アメリカで、死んだブタの臓器が数時間後に部分的に蘇生したとして、今後医学に変革をもたらす可能性があると期待されている。
この研究を行ったのは、イェール大学の研究者らだ。
そもそも心臓が停止すると、体では酸素と生存に必要な栄養素が欠乏する。その結果、臓器は膨張して、血管は崩壊、体内臓器の構成要素である細胞が死に始める。
この細胞死は急速に進行し、永久に続くと考えられていたが、イェール大学の研究者は死後1時間のブタで、ダメージを受けた細胞の一部の機能を元に戻すことに成功したという。
イェール大学のネナド・セスタン教授は、次のように述べている。
「我々は、死んだはずの複数の重要な臓器にまたがる細胞のいくつかの機能を回復させることができます。これらの細胞は、機能しなくなるはずの数時間後に機能していたのです」
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