる
 急拡大と大量閉店という両極端を経験した東京チカラめしは21年、日本を飛び出し香港で再起を図った。「以前から海外展開を考えていました。さまざまな条件を鑑みて香港でオープンすることを決めたのです」(海外事業部マネージャー、華康さん)



インドネシアやタイから出店の誘い

 日本と香港、一番の違いは客単価だ。「日本だと500~700円が相場ですが、香港で生活している人は収入が高く食費を節約しない傾向があるので900円以上が当たり前です」(華さん)。客単価の差はメニュー選びにも大きく表れている。

 「日本だと単品の牛丼が基本で、そこにみそ汁を付けるか大盛にするかといった注文が多いです。一方、香港は単品の注文はほぼなく温泉卵、餃子、飲み物などとセットで注文するのが一般的です」(華さん)。客単価が上がったため、売り上げも当初の予想を大きく上回り、倍近くで推移しているという。

 順調に香港国内での知名度を上げている東京チカラめし。今後の香港国内の展開について聞くと、意外な答えが返ってきた。「香港国内の3店舗は、今後の海外展開を見据えたテストの意味合いも持っています。それぞれ商圏やタイプが違う場所に出店しているのはそのためです」(華さん)。香港の面積は狭いので、店舗数を増やしすぎると自分の首を絞めることになる。「もちろん、4号店、5号店の構想はありますが、一気に香港内で何十店舗も出店することは『ない』と思います」(華さん)

 現在、インドネシアやタイなど複数の国から出店の問い合わせがきているのだとか。香港を足がかかりに東南アジア全体、ゆくゆくは中国での出店を目指しているそうだ。

https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/23a05bce6301441289e8efd3ea5df979b46fc191&preview=auto