毎日新聞ヘリ、飛行中に操縦席の窓落下…始球式用のボール落とすため長崎に向かう途中

 毎日新聞西部本社は22日、同社ヘリコプターが同日午後4時27分頃に福岡県みやま市高田町付近の上空を飛行中、操縦席側のアクリル製の窓1枚が外れ、落下したと発表した。同日午後8時現在、窓は見つかっておらず、被害は確認されていないとしている。

 発表によると、ヘリは1999年に導入。窓は台形で上辺31センチ、下辺47センチ、高さ24センチ、重さ約380グラム。スライド式で、レール部分の劣化が原因とみられるという。中学生の野球大会開会式で始球式用のボールを落とすため、北九州空港から長崎県島原市に向かっていた。窓の落下地点は田んぼで、目視して被害がないと判断し、そのまま向かったという。

 同社は同日、国土交通省北九州空港事務所と福岡県警に事案を報告した。同社代表室は「ご迷惑をおかけし、おわび申し上げます。今後、ヘリコプターの点検を徹底し、安全運航に努めます」とコメントした。

https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0722/ym_220722_9265930983.html