海上保安庁によりますと、北海道の知床半島沖で観光船が沈没した事故で、水深およそ120メートルの海底から、船体を海面の下20メートル程度の海中までつり上げる作業が完了したということです。

このあと、複数か所をロープで固定し、海中につられた状態のまま、北海道斜里町沖まで移動させる見通しです。

■水面下に観光船の船体

午後3時すぎ、つり上げ作業が完了した現場海域で、作業船のそばの水面下に観光船の白い船体が見えました。

船をロープで固定する作業のため、一時的に海面近くまで船体をつり上げたことで、うっすらと姿を現した形です。

このあと水深20メートルの海中まで船体を降ろし、この状態のまま斜里町沖まで移動させる見通しです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220523/k10013639171000.html