新型コロナウイルスワクチンの3回目接種をするとオミクロン株の抗体を持つ人が大幅に増えるとする研究成果を、神戸大学などの研究チームが国内で初めて発表しました。

 兵庫県と神戸大学の研究チームが神戸大学の医師65人を対象に調査を行いました。ワクチンを3回接種した場合、オミクロン株に対する中和抗体を持つ人の割合が2回目接種の6か月後では5%だったのに対して、3回目接種後1か月以内では100%と大幅に増えたということです。

 (神戸大学 森康子教授)
 「3回目のワクチン接種をすることによって、これだけ中和抗体が上がるというのは、そこまで想像ができなかった。30個以上の変異があるウイルスさえも抑えることができる。(3回目接種は)次に来る変異に対しても効果があるのではないかと考えております」

 3回目接種がオミクロン株に有効だとする研究成果の発表は国内では初めてです。

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20220118/GE00042036.shtml