アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビの工業地帯や国際空港で17日、火災や爆発が相次いで発生し、
インド人2人とパキスタン人1人の計3人が死亡、6人が負傷した。
【図解】イエメンとUAE
国営通信が伝えた。警察当局は「火災は両方の現場に落ちていたドローン(無人機)とみられる小型機によって引き起こされた」としており、
何者かの攻撃を受けた可能性が高い。
ロイター通信によると、アブダビ国営石油会社(ADNOC)の石油貯蔵施設近くで、タンクローリー3台が爆発したほか、
アブダビ国際空港の建設現場で火災が起きた。現地からの映像では、現場周辺には濃い黒煙が立ち上り、一時騒然となった。
警察は「いずれも大規模な被害には至らなかった」と説明したが、詳細な調査に着手した。
イエメンの武装組織フーシ派の報道官は17日、「UAEの深部に対する軍事作戦の詳細を間もなく発表する」と述べ、攻撃を行ったと主張。
ドローン20機と弾道ミサイル10発による攻撃だったとの情報もある。
UAEは隣国サウジアラビアなどと共にイエメン内戦に介入し、イランの支援を受けるフーシ派と対立。
同報道官は「UAEは最近、部隊や兵器を送るなどイエメン侵略を激化させている」と批判した。
UAE首都に無人機攻撃か イエメン武装組織が主張、3人死亡
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f1a3f3ddd6ac591b23beb036c6e7aa3f75277fb