米中西部ミシガン州にあるミシガン大は19日、同大の男性スポーツ医(2008年死去)から性的暴行を受けたと
訴えた卒業生ら約1050人に対し、総額4億9千万ドル(約560億円)を支払うことで和解したと発表した。今後も
被害調査を続けるとしている。

米国では昨年3月、西部カリフォルニア州の南カリフォルニア大が同大の医師による性的虐待の被害者700人超に
累計約11億ドルを支払うことで和解するなど、大学を舞台にした性的暴行が相次いで発覚している。

AP通信によると、ミシガン大の被害者の大半は男性で、健康診断などの際に性的暴行を受けたという。スポーツ医は
1966〜2003年に同大に在籍し、医療部門の責任者やアメリカンフットボールなど複数のスポーツチームの
顧問医を務めた。(共同)
https://www.sankei.com/article/20220120-FZ6AODQ4VFLZZDBTWWFSWGEPVY/