CNN) 米南部テキサス州の共和党が先週末に開いた州大会で、バイデン大統領を2020年大統領選の勝者と
認めない決議を採択していたことがわかった。トランプ前大統領が唱える選挙関連の偽の主張に沿う同州共和党の
姿勢がさらに鮮明になった。

決議文には「我々は2020年大統領選の認証された結果を拒絶する」と記され、バイデン氏が米国民から正当に
選ばれた人物ではないとの立場が明示された。18日にヒューストンでの発声投票で採択されたこの決議文には、
共和党員に今年11月の中間選挙の完全性確保や投票参加を呼び掛ける文言も含まれている。

採択前には、決議文を起草した綱領委員会のメンバーの1人が、昨年1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件に
関連する修正を提案。このメンバーは「刑事訴追された人々の権利が侵害されている」と主張し、
議事堂での出来事が反乱に当たるとの「説明」を拒絶すると述べた。参加者からは拍手が起きたが、
委員長が修正を不適切として検討しないと述べた。

綱領には、同性愛を「異常なライフスタイルの選択」と呼び、「トランスジェンダーの性自認を正当化する
あらゆる取り組み」に反対するとの項目も含まれている。
https://www.cnn.co.jp/usa/35189230.html