山口県阿武町が給付金4630万円を誤って振り込み、回収できなくなった事件で、町のホームページへの接続が
殺到し、つながりにくい状態が続いている。

町の電話には苦情が相次ぎ、業務に支障が出てきている。

町によると、同町福田下、無職田口翔容疑者(24)(電子計算機使用詐欺容疑で逮捕)を相手取り、町が全額返還
を求めて山口地裁萩支部に提訴した今月12日以降、電話が急激に増えた。開庁時間の午前8持半頃から宿直対
応の夜間まで、連日、代表電話がつながりにくいという。

ほとんどが匿名で「役場の対応がまずい」「町の公金を使ったとしたら許せない」といった内容。長時間にわたって
持論を語ったり、職員に謝罪を求めたりする例もあるという。

町のフェイスブックには「(誤送金した)職員の責任はどうするのか」「振り込みミスがなければ彼の人生を狂わすこ
ともなかった」といった書き込みが多く寄せられた。町のホームページも、つながりにくい状態が続いている。

花田憲彦町長は19日の記者会見で「職員は対応に疲弊しているが、耐えなくてはならない」と話した。

https://news.livedoor.com/article/detail/22197531/